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【ラムヤイの体験レポ】SPA1930

憧れ一軒家スパでセラピスト2人による指の使い分けが絶妙なフォーハンドマッサージを体験してきました(ラムヤイ)

サワッディカー!タイのフルーツ大好き、ラムヤイです。
慢性的な肩凝りやむくみに悩まされ早数年、バンコクに住み始めてからは冷房と外気温の差で冷え性も併発しているという、トラブル続きのラムヤイ。いつもは即効性を期待して、激痛足ツボマッサージのお世話になっています。本音を言えば、贅沢なスパでのんびりと過ごして心身ともにリラックスしたいんだけど・・・今回はそんな希望を叶えてくれそうな、とっておきの一軒家スパへお邪魔しました。
●隠れ家のようなスパへ
BTSチットロム駅から徒歩わずか5分。1930年に建築された古い民家をそのまま利用しているというスパ1930が今回ご紹介するお店です。まずは入口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。まるでタイ人のお宅にお邪魔している気分です。
●さっそくお邪魔します
隣の部屋に移動すると冷たいお茶とおしぼりを出して頂きました。一息ついたところでセラピストとメニューを相談。今回はスパ1930の人気メニューでもある「1930 4 Hands Massage」を受けることに決定。
●まずはオイル選び
早速オイルを選びます。オイルは写真の左からリラクシング、リフレッシング、リバランシングと名付けらています。各オイルはラベンダーを基調として、リラクシングにはベルガモット、リフレッシングにはレモングラス、リバランシングにはライムがそれぞれ配合されています。よりゆったりとした気分を味わいたい、とにかくスッキリしたいなど、自分の希望を伝えれば、それに見合ったオイルをセラピストが選んでくれますが、今回は直感でリバランシングを選びました。
●こちらで着替えを
トリートメントルームのある2階へ移動します。こちらが着替えのお部屋。バスローブとディスポーザブルショーツに履き換え、いよいよマッサージ開始。
●4ハンドマッサージの開始
まずは仰向けになり、足を温かいタオルで丁寧に拭いてもらいます。この段階ではオイルは塗らずに足裏からひざ下まで、心地よい痛みを伴うツボ押しです。
●脚の裏側全体を
そしてオイルが手に取られると、足首から太ももの付け根までを4つの手のひらが一気に駆け上がってきました。こういう場合、セラピストの動きが合わないと妙に気持ちが悪いものですが、そういった心配も一切ありません。左右の脚が同時にオイルに包まれていくのが分かります。
●ひざ下だけを
次はひざ下への集中マッサージ。先ほどのツボ押しもかなり良かったのですが、オイルが加わって良さが倍増。しかも左右同時ということは4倍の気持ち良さ?!なんてことをぼんやりとした頭で考えていました。
指を折り曲げ、第二関節が脛の左右を捉える動きはまさにイタ気持ちいいといったところ。
●太ももへの優しいマッサージ
続いて太ももへ。今度は手の平全体を使ったソフトタッチのマッサージです。ここではツボへの指圧というよりも皮膚へのオイルの浸透を目的として何度も同じ動きが繰り返されます。セラピストの方と1対1で向き合っていると、妙に意識をしてしまったり、家でのマッサージにも取り入れたくてその動きを盗もうと意識を持たせる場合も多いラムヤイですが、今回はこの時点で潔く諦めました!もちろん、左右で同じ動きだから覚える順序は一つなのですが、それよりもあまりの気持ちよさに意識が遠のいてしまったことをここにご報告します。
●意外と凝っている腕
お次は腕のマッサージ。普段から重いものを持ったり色々と動かしたりしている腕。疲れというと、つい肩や足にばかり注目してしまいがちですが、マッサージをされて、腕も本当はかなり凝っているというのが分かりました。オイルを塗られた肩口から指の1本1本までが丁寧に揉みほぐされていきます。特にベッドの上に肘を立てているとき、適度な力で反り返されると、筋がちゃんと引っ張られているのが分かります。
