ムームアロイ ナクルア店(パタヤ)

MoomAroi Na-Kuluaมุมอร่อย นาเกลือ

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パタヤのお気軽・お手頃シーフードレストラン

サワディーカー バンコクナビ・パタヤ支局です。
旅行者にとっても在住者にとってもバンコクから気軽に行けるビーチ・リゾートとして知られるパタヤ。
せっかく海に来たんだから食事はもちろんシーフードと行きたいところですね。

パタヤには星の数ほど&掃いて捨てるほど、屋台から高級店までそれはもうたくさんのシーフード・レストランがありますが、今日は地元パタヤっ子だけでなく、バンコクっ子にも有名で連日大賑わいの海沿いレストラン「ムームアロイ」のナクルア店をご紹介します。

下町「ナクルア」の一等地で大繁盛

一言で「パタヤ」と言っても我々観光客の間では北はナクルア、南はサタヒップ界隈までかなりの広範囲を指します。「ムームアロイ」のナクルア店があるナクルア地区は古くからの漁村で以前はパタヤの中心だったエリア。バンコクで言えばチャイナタウン(ヤワラート)界隈でしょうか。今でもナクルア市場を中心に古き良き庶民の暮らしが残るエリアです。

その外れに2006年にオープンしたのが同店。パタヤから北に車で30分程度の街、シーラチャーでは多くの日本人駐在者やその家族から絶大な支持を受けていた人気店、他にもバンコクやパタヤの3rd.ロード(パタヤ・サーイ3)にも支店を持つ実力派。その魅力がパタヤでも味わえるとあれば注目せざるを得ませんね。
早朝から深夜まで賑わうナクルア市場。海、山の幸が集う食の宝庫です。 早朝から深夜まで賑わうナクルア市場。海、山の幸が集う食の宝庫です。

早朝から深夜まで賑わうナクルア市場。海、山の幸が集う食の宝庫です。

行きかたは簡単!

パタヤを貫く幹線道路、スクムビット通りをパタヤの中心地からバンコク方面へ進むと大きな看板が見えてきます。その看板を見ながら左折、突き当り(ここにも同じ看板があります)を右に折れると到着です。
スクムビット通り登り車線沿いの看板

スクムビット通り登り車線沿いの看板

路地突き当りの看板を見ながら右折

路地突き当りの看板を見ながら右折

すぐに左手(海側)に見えてきます。

すぐに左手(海側)に見えてきます。

店内はかなり広々、室内外で全1600席!

店内に足を踏み入れまず驚くのが、海の近さ。近いというより目の前は海。ビーチ席、プールサイド席、デッキ席、室内(VIP)席と座る場所を自由に選べるのが嬉しいところです。
どの席もシンプルかつお洒落にセッティングされてはいるものの、なんと言っても庶民のための店。みなさん気軽な服装で、ノンビリとした雰囲気が漂っています。

ちなみに海沿いやプールサイドの席は予約したほうが無難です。シーフードを味わうだけなら予約は不要ですが、せっかくなら特等席で味わいたいところ。
しかし、これだけの席が週末ともなると一杯になるというから驚きです。
我々もタイ人に負けじと賑やかに行きたいですね。
土曜日の夜。たくさんの予約が入っています。

土曜日の夜。たくさんの予約が入っています。

何を頼んでも外れなし!

日本語メニューはありませんが、英語とタイ語が表記され、主だった料理は写真がついているので非常に分かりやすいメニューになっています。

料理はメニューからオーダーするのが普通ですが、シーフードレストランではショーケースや生け簀からオーダーできるのが最大の魅力です。魚河岸を気取って目利き(ごっこ)。何はともあれ素材をチェックできる上に、食べる直前まで活きていたと思えば美味しさも倍増します。
もちろんムームアロイでも生け簀を覗いてオーダーできますが、その生け簀がまた圧巻です。

ロブスターやエビ、カニ、鮮魚などが生け簀の中で元気にウヨウヨ。どれを取っても美味しそうです。お値段の表示はキロ単位ですが、端数もきちんと計算してくれます。
細かい調理の方法を注文するのは難しいのでメニューを指差したり、助っ人を準備するのがいいかもしれません。
基本は
[主役(ここでは魚)]+[調理方法(焼・揚・蒸など)]+[味付け]です。たとえば、日本人にもお馴染み「プーパッポンカリー」は、
[カニ(プゥー)]+[パッ(炒める)]+[ポンカリー(カレー粉)]となります。大概のタイ料理の名前はこれの応用ですので、少しずつ覚えていけばいいかもしれませんネ!

