グストーソ

サワディーカー　バンコクナビです。
セントラルワールド内に居を構える飲食店のラインアップは日に日に充実するばかり。タイを代表する有名店、世界の名店、日本に拠点を置く有名チェーン店などジャンルを問わず多くのお店が軒を並べ、しのぎを削っています。
今日ご紹介する「グストーソ」もそんなセントラルワールドにあって健闘しているお店です。敢えて「ハイソー」なスタイルにこだわることなく、料理はもとより細かいサービスなどにもタイらしく１アレンジ加えて、肩肘張らず気兼ねなく立ち寄れるスタイルを確立しつつあるようです。

CentralWorldは各フロアに別名があり、7階は“Heaven on 7”

ゆったりした間取りのリラックス空間

店内にはいりますと、まず天井が高いのに気がつきます。また、入口にはドアらしき仕切りとなるものがありません。そのためかでしょうか、開放的な気分が漂います。奥のガラス窓からの自然採光も優しく、くつろいだ雰囲気を醸し出しています。
店内の左側は落ち着いたソファー席。壁にはモノトーンの額がかかっています。そのモノクロ写真を見てみると、なんとイタリアではなくバンコクの風景です。LOVEイタリア＆LOVEタイランド♪　でしょうか。さりげな～くセンスがキラリ。
店内の落ち着いたモノトーンの色彩の中、ワイン棚のオレンジ色がさりげなくアクセントをきかせています。かすかに流れている音楽はジャズ、ポップス、クラシックなど。この聞こえないくらいのボリュームが嬉しいところ。何かリクエストがあればお応えできるかも、とはマネジャーのトイさん談。
う～ん、どこまでもリラックス～。この心地よさがグストーソの大きな魅力だとナビは思いました。そんな工夫にまだまだ気付かされることになります。

額にはモノクロ写真		オレンジのワイン棚		棚を良く見ると……
「シャトーマルゴー」、「シャトー・オーブリオン」などメジャーなワイン（空き瓶・または安ワインを詰めた瓶）が並んでいます。セラーこそありませんが、本物はきちんと温度管理されて保管されています。

爽快な屋外席でリラックス

店内奥から外（屋外席）に出ることもできます。そこにはゆったりとした4人掛けのテーブル席5席ほど。日中はちょっと暑いかもしれませんが、夕暮れどきには店内とは違った開放感を楽しめそうです。木製テーブルなのも気分が出ますね。あれっ灰皿がある（？）
また、7階フロアの中央スペースに沿った、お店の前にもゆったり低めのソファ席が4席ほどあります。
「グストーソ」には入口のドアというものがありません。ですので、ドアがあるであろうその前、ということになります。ここはガラステーブルで、カジュアルな雰囲気。ざっくばらんなおしゃべりなどにぴったり。
屋外席、店内席、入口前の席と、3つのスペースがそれぞれの雰囲気を持っています。開放感、くつろぎ、カジュアル……。スペースごとにテーブルの素材も違っているあたり、センスいいなあ。

Rocket Salad With Rock Lobster In Balsamic Dressing 390バーツ＋
ロックロブスターとロケットのサラダ　バルサミコ酢ドレッシング添え

柔らかいロケット（ルッコラ）がいっぱい。まわりをプリプリっとしたロックロブスターやカリカリベーコン、しいたけなどが取り囲んでいます。ドレッシングがキリリときいておいしい。いただいたお料理はどれもきりっとスパイスがきいて日本人の口にとてもよくあいます。

Black Spaghetti with Seafood In Whitewine Sauce 480バーツ＋
ブラック・シーフード・スパゲティ　白ワインソース

イカ墨を練りこんだブラックスパゲティに魚介類の味がとてもよくからんでいます。そのまったり感に思わずウニを思いだしたナビです。上には大きめの海老とムール貝がこれでもかと“デーン！”とのっていて幸せ。目立たないけれど、乾燥トマトが柔らかく、甘みを添えています。　

Grilled Rack Of Lamb With Rosemary Sauce 750バーツ＋、
ラム肉のグリル　ローズマリーソース添え

ボリュームいっぱい、たっぷり2人分はありそうです。ラムのお味はとっても普通においしい！（タイで普通においしいというのはほめ言葉です！）　安心して柔らかいラムを味わってください。添えられたお野菜もたっぷり。

Tiramisu　160バーツ＋
ティラミス

おなじみのティラミスです。お店で一番よく出るデザートだそうです。そのお味はというと、濃厚で、でも甘すぎず大人の味。たっぷりの食事の後ですが、スルリとおなかに落ち着きました。

グストーソのイタリア料理は、いずれも風味を引き立たせるために通常のイタリアンよりも少しだけスパイスを強めにしたり、もう１スパイス加えたり、塩の当たりを強めに取ってあったりという独自の工夫がしてあります。これは、一般的なタイ人の味覚に合わせているためですが、だからといってイタリアンの範疇から外れるものでもなく、私たち日本人の口にもとてもよく合います。
デザート類は特にメニューにはありませんが、ショーケースに並んでいますので、気軽に注文できます。ティラミスの他パンナコッタやチョコレートムースなど数種類。デザートとコーヒー（70＋バーツ）だけを楽しむのもOKです。
ワインも各種そろっていますし、お好きなカクテルを楽しむのもいいですね。

オレンジジュース70バーツ＋

高級店ではないので、ワインは最低限の品揃え。ハウスワインもありますのでお好きなワインを！

その他のお得な情報

土日はインターナショナルビュッフェ299バーツ＋＋（ソフトドリンク込み）を行っています。イタリア料理の他に日本料理やタイ料理も少々加わっているそうです。今後お値段も内容も2、3種類にする計画もあり。
また、クレジットカードは全種類可能ですが、年内に限り、カシコンバンク、シティバンク、Amexのクレジットカード使用でさらに10%オフとのことです。

さてさて「グストーソ」、いかがでしたでしょうか。
料理の味もさることながら、いたるところにくつろぎを考慮したスペース造りがなされているなあ、というのがナビの感想です。
ちょっと夜遅めの友人との待ち合わせに、デザートとお酒で語り合うのにもよさそうです。
みなさんにとってくつろぎの店のひとつとなってくれたら、ナビも嬉しいです。
以上バンコクナビがお伝えしました。