ブーン トン キアット カオマンガイ ハイラム

BOON TONG KIAT HAINANESE CHICKEN RICEบุญตงเกียรติ ข้าวมันไก่ไหหลำ

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タイの定番ご飯、カオマンガイ。トンローの”シンガポールチキンライス”で 定番の美味しさプラスα健康で新しい!に出会っちゃおう!

サワディーカー。バンコクナビです。
タイ料理、とりわけ庶民的な料理が好きなナビ。バンコクの美味しいタイ料理屋さんを見つけ出すのが至上の喜びです。さてさて、心を躍らせていたら、お腹がすきました。こんな年中無休で、腹ペコのナビにピッタリの、年中無休のカオマンガイ屋さんを今回はご紹介!そんなわけで、トンロー地区のスクンビット55にあるその名は『ブーン トン キアット カオマンガイ ハイラム』へと足を運んでまいりました。
バンコクで食べられるシンガポールチキンライス
カオマンガイ屋『ブーン トン キアット』があるのは、バンコクスクンビット55バン路地、通称ソイトンローの16番路地近く。マッサージ屋さんと「美味しんぼ」という看板の間にあります。。赤と黄色の文字の目立つ文字で『新加坡海南鶏飯』と記される入り口に、堂々とつるされるダックが目印。
BTSのトンロー駅、3番出口より、モータサイ、タクシー、バスともに、初乗り価格で到着の距離。歩きだすと、20分くらいなので腹ごなしにちょうど良い?!距離ともいえるでしょうか。ただし、周辺はバンコク名物の道路工事がいたるところで行われているので、目印の変化や足元の安全にはどうぞ十分にご注意ください。ともかくも、トンローでお買い物をした後に、ちょっと足を伸ばしていってみてはいかがでしょうか?

美味しい、健康、新しい!はトンローにあり!
トンローといえば日本人おなじみのお店も目白押し。しかし、あえてナビが今回、ここのカオマンガイをお勧めするわけは、以下三つ。おいしい。健康。新しい!
それもそのはず、こちらのお店は、実はシンガポールチキンライスとの別名を持つカオマンガイ屋さん。つまりは、タイのカオマンガイとういうよりも、よりシンガポール、マレーシア、中華料理の影響を受けた、オリジナルミックススタイルなのです。そのため、食材もタイ料理よりもさらに幅広く、ソースのバリエーションも豊富。
さらには、漢方なども取り入れ健康志向の方にもグッド。そして、ナビの他にもここに注目するメディアがやはりいました!店内には、中国語で記された雑誌への記載ページ切抜きが、ペタペタと飾ってあります。タイフード初心者のあなたにも、タイフードエキスパートのあなたにだってきっと、おいしい、健康、新しい!の発見がここに在るはず。
屋台でもなく、レストランでもない、心地よさ
さて、早速ダックのつるされた、ガラス張りの横を通ってお店に入ってみれば、程よい扇風機の風がスパイシーで食欲をそそる香りを運びます。そんな、店内はアットホームな雰囲気でありながら、きれいに磨かれた白タイル張りが清潔な心地よいつくり。ローカルタイフードに挑戦したいけれど、屋台ではちょっと衛生面が不安…という人にはちょうど良い始めの一歩の機会になるのではないでしょうか。見渡せばタイ人の客層も、まばらながらおしゃれな女性のグループから、じっくりと話し込むお年寄り、駆け込みの一皿を平らげては去るビジネスマン風まで様々なニーズにフィットしている模様。席はそれぞれ4席~5席が9テーブル。ゆったりと配置されているので、ご家族やグループでも大丈夫☆