脱線してしまいましたが、ナビも周囲のタイ人に負けじとオーダー。パタヤの水上マーケットの取材の後でみんな汗だくのヘロヘロ状態での取材でしたが、眼前に広がる海と生け簀の鮮魚を見ると食欲復活です! さっそくご覧いただきましょう。

食べ過ぎに注意?! 味もボリュームも◎

ロックロブスターの醤油煮(ガンケオ・ヌン・シーイウ) 1600B/Kg

我々日本人の心の調味料「醤油」。タイの醤油は少し味が単調ですがそれでも同じアジアの仲間。ホッとできます。今日はナビが生け簀と睨めっこして厳選したロックロブスターを醤油煮にしてもらいました。
ロックロブスターは食べどころがいっぱい。胴体はもとより、足一本一本にも身が詰まっていて食べている間は終始無言。普段は「メンドくさい」と思ってオーダーしないナビですが食べてみるとプリプリした身の歯ごたえが快感で美味しいですね。

海鮮の生胡椒炒め(タレーパッヂャー) 150B

自炊派ナビがタイで最初に感動したのは生の胡椒が安いこと。この小さな実が古くから香辛料貿易の主役として航海や貿易に多大な影響を及ぼしたと思えばどことなくノスタルジックでドキドキしてしまいます。
新鮮なエビ、イカ、ムール貝などのシーフードを「小粒でピリリと辛い」生の胡椒の実、バジル、唐辛子、こぶみかんの葉など個性派ハーブやスパイスなどで炒めた「タレーパッヂャー」はかなり辛めの料理ですがいかにも南国、タイ風のお味。ご飯やビールが進みます。

蟹のカレー炒め(プータレー・パッポンカリー)85B/100g

タイでのシーフード料理店の取材では、日本人の顔を見ると「プーパッポンカリー」を出しておけばOKといった風潮があるようで、なぜか問答無用で出されたお皿。
お馴染み、マングローブ蟹のカレー粉炒めです。見た目には殻が“ドカーン!”と入っていたほうが豪華なのですが、分厚い殻に油がタップリ絡まっているだけあって、如何せん食べ辛いのが難点。しかも使われる油が想像を絶する量なのでかなり胃袋に重たい一品です。
個人的には、ほぐした身を使った「ヌアプー・パッポンカリー」やエビを使う「クンパッポンカリー」で充分なのですが、貴重なフォトジェニーとして美味しく頂きました。

生カキ・大(ホーイナーンロム・ソット・トワヤイ) 50B/1匹

「ここはイケてるシーフード屋だ!」とナビが判断した時に必ずオーダーするのが生カキ。ポパイのほうれん草ではありませんが、なんとなく元気になれる一品です。殻から外してエビ味噌と揚げたエシャロット(ホームデーン)と香草を一緒に乗せ、ライムをかけて一気に頂けば至福の境地です。

揚げスズキの魚醤ソース掛け(プラーグラポン・トート・ラート・ナンプラー) 320B

タイのシーフード・レストランでもっともポピュラーな魚がスズキ(プラー・グラポン、パガポンと聞こえます)。淡白な白身ゆえに煮たり焼いたり揚げたりして様々なソースと合わせて頂きます。
生け簀から揚げ立てのスズキがさらに油で揚げたて。外はカリカリ、中はフワフワ。シンプルな甘めのナンプラー(魚醤)ソースがピッタリです。

海と浜辺と夕日のトリプルコンボで、デートにもピッタリ

海沿いレストランの醍醐味はやっぱり日が落ちてから。キツい西日を耐えた後にはキレイな夕焼けが待っています。

ムームアロイ(มุมอร่อย)の「มุม」は角っこor端っこ、「อร่อย」は美味しいという意味。
「陸の端っこで美味しく食べよう!」といった感じの店名ですが、食後のデザートには夕日もいかがでしょう? 夕暮れに合わせて始まるバンドの演奏を聞きつつ、タイ湾に沈む夕日を眺めながら、1杯の冷え冷えココナッツジュースを2人で仲良く……、夕日が落ちると今度は店内のライトアップとはるか沖の漁火を楽しみ、シットリ大人の時間を過ごしたり……、なかなか妄想の激しいナビでした。
パタヤの中心街から離れているため辿りつくのが大変ですが、見事たどり着いた暁ならぬ宵闇には、絶大なる支持を受ける極上シーフード料理と刻一刻とその姿を変える雰囲気たっぷりのタイ湾が楽しめる南国タイならではのレストラン。
車を持ってる友人、彼氏を捕まえて、はたまたみんなで車をチャーターしてでも訪れて欲しいシーフード・レストランです。

以上、バンコクナビ・パタヤ支局のレポートでした。

記事登録日:2009-05-06

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-05-06

利用日
女性 男性