チュラロンコン大学卒業式潜入レポ

名門チュラロンコン大学の卒業式に行ってまいりました~

サワッディーカー!バンコクナビです。
日本では、卒業式と言えば4月と相場が決まっていますよね。一方タイの大学は、一応4月にカリキュラムが終了するものの、王室の関係者から直々に卒業証書が授与されるため、大学によって卒業式のスケジュールが一定ではありません。
今日7月14日は、我がバンコクナビきっての頭脳派新入社員ガン君の卒業式。
ガン君の母校である、タイが誇る名門チュラロンコン大学の卒業式に行って来ました。
☆ 夜明け前
当日の朝は早く、現在時刻は夜明け前、朝の5時です。ナビも眠い目をこすりつつ、チュラロンコーン大学へ。大学の正門前では、卒業生に贈る花を売るお店が、開店の準備を始めています。
 ☆ プレゼント選び
ナビも、ガン君へプレゼントする花を選びます。『新しい未来を自分の色で彩って欲しい』という願いを込めて、白いバラに白い包装紙で作ってもらうことにしました。仕上げに、爽やかさを演出する水滴を吹き付けるのも忘れません。ようやく日も昇り、卒業生が続々と到着です。
☆ ファンシーな花束
タイ人はファンシーなものが大好き。プレゼント用の花束にもその傾向がこれでもかというほど表れていて、ぬいぐるみやハート多用のファンシーなものばかり。太陽の下で見ると、そのファンシーさに拍車が掛かって、もう眩しいのなんのって。でも、大学帽をかぶったアカデミックなドラえもんはかわいいかも!
☆ おめでとう!
ガン君はどこだ?あ、いたいた!「おめでとう!これオフィスのみんなからだよ」と花束を渡します。ガン君は、「コープクンカップ(ありがとう)」と、いつも通りのシャイな笑顔で受け取ってくれました。ガン君はお母さんとお姉さんと一緒に記念撮影。みんな、誇らしげないい表情です。
☆ 正装『チュットクルイ』
制服の上に、『チュットクルイ』と言われる、卒業式専用の衣装を羽織るのが、卒業式での正装。これ、メッシュ素材なところに、南国タイをひしひしと感じます。このチュットクルイは、大学ごとに色が違っていて、純白を使うのが許されているのは、チュラロンコーン大学だけ。タイナンバー1の特権です。それにしてもこのいでたち、180センチの長身の彼にとてもよく似合っています。ガン君の晴れ姿に拍手!ぱちぱちぱち!記念撮影をして、式までの時間を過ごします。
☆ 写真が命
まだまだ大学卒業率の低いタイでは、卒業式は人生のうちでトップクラスの晴れ舞台、この日に撮った写真は、家の居間に大切に飾られます。女の子は、写真写りのみを考慮した濃ゆ~い化粧をほどこして360度どこから撮られてもOK!と、気合十分で式に臨んでいます。男の子だって負けじとポーズ。専属のカメラマンを従えた姿も、珍しくはありません。
☆ 『ブーム』
卒業式では、下級生も大きな役割を果たします。これは、卒業式名物、『ブーム』と呼ばれる、下級生が卒業生に向かって大声ではなむけの言葉を贈る儀式です。「○○先輩は可愛い!」「○○先輩はお金持ち!」「○○先輩は幸せになれ~!!」と、のべつ幕無しに絶叫に近い大声でひたすら褒めまくるのは、横で聞いているとかなり面白い!最後は先輩から下級生へ、20バーツ程度のおひねり(?)が渡され、下級生はまた他の先輩へ贈るお花の資金を得られるというわけです。
あぁ!式に遅れそう!急げ急げ~!左端の女の子なんて、靴を脱いでの本気ダッシュです。
7時30分、卒業生たちは行列は式が行われる会場へと消えて行きました。式では、シリトン女王様より卒業証書が授与されます。外には、椅子を並べた特設会場が設けられていました。

式の後は、記念撮影の再開、祝宴と、ガン君の長い一日は夜遅くまで続きます。ガンくん、今日は本当におめでとう!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-07-18

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