カオマンガイ 65バーツ

さて、さっそく名物『カオマンガイ』。日本人で、このメニューを嫌いな人は、ほとんどいないという噂。皆さん、好きですか?カオマンガイ♪訳して、ゆで鶏ご飯。
タイ料理でガイ(鶏)のおいしさを再確認する人は少なくないはず、そんな中、原点がこれ!と言って、うなずく人も多いのではないでしょうか?初めての人は、チキンライスとは思ってなかれ!ふっくらやわらかく茹であがったさっぱりの鶏肉に、うまみが染みこんだツヤツヤ鶏油ご飯と、ピリッとしたソースの一体感は絶妙なものです。そんなカオマンガイの中でも、他とは明らかに違うのがここのシンガポールチキンライスとも呼ばれるカオマンガイ。何せ、新しいのです。まず、ご飯がこんもりと丸く盛られて、その隣に鶏とおなじみのきゅうりが数枚、具入りのスープが運ばれてきます。通常の鶏肉の下に敷き詰められたご飯スタイルよりも、洗練されているといっていいでしょう。そして、鶏肉の下には、もやしがお目見え。心にくい演出です。さらに、運ばれてくるソースは、色違いで3種です。それぞれ、ショウガ、シンガポール、タイとセットになっています。
カオマンガイに隠された健康と美味しさのわけは…
このカオマンガイ一皿、65バーツを高いと見るか安いと見るかは、一口食べてから、判定を下していただきたい。そうです。ではパクリ。まず、ご飯は油っぽくなくも奥深い味わい。実は9種類の漢方と鶏ガラスープで炊き上げたまさにオリジナル。ガイ(鶏)はやわらかく、皮と肉の分量が適量で、柔らかいお肉とご飯の間にシャキシャキとした食感のもやしがこれまた、次の一口を誘います。決め手は、3種のソース。カオマンガイはおいしいけど、一皿は味に飽きてくるとはもう言わせません。といったメッセージすら感じます。タイソースはおなじみの甘辛味。シンガポールは見た目よりも、サラリとしてさわやかな風味。ショウガは消化を助け、口のなかをさっぱりとさせる乙なセレクションです。付け合せのスープは、のりの入った中華風とも韓国風とも、日本風とも言える味わい。どことなく、ほっとしてしまう日本人ナビでありました。

カオナーペット 79バーツ

さてさて、おいしい、健康、新しい!の発見はまだまだ続きます。次なるメニューは、
『カオナーペット』(Roasted Duck Rice)白いご飯がこんもり丸く盛られ、そこに、熟成された、アヒルの燻製の薄切りが添えられた一品です。日本では高価なダックもタイでは食堂で食せるお手軽食材。味のほうは、お手軽といっても、あなどるなかれといった具合にダックの香ばしさとソースの深い味わいがベストコンビなお子様にもオススメの辛くないお味。

カオムーデン 69バーツ

こちらは、『カオムーデン』(Roasted Pork Rice)。白いご飯と燻製された豚チャーシュー薄切りの、ややさっぱり目の一皿。しかしながら、ソースの味わいが深く、甘い味噌にたっぷりと八角の風味が染みいり癖になる味。豚と八角の組み合わせはまさに、本格派中華風味。タイの食文化の柔軟なあり方を思い知らされるワンプレート、見事な融合です。こちらの味は、日本人の中でも好き嫌いが分かれるという噂を耳にしたナビでありますが、お勧めしたい食べ方は、ちょっと小腹が減った時のご飯ものとして別の付け合わせと共にいかがでしょうか?意外と、するっと一皿いけちゃいます。
ご飯はおいしいのはいいけれど、もうちょっとバリエーションが欲しい!やはり、まだちょっと、足りなくて・・・。そんな言葉も聞き逃してはいないのが、このお店。数ある付けメニューの中からオススメ単品メニューを2つご紹介いたします。

