ルアン マリカ

Ruen Mallikaเรือนมัลลิการ์

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雰囲気抜群!料理最高!100年前へタイムスリップ。隠れ家レストラン、ルアン・マリカへようこそ!

こんにちは!バンコクナビです!突然ですが、隠れ家レストラン、と聞いてどんなことを想像しますか?魅力的な言葉ですよねえ。普通に探しても見つからない、けど歩いていてふと見ると、こんな所にこんな店が!?そんな経験ありませんか?
今回ご紹介するのは、場所はスクンビットはBTSプロンポン駅、でも近くて便利のレストランとは少し違います。流石は隠れ家、歩いていけば30分近くかかり、行き方も少々手間がかかります。でも、だからこそ価値があるんです!
プロンポン駅からタクシーで五分ほど、タクシーはスクンビット通りから、スクンビット22番路地へ。さらに住宅街の中を延々と進みます。
本当にこんな何でもない住宅街の中にそんなレストランがあるのかなぁ??とナビ、一瞬不安がよぎりましたが。
ありました。まさに隠れ家、住宅街の真ん中に、ぽつりと。

まず中に入ってびっくり!そこにあるのは別世界!周辺の住宅街とは一線を画す、落ち着いた内装に、レトロな雰囲気とアジア風、それに一昔前のヨーロッパを髣髴とさせる店内。門を潜っただけで、まるで別世界に迷い込んだかのようです。
そして店員さんはタイの伝統衣装に身を包んでお出迎え!どこぞの王宮?宮殿?入り口で既にこのお店の魅力の虜です。

こちらが今回ご紹介するレストランはルアン・マリカ、伝統と独創を交えたタイ料理の隠れ家レストランです!

◎ 食事の前にルアン・マリカ探索!

渡り廊下を抜けると、そこにあるのは見事な中庭。バイクやタクシーが行きかう外からは想像も出来ない静けさ、そしてその静寂の中に居並ぶテーブル、その上にある花でさえ、このようにきちんと揃っております。
芸術的、と呼んでもおかしくない岩場風の噴水から流れる水の音で、バンコクの熱も自然と引いてしまいます。聞けば、オーナーであるマリカーさんが、元ある家を買い取ってから、庭を自分のセンスのままに改修したそうです。いやぁ、センスって凄い!噴水や生え並ぶ草花が、来る人たちに落ち着きをもたらします。
見てください、この椅子!歴史を感じさせる絵柄です。
ところで、傍らには何やら怪しげな箱が…
な、なんですかこれ、と恐る恐る聞くと、何と、タイの年代ものの扇風機!20年・30年前のものでしょうか、そんなものでもマリカさんにかかれば素敵なインテリアに!

ちなみにルアンとは、タイ語で「家」つまり、ルアン・マリカは、日本語では「マリカさんの家」です。お家を堪能したあとは、いざ、食事へ!

◎ タイ料理と、こだわりの一品たちを堪能!

見た目だけじゃ無論ありません!
料理の方は、伝統タイ料理にマリカーさんのセンスを加味した独特のおしゃれな料理が揃っています。器一つ一つへのこだわりもこのルアン・マリカーの魅力です!見てください、料理に取り揃えられたこの花、よく見ると人参ときゅうりを器用に刻み込んだものです。
そして、メニューを見てまたまたびっくり!料理の紹介の下にあるのは…ハーブ?
そう、ルアン・マリカーの料理は隠し味としてふんだんにハーブを使用、それらの効用もメニューに載っており、「あら、この料理、おいしそうだし、美白効果もあるって!」などと、話しながらの料理選びも可能です!

◎ さて、それではメインの料理をご紹介!

・タイ風茶碗蒸し
Steamed Egg Topped with Seafood & Thousand Years Egg
タイに来て茶碗蒸し?と驚きかもしれませんが、本当に茶碗蒸しです!上に乗っている卵のモチモチ感と、えびと豚肉のプチプチした食感が堪りません!120B

・豚肉入りパリパリ麺
Crispy Noodles Fried with Minced pork in Sweet and Sour Sauce

豚肉と共に油でさらっと炒めたパリパリ麺。辛さを程よく控えたやや甘みのソースで、熱々のまま食べるのが美味しい!一緒に添えられているもやしと合わせて食べるともやしのしゃきしゃき感と絶妙に合います!それを盛っている器も、何とタロイモから出来たものだとか!180B