●お腹と顔のマッサージ
ここで初めて、2人のセラピストの動きが別々になります。
1人はお腹、もう1人が顔のマッサージです。
まずはお腹から。少し強めに押されながらも腸の向きに沿ったマッサージを受けると、今にもグルグルと動き出しそうな感じがしました。その中で1ヵ所だけ少し痛いなと思った所があったので理由を伺ってみたら、老廃物が溜まっているとのこと(ビロウなお話、失礼致しました)。動きを良くして体の中からすっきりしちゃいましょう、ということでそのまま身を委ねることに。
それと同時に行われている顔面マッサージ。口元から頬、目元までをリンパに沿った動きで持ち上げてくれます。もちろん、その指先が途中でツボをしっかりと刺激することも忘れません。普段あまり意識をしない耳のマッサージを受け、髪の毛も根元から引っ張り上げるようにして、毛根を刺激してくれます。
そして最後には両腕を持って上半身を引っ張ります。背筋がまっすぐになるのと同時に、体中の血液がドッと勢いよく巡ったのが分かりました。
●脚の裏側へ
つづいてはうつ伏せになって、体の裏側のマッサージです。
手の平を使う時にはあくまで柔らかく、親指ではしっかりと押されながら足の裏を丁寧に揉みほぐされていきます。その後のくるぶしを掴んでのマッサージは少し驚きました。これまで見落としがちだった部分をしっかりと刺激され、自分の中で新たなツボを発見。
最初に行われた脚の表側のマッサージと同様、裏側でもふくらはぎから太ももまで一気に
押し上げるように4本の手が滑っていきます。何度も書いてしまいますが、指の使い分けが本当に絶妙です。親指ではツボをピンポイントで刺激し、手の平で優しくタッチされたあとは、指の関節を使ってのイタ気持ちいいマッサージ。そしてそのどれもが「あと少し右なんだけど・・・」という要望とは無縁で、的確に捉えていきます。
●背中に乗られて、全力のマッサージ
背中のマッサージでは、背中の上部と下部を手の平が滑っていきます。その後は左右に別れて、腰から肩までのマッサージ。実は腰痛持ちのラムヤイですが、セラピストの方には特には伝えずにいました。しかし体の不調はすぐに見抜いてしまうようで、いつも痛くて悩んでいる部分を強弱をつけながら押されると思わず、「うぅっ、そこ」とオジサンのような声が漏れてしまいました。もちろん、事前に重点的にマッサージをしてもらいたい部分を伝えることは可能なので、遠慮なくリクエストをしてほしいとのことでした。
そして再び、背中と腕とに動きが別れます。
この時はセラピストがベッドに上り、全身の力をこめてのマッサージです。
首から肩、腰まで、あの細い体のどこにそんなパワーがあるのと驚いてしまうくらいの
力での指圧が続きます。
腕は肩の付け根から指先まで、余すところなく、休むことなく揉まれていきます。
●余分なオイルを落とします
最後に全身にタオルを掛けられ、表面に残った余分なオイルをふき取ってくれます。
こちらのスパではトリートメント後、4時間はシャワーを浴びないようにと言われますので、ベタつきが苦手な方にもこのタオルドライは良いサービスだと感じました。
●肩から首のマッサージ
そして起き上がったら首の付け根から肩、背中へのマッサージです。ここでもその強弱の付け方に感動し、ライムの香りに包まれながらスッキリとした気分で1時間にわたるマッサージが終了しました。
いかがでしたか?
最後にジンジャーの温かいお茶とフルーツを頂いてスパ1930を後にしましたが、このあとしばらく全身の血の巡りがよくなったことを実感し、素足で冷えやすい足の指先もいつまでもポカポカしていました。そして何と言っても、当日の夜にシャワーを浴びた時の肌の感触。水分もハリも失われつつあったこの体になめらかさ、みずみずしさと言った懐かしい(!)手触りが戻ってきました。以上、ラムヤイがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2008-11-24

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