★ ソムタムシンガポール 99バーツ
その名を聞いて、タイの有名サラダ、ソムタムを想像した方どこですか?はい、ナビも運ばれた一品を見て「あれ?」と思いました。はい、この炒め物が、ソムタムシンガポールです。ごろごろと具沢山に転がるのは、青りんご、きゅうり、もやし、空芯菜、くず芋、乾き豆腐、そしてパイナップル、トッピングはたっぷりの白ゴマで、えびの頭部の油を使ったマレーシアのソースを調味料に使った甘くてマイルドな、トロピカル野菜炒め。こちら、実は、裏メニュー!まだ、メニューには載っていない知る人ぞ知る一品です。日本人の7人に1人が、嫌いな食べ物に酢豚のパイナップルを上げるという統計が出ています。(ナビのご近所調べ)実は、何でも食べるナビもその一人。しかし、この特別メニューはさすがに、違いました!ふ菓子のような食感の乾き豆腐に程よくしみる辛味ソースと、野菜や果物から出る自然の甘みが、口の中に広がります。スプーンに載る具の組み合わせによって味も変わり、食事の席に華が咲きそうなトロピカルメニューでもあります。一皿にたっぷり入っているので、シェア向きの料理です。3人以上で行ったときは、是非、お試しあれ!
★ パッドヨッドマラ(Pad Yod Mara) 99バーツ
味比べをするのなら、ここは、一つスタンダードメニューを注文!という、人も多いはず。そんな時も、ここ『ブーン トン キアット』は良い意味で期待を裏切ってくれます。アジア屋台料理おなじみの、空芯菜の炒め物は、99バーツ。
さて、熱々でやってきたのは、見た目は普通の炒め物。しかし、何か食感が新しいのです。なにか、フキのような歯ごたえとうまみをかみしめながら、辛さの中和にご飯を一口。ああ、うまい。醤油の味にちかい、甜醤油の味付けとご飯の組み合わせは日本人の心をぎゅっとつかみます。しかしやはり気になる、新しい食感。実は、これ、ひょうたんのつると空芯菜のミックスでした。食物繊維が豊富に取れそうで、これまた、おいしい、健康、新しい!
味付けは、激辛ならずも、日本人には辛めなので苦手な人は、事前に「マイアオペッ(辛くしないで」と、一言添えて!

笑顔のオーナー
ナビが元気にもりもり、おいしくご飯を頂いている間、終始笑顔で見守ってたオーナーは、BOONHOOMさん。色白でやさしい笑顔で、シンガポールスタイルの看板を守り続け早7年。店も新店舗に移転して間もないながら、益々、軌道にのっている模様。その様子は、メニューを開けば一目瞭然。カラー写真入りでわかりやすいメニューを揃え、表記は、タイ語、中国語、英語と困る心配もないわけです。ドリンクは、水からジュース、ビールと一通り揃っています。一杯飲みつつ、おつまみを、つまみつつ長居をして案外困るのが、ホーンナム、そう、お手洗い。ナビ調べでは、ここは紙あり、洋式、男女別々となっていました。どうぞ、安心してゆっくりしてください。
テイク アウトOK!
とはいうものの、食べてみたいけれど、家の方が落ち着くから・・という方には、朗報。こちら、注文すれば、すべてのメニューがテイクアウト可能に!これなら、自宅や、ホテルでも、シンガポールスタイルのカオマンガイをタイに居ながらにして食べられるというわけ。ちなみにオーナーの名前とは響きが似ているも無関係という、トリビア情報も添えておきましょう。
いかがだったでしょうか。カオマンガイの新境地を渡ったナビですが、ここでもまた、タイ料理、味、懐、奥の深さを思い知らされるわけであります。グーーット深い味わいがまさにグッド!などと、親父ギャグを言ってるところでぐうーーーと音がしたのは、ナビのお腹です。お腹がまた、すいてきました。そうです。健康志向の今回ご紹介のこのメニューの数々、お腹にもたれることなく消化もいいようです。さて、次は何を食べようかな~。

記事登録日:2006-10-12

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主なメニュー

単位:バーツ

イチオシ

カオマンガイ

海南風チキンライス

ข้าวมันไก่

65バーツ

カオナーペット

ダックライス

ข้าวหน้าเป็ด

79バーツ

カオムーデン

チャーシューライス

ข้าวหมูแดง

69バーツ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-12

利用日
女性 男性