ラチャナントゥリー シーフード

รัชนนทรี ซีฟู๊ด

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知る人ぞ知る子豚の丸焼き専門店

子豚の丸焼き。
生まれて間もない子豚を1匹丸ごと焼いて食べちゃうんです。
「可哀想~とか 気持ち悪い~」とか思っちゃいました? それとも美味しそう? その反応次第であなたのタイ人度が判るかも!

バンコクにある高級中華料理屋では目にするものの、予約が必要だったり高かったりします。
でもここは屋台文化の発展したタイランド、なんと野外の豚の丸焼き専門店まであるんです。

さて行き方は

このカフェが見えたら左折

このカフェが見えたら左折

チョンノンシー駅の真下を走る、ナラティワー通りをずっと南下します。
高速にぶつかるところまでまっすぐ走り、目印は左手。Anna & Charlie's Cafe が見えたらその角を左折するとすぐにラチャダピセーク通り沿い左側に見えてきます。
蛍光灯と大きな看板、辺りは車がいっぱい駐車してあるのですぐに分かると思います。
(空いていればシーロムエリアからタクシーで10分、60バーツほど)

3軒並んであるうち、交差点から1軒目の緑の椅子の「ラチャナントゥリー」。真ん中のお店はステーキ屋さん。普通のビーフやポークのステーキのみで子豚は焼いてません。1番奥は赤い椅子の「ソーン・ピーノーン」。
ラチャナントゥリー

ラチャナントゥリー

ステーキ屋さん

ステーキ屋さん

ソーン・ピーノーン

ソーン・ピーノーン


どこのお店に入ろう・・迷ったら

実はナビもここに来たのは初めてだったのでどっちにしようか迷いましたが、こういう時の選び方、ナビが伝授します!
「タイ人が多く居て、混んでる店を選べ」これ結構当たりますよ、お試しを。
そんなわけで緑の「ラチャナントゥリー」にしたのですが、こちらは2年前に「バンコクポスト」という新聞にも紹介されたとの事。なんとこの道10年以上も焼いてるそうですよ(子豚を)。

さてお目当ての「子豚」なんですがメニューを見ると2種類あります。
タイ語で豚の丸焼きは「ムーハン」と言います。普通の「ムーハン」(800バーツ)と「ムーハン・香港」(900バーツ)

タイ産の豚か、香港産の豚。「味の違いがあるんだろうか?」 と思ったら、お店の人いわく普通の「ムーハン」は皮だけ食べ身は後から炒めたりから揚げにしたりする、北京ダック風。
「ムーハン・香港」は骨が取ってあって、30分以上かけて焼いて、油を落としてじっくり中まで火を通しそのまま皮も肉も一緒に食べる。
豚は同じもの、調理方法の違いだそうです。
ナビは北京ダック風なのを期待して、普通の「ムーハン」をチョイス。

クルクル回しながら焼き

「ムー」とはタイ語で豚の意味、「ハン」は?焼くだと思ったでしょ? 違うんです「ハン」とは クルクル回るという意味。炭火の上で高速回転させて満遍なく焼きあげるその様子からそう名付けられたんですね。

突然ですが、子豚の焼き方講座

生後20日から1ヶ月経たない子豚を選びます。臭みが少ないんだそうです。
丁寧に下処理をして皮だけの状態のものに串を刺し、1度熱湯を掛けます。
皮の部分に酢醤油を塗り、クルクル回し焼き(約20分)、これで下焼きは完了です。
あとは、お客さんのオーダーが来るのを待つばかり。

表面はパリパリ、カリカリに

さて、オーダーが入ると同時に2度目の焼きに入ります。(約5分)
ハケで表面に油を塗ってはクルクル、塗ってはクルクルの繰り返し、焦がさないようにクルクルクルクル・・・結構重労働かも。
その努力の結果、美味しいパリパリ感、光沢が出てくるそうです。

皮だけ削いで北京ダックの要領で

焼きあがった子豚の皮だけを削いでいきます。
薄く薄く、脂身が皮に付かないように丁寧に、そして1口大に切って、元の場所にタイルのようにはめ込んだら完成! 見た目がグロいなんて言わないでさぁどうぞ!
ナビは一応目が合わないように逆さにしましたけど・・

甘いタレでいただきます

カリカリに焼き上げられた豚の皮は、北京ダックよりもちょっと硬めのパリパリ感。
綺麗に焼き上げられた飴色の豚の皮は、色だけじゃなく表面に飴が塗ってるような食感です。そして思ったよりもさっぱりして芳ばしい。
クレープに巻いたり、ネギは? きゅうりは?
無くても甘いタレにつけるだけで、いけちゃいます。
北京ダックだったら皮だけ食べるのはちょっとつらいけど、豚の方がさっぱりなんですね、意外でした。

皮を食べたら、残りの身はお好きな調理法で

皮以外の部分はまだ半生状態だからこのままでは食べられません。残った身の部分はお客さんの好きな調理法でもう1品作ってくれます。お店のおすすめ調理法は、ニンニクと黒胡椒揚げ。
その他にはトムヤムスープや、炒め物、もう1度焼きなおして、バーベキューにもできるそうです。
ナビはワガママ言って半分はニンニクと黒胡椒揚げに、半分はチリペースト炒めにしてもらいました。
子豚だから? 骨付きなのに肉が柔らかい。同じ材料で3回も楽しめる! 得した気分ですね。

シーフードも充実

子豚ほどのインパクトは無いもののスズキのレモン蒸し、カニのカレー粉炒め、海老の塩焼き等、シーフードのメニューも庶民的なお値段で充実しています。
飲み物もビールの大瓶が70バーツ~、水もコーラも10バーツと、「子豚が無かったらただの屋台じゃないか!」と突っ込みたくなる安さ。

日本で子豚の丸焼き食べる機会なんて滅多にないと思います。
観光コースには決して載る事の無い、地元の知る人ぞ知る野外の豚の丸焼き専門店はバンコクでもここ2軒のみ。
目の前でクルクル焼かれる子豚を野外で食べるなんて貴重な初体験! またいつもと違う旅の思い出になると思います。

以上バンコクナビがお伝えしました。

記事登録日:2009-03-30

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スポット登録日:2009-03-30

利用日
女性 男性