酒の店

Sake no Miseสาเกโนะมิเซะ

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タニヤの角っこ、老舗中の老舗。

サワディーカップ バンコクナビです。
タニヤ通りと聞けば成人男性向けのイメージの強い通りですが、実のところ大小さまざまな多くの日系企業が入居し、BTSサラデーン駅から直結したタニヤビルを中心に、在住の日本人には関わり深い通りです。150mほどの通りを挟んでたくさんの商店や娯楽点とともに、日本料理店がところ狭しと軒を並べているのが特徴です。
寿司、焼肉、鍋、居酒屋、カレーや牛丼などの単品など、このエリアでは殆どの料理を頂くことができる上に、ランチタイムには価格と味と豪華さを競うランチ戦争、夕食時には威勢の良い呼び込みが見られ、ちょっと国際色豊かな日本の歓楽街といった光景です。そんなタニヤ通りにシーロム通り側から入り、通りの終点であるスリウォン通りにつきあたる右手の角のお店が今日紹介する「酒の店 本店」です。
 

開店から20年、タニヤのランドマーク

「酒の店」がタニヤ通りの今の位置にオープンしたのが1990年代初頭。アジア通貨危機を前後して日本からの投資や進出が進み、観光地としても多くの日本人で賑わいだした時代です。オープン当初は現在の寿司カウンターとちょっとしたテーブル席があるエリアからスタート、少しずつ拡張して今では総3階のフロアにカウンターが3つ、個室が大中小あわせて13、最大で一度に30人までの宴会も催せる、「スーパー居酒屋」としてバンコクでは知らない人のいない程の存在、超有名店です。

温かいもてなしと、新鮮な地元の海の幸が人気の秘密

現在「酒の店」を預かるのは初代店長、石井さんの息子さんで通称「エーちゃん」。
いつも元気いっぱいの男前で、とても気持ちの良い丁寧なおもてなしはバンコクでも指折りの心地よさ。タイで長く暮らしているだけあってタイ語も堪能で、初めて訪れたお客さんのハートをガッチリとキャッチ。リピーターの多いお店として、また女性客の多いお店として人気なのも頷けます。スタッフもみんなキビキビしていて、大きな声でオーダーが通る様子はまさに日本の居酒屋の空気そのものです。
 
そして、もう1つの魅力が新鮮な「海の幸」。築地から直送された日本物も良いのですが、地産地消を是とするナビにとっては近海物の海の幸も立派なご馳走です。
初代石井さんの奥さんが朝早くから、港を回って集めてくる新鮮な魚介類は、バンコクでも随一。ナビもここ最近は特にお気に入りで、入った海の幸の種類を確認して、心の準備をしてからお店に向かうくらいです。
また、海の幸だけでなく野菜やお肉も質にこだわった新鮮なものが随時入荷しており、いつ食べても安心できるのも嬉しいところです。これらの素材を熟練の板前さんや、鮨職人が見事に調理、盛り付けてくれます。
美味しいお酒がもっと美味しくいただけるお店、それが「酒の店」なのです。
 

和洋中、タイ風まで幅広いメニュー

「酒の店」で驚かされるのが、メニューの豊富さ。新鮮な海の幸が居並ぶカウンター、その前に複数並べられた美味しそうなつけ出しや、傍らで湯気をくゆらせるおでんの鍋。さらにメニューには載っていない、その日限りの珍味や美味。
どれを食べようか迷ったときには、「エーちゃん」こと石井さんにお任せでその日のスペシャルをご紹介いただくのが上手な頼み方と言えそうです。
ですが、ナビの独断で個人的にトライして欲しいメニューをまずはご紹介。
 
シャコ(ガン) 時価
刺身、握り、唐揚げ、タイ風刺身など多彩なスタイルで味わえます。仕入れの状況によることもあり「酒の店」の裏人気ナンバー1のメニューです
イカ刺し 350B前後
見た目も食べ応えも惚れぼれするイカ刺しはもちろん近海物。透き通るみと敢えて残した薄皮がまた綺麗で、ゲソも添えられているので様々な食感とイカの身の甘さを楽しめます。
トマトスライス
チェンマイ産ですが日本の「桃太郎」種のトマト。軽く塩を効かせると甘みと酸味をそれぞれ贅沢に味わえます。
 
串焼きトマト
一風変わったプチトマトの串焼きですが、トマトはタイ王室が手がける「ロイヤルプロジェクト」のトマトを使用。軽く火が通り甘みと酸味が一層、際立ちます。ちょっとだけタイに恩返ししてみませんか。
揚げた米ナスの半身に味噌味の具を詰め込んだ「ナス爆弾」150B

揚げた米ナスの半身に味噌味の具を詰め込んだ「ナス爆弾」150B

噛むほどに味が出てくる定番おつまみ「あたりめ」 120-150B

噛むほどに味が出てくる定番おつまみ「あたりめ」 120-150B

タイ人にも人気。タイ風仕立ての「塩辛ヤム(和え物)」150B

タイ人にも人気。タイ風仕立ての「塩辛ヤム(和え物)」150B

「ナスの1本漬け」

「ナスの1本漬け」

「アジたたき」

「アジたたき」

「サゴチの塩焼き」時価

「サゴチの塩焼き」時価

呟くとお得!「Twitter Beer」

バンコクでも人気のSNSサービス「Twitter」。2010年前半から始まった反政府独裁連盟(UDD)の騒動でも、情報の速報性では他の追随を許さないものでした。そんな「Twitter」を利用したサービスが「酒の店」でも提供されています。
お料理をオーダーの上、お約束の「酒の店なう!」で生ビールが1杯無料になるサービスを提供中。ただし、タイ人スタッフに見せるときは「Sake no Mise なう!」でお願いします。
ちなみに、初代店長の石井さんはタイ、バンコクでのIT技術や高速通信の普及に多大な尽力をしたことで知られる有名人でもあり、新しいものをどんどん仕事に活用する貪欲さは我々から見ても学ぶところの多い凄い方だったりします。
 

幹事さん必見! 大宴会もお手の物

ビジネス街シーロムにあって、「酒の店」は宴会や打ち上げなど大人数でのご利用に最適で、幹事さんに優しいお店として知られています。
予算に応じて、呑み放題をセットにしたり、お料理も質重視、量重視などご希望を相談すれば臨機応変に対応してくれますし、厨房もスタッフも充実しているので料理の追加オーダーなどにも素早く対応してくれます。

ランチタイム、仕事帰りに、遊びの前後に。タイに来たら一度は行って欲しいお店

女性にとっては喧騒とネオンが近寄りがたいタニヤ通りですが、一番外れで少し落ち着いた雰囲気の「酒の店」。タニヤ通りとは縁遠いナビにも入りやすい上に、雰囲気も良く、お酒もおつまみも至極上等。名物「枡酒」を傾けながら新鮮な海の幸をつつくのがここ最近のナビのお気に入りです。
ちなみにランチタイムは各種定食を120~150バーツで提供中。もちろんご飯はお替り自由です!

タイで暮らす人にも、観光旅行で胃がくたびれてしまった人にも、はたまた今宵の作戦会議をしたい人にもピッタリなお店、美味しい料理とお酒、暖かいおもてなしが常にみんなを待っているのが「酒の店」なのです。
以上、バンコクナビがお伝えしました。
 
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記事登録日:2010-06-08

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関連タグ: 居酒屋 タニヤ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2010-03-10

利用日
女性 男性