・鴨のレッドカレー
Red Curry with Roasted Duck

辛い!けどまろやか!おいしい!けど辛い!辛さとまろやかさをこってり凝縮したシチューです!辛いのだけど、どこかまろやかで再びスプーンを運んでしまいます!250B

・かにの卵とえびソースのサラダ
Crab Eggs with Spicy Shrimp Sause
中央にある辛味ソースは、かにの卵をふんだんに使ったえびベースのソース!これをサラダにつけて食べるのですが、これがまたプチプチとしていて口の中で溶けていきます!200B

・白身魚の丸焼き
Deep Fried Ka-Pong Fish Topped with Fish Sauce
シンプル・イズ・ザ・ベスト!器のセンスが光ります。素材の味を生かしに生かした一品!中身がほくほくして美味しい!300B

・ブッサバー
A Variety of Deep Fried Flowers
そして、この店で是非とも食べて欲しい目玉料理をご紹介します。それがこれ「ブッサバー」です。
遠目から見れば、何やらカラフルな揚げ物に見えるかもしれませんが、よく近くで見てください。
これは、花です。食用の花を用いた色とりどりの花なのです!
ちなみに元の花と並べてみるとこうなります。
これを甘みベースのソースに絡めて食べる。
でも、花を食べるだなんて。見た目もとても綺麗で、食べていいものか、もったいないような・・・と、恐る恐る食べてみたところ、あれっ?おいしいよ!すごいシャキシャキとしていて、食感が抜群です!花ってすごい!見てよし!食べてよし!百聞は一見に如かず!これは是非とも訪れて食べてみてください!小150B、大250B

・カー・ノム・トゥアイ
Steamed Coconut Milk in Thai Style Cup
もちもちっとした御飯の上にふわふわしたココナッツミルクが乗った、タイで御馴染みのデザートです!甘すぎない、ふわふわした食感で、絶妙の甘さが効いています!盛り方もステキです!60B

・マンゴーともち米のデザート
Mango with Sticy Rice
これまたデザートの王様マンゴー、口の中で蕩けていくのがもう堪りません!150B

◎ レストランは雰囲気も料理のうち!そのこだわりを堪能!

それにしても豪勢なのは料理だけじゃない。このレストランそのものです。
傍らに立ち並ぶ、店舗。それにしても気風のある家です。
一階にある個室は、まさに静寂の空間。壁にある絵や装飾からは気品さえ感じられます。ランプ一つでもほら、この通り!
土足禁止の二階へ上がると、これまたリラックスできそうな席があります。壁にかけてある英語の札一つ一つにさえセンスがあります。

取材をしていると、この家自体は以前からあったものをオーナーのマリカーさんが買い取り、庭の方を新たに改修して、三年ほど前から営業を始めたとか。しかし、いい家です。一体誰の家だったのでしょうか、気になります。この家は、元の持ち主は誰だったのでしょうか、気になって聞いてみると。
「実は、この家は、元はラマ2世のものだったそうです」
王族―――!ですか!なるほど、どうりで気品に溢れて―――住宅街の中にありながら、宮廷料理風の雰囲気があったのはそのせいですか!建物を見ると、この家独特の落ち着き間と同時に、マリカーさんのこだわりも垣間見えてきます。

そして今回は特別に、予約していないとは入れない一室へお邪魔させていただきました!うわぁ、伝統を感じながらの食事はさぞ美味しいでしょうね。
天井からつるされるドライフラワーのシャンデリア、何十年前のものだろう、そんなことをつい思ってしまう、部屋を彩る年代ものの数々、さりげないものでもこだわりが見えます。王族の家だっただけあり、つい宮廷にある王族の部屋で食事をする気分になってしまいます。
実はこの家を作る木材は、チーク材が用いられているそうです。チーク材、それは高級木材で、雨に強く、虫にも食われない、それだからこそ、何十年もの前に建てられたこの家が未だにここに残っている理由ですか!

バンコクの喧騒から解放されたい方、静寂の中に身を置きたい方、都会の隠れ家を堪能したい方は、この「マリカーさんのうち」、ルアン・マリカーへ、一度足を運んでみませんか。
昼間は11:00~14:00までランチセットがあり、250Bで食べることが出来ます。

記事登録日:2006-07-19

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-07-19

利用日
女性 男性