旅行情報掲示板

地元の方が驚く、大洪水のアユタヤーから10月8日夕方帰って（脱出？）きました。

今朝起き来てみると、アユタヤー旧市街地から高速道路に向かう道が、
完全に水没し、陸路でバンコクに帰ることが出来なくなっていました。

ホテルスタッフが駅に確認電話をしてもらうと、バンコク行きの
臨時避難列車が運行されるとの情報が有り、朝食もソコソコに
ホテルスタッフが運転するバイクの後部座席にしがみつき、
アユタヤー駅に向かいました。

駅前でバイクを降り、水たまりの中を進むと、どこから泳いで来たのか
魚の姿がありました。
午前9時前に到着し、駅構内に進むと、駅構内、プラットフォーム、
線路上に避難してきた方があふれかえり、誰が列車を待っているのか、
そうでないのか全く区別が付かない状況です。

幸運にも英語が通じる駅スタッフの方がおられ、確認すると、13時に
特別避難列車が運行する、但し、運賃は未定との回答をもらい安堵し
特別に駅長室で待機させてもらいました。
暫くすると、英国からカップルで旅行に来ていた方が入ってこられ、
お話を伺うと、世界遺産地区に近い宿に宿泊していて、昨日は全く
無かった水が、今朝になって膝下まで水が来ており、警察・軍隊の
協力を得てようやく駅まで辿り付いた。
島内に住んでいる人たちは、警察・軍隊の助けを借りて避難
を開始したと教えてくれました。

私も昨日お昼前に世界遺産地区に入りましたが、道路上に
あふれた水はどこにも無く、H○Sさんのバンコク支店ブログ
に掲載されていた10月7日付の写真は、それまでに降った雨
がたまっていたものでは？と思います。

話がそれてしまいましたが、避難列車は30分ほど遅れて到着、
出発も遅れ、13時30分のアユタヤー駅を出発しました。
駅員さん話では、今日のこの列車が最終列車で、次はいつになるか
分からないと言っていました。
運賃は、外国人15B,地元の方は無料、詳しい理由は不明ですが…

出発後暫くすると、一面“池”の様な風景になり、いつの間にか、線路が
完全に水没しており、水飛沫をあげながら走る列車を見たのはこれが
最初で最後になる事を祈りながら乗車していました。
このような状況が、次の駅“バンプリー”まで続きます。
そこから先は、水に浸かっている地区もありますが、アユタヤー程では
無く、気が付くと列車は旧国際空港の横を走行していました。

バンコク駅には15時30分に到着、列車を降りた途端、疲れがどっと出てき、
我慢していたトイレに直行！（利用料金2B）アパートへの帰路につきました。

アユタヤーより北部地方は完全に水没しており、こちらのニュースでは
国土の4分の３が水没し、未確認情報として270名以上の方が亡くなられた
と記載されています。
バンコクも来週10日から満ち潮も加わり、洪水の可能性が出てきています。
タイをご旅行される方は、十分に情報を確認され、安全なご旅行を
されます事、お祈りしています。