ダンサーイでどうにか時間をつぶし、昼のソンテウ(トラックバス)で再びナーヘオにやってきた。
ナーヘオは街道沿いにいくつかの村落が連なっていて、バーンナーヘオ(ナーヘオ村)がとくに町というわけではない。村にナーヘオ郡の官公庁が置かれているだけだ。
降車場所近くの宿に荷物を置いて散歩。
宿のお母さんが言うのに、ナーヘオにはトゥクトゥクもモトサイもないと。近くの村までの足がない。
村の人が通りかかった一台の車を停めて話してくれた。
車に乗せてもらってバンナープンのワットポーチャイを再訪する。
ワットポーチャイという寺院はいくつもあるので、バンナープン(ナープン村)のワットポーチャイと言わないと話が通じない。
昨秋訪れたときは、ダンサーイからバイクに乗せてもらったのだ。
この寺院は予想したよりナーヘオから距離があり、バンナープンまでたぶん6kmほどだろう。歩いては来れない。
写真は本堂外壁の壁画。正直なところ、技巧はないが、絵柄が描かれた時代を想像させる。
とりあえず、この寺で一番の見どころ、ホーパピードツクを撮っておこう。
六本足の高いこの建物は経蔵で、450年ほど前に建てられたものらしい。
本堂内はほの暗く、実際は写真で見るほどは明瞭ではない。最新のデジタルカメラの偉力で本尊背後の壁画もよく撮れている。
わたしをこの寺院まで乗せてきた人たちは寺の境内で待っていて、ふたたび宿の近くまで送ってくれたのだった。