電話・電気・通信事情

タイの国内電話

タイは現在エリア内でもすべて市外局番を含めて0で始まる9桁の番号でかける。
バンコク市内どうしでも0-252-2222のようにすべて押さなければならない。

公衆電話
公衆電話は多種類あり一見戸惑うが、大きく分けて硬貨式かカード式である。

硬貨式
青の電話、赤、オレンジの電話とも硬貨をいれてかける。1Bから使えるが、市内どうしでも2分くらいしか話せない。特に携帯電話にかける際は硬貨を何枚か入れておかないと数秒で切れてしまう。


<TOT 公衆電話> <TRUE公衆電話>

カード式

いくつかの会社が運営している。LENSOのものは国内・海外とかけられるが一分あたりの通話料が高い。電話に001-809の番号からかけると日本に1分7Bでかけられるが、刻みが20B毎なので、1分話したところで7Bという訳にはいかない。

TOT式:カードを横にして入れるタイプ国内通話のみ。
カードは100B

 

日本への国際電話

日本へはホテルの部屋などからかけられるが、1分50バーツ以上、最低3分課金されるところが多いので割高である。

割安なかけ方は、下記のLENSOのテレフォンカードをコンビニで購入するか、同じようにコンビニで売っているPHONNET(フォン・ネット)というプリペイドカードを買って、まずタイ国内にかけて、コード番号を入力して、日本にかける。

LENSOのカードは裏の数字がある面を表面にして、△印の方向に入れる。音が聞こえたら001-国番号(日本へかける場合は81)そのあと日本の電話番号の最初のゼロを外した番号をかける。LENSOのカードで書ける場合、001-809を最初に押して、そのあと国番号を押すと日本へは1分7バーツでかけられると時々電話にステッカーが張ってあるが、かかりにくい。

上が国内通話用、下が国際通話用のLENSOカード。間違えないように。

Pin Phone 、PHON NETなど。

コンビニなどで売っている。日本まで1分6~11B程度でかけられる。カードの裏にあるPin Codeをコインで削って、指定されたタイ国内の番号にまずかけて、テープの指示が聞こえたら、Pin - Codeのナンバーを押す。次にテープの声が聞こえたら、国番号からかける。日本の国番号(Country code)は81、そのあとは日本の電話番号の最初のゼロを外した番号をかける。

 

携帯電話

☆タイの携帯電話事情
タイでは携帯電話の通信方式としてGSM方式、CDMA方式が利用されている。

主流はGSM方式で、三つの携帯電話会社によりサービスが提供されており、タイ国内で人の住んでいる所ならば、ほぼ全土がカバーされている。日本のvodafone及びドコモ、au(auは2005年9月以降)の国際ローミングを受け入れている。

国際ローミング

国際ローミングとは、現在日本で利用している電話番号のまま、渡航先で利用できるサービスであり、受信も発信もできる。



CDMA方式
CDMA方式は大都市部を中心に全土に拡大中であり、現在一社によりサービスが提供されている。この方式は日本のauと基本的に同方式であり、auの国際ローミングがタイでも使用できる。

バンコクでPHS
バンコクでは有線電話会社trueにより、PHSサービスが提供されている。
インターネット接続用のカード端末なども用意され、低価格の料金で利用できる。
また、日本のWILLCOMの国際ローミングを受け入れている。

予備知識・SIMカードとは?
タイで利用されている携帯電話は、顧客の電話番号を記録したチップカードを電話機内に装着して利用する方式を取っており、そのカードはSIMカードと呼ばれる。
日本のドコモのFOMA、vodafoneの3Gシリーズもカードの呼び名に違いがあるが、基本的に同様の方式であると考えてよい。
したがって、日本国内の電話会社のSIMカードを持参して、タイのGSM電話機に装着する事によりタイ国内で利用することが可能である。

プラスチックローミング
このような利用の仕方は、プラスチックでできたカードを一枚持参すれば事が足りる事から、プラスチックローミングと言われている。

auも2005年9月よりSIMカード方式が登場すると予告されているが、現在の所詳細は不明である。

国際ローミングを利用する場合、日本国内の電話会社で、海外で利用するための契約を事前にする事を忘れてはならない。

SIMロック
また、GSM電話機にはSIMによっては装着しても動作しない、SIMロックと言われる設定が施されている場合があるので、注意が必要である。

 

日本からの携帯電話を使う場合。

ローミング編

タイで携帯電話を使う最も簡単な方法は、日本の携帯電話会社の国際ローミングサービスを利用する事である。
タイは稀に見る日本の携帯電話ウェルカムな土地で、GSM網、CDMA網、PHS網というタイで利用されている移動体通信の全ての網に対して、日本の電話会社からの国際ローミングが受け入れられている。これは世界広しと言えど、2005年現在タイしかない。

-vodafone社の場合
3Gシリーズと言われる電話機の中でGSM方式も利用できる機種、いわゆるデュアルバンド機の利用者は、その電話機がそのままタイ国内で利用できる。
また、GSM電話機を別途用意できる場合は前述のプラスチックローミングにより、タイ国内で利用することができる。

-NTTDoCoMoの場合
FOMAの利用者は、上述のvodafoneと同様である。
MOVAの利用者は事前にSIMカードを発行してもらう事により、プラスチックローミングが可能。

-auの場合
CDMA国際ローミング対応機の利用者は、タイ国内のCDMAのエリアで利用できる。
auICカード対応機利用者の場合は、別途GSM電話機を用意してプラスチックローミングを利用することになる。
*注 auのauICカードのサービスは2005年9月より開始予定

-WILLCOM(旧DDIポケット)の場合
国際ローミング対応機の利用者は、利用料金の安いPHSサービスが受けられる。
データ通信サービスによるインターネットの利用もできるが、現状ではエリアはバンコク都に限られる。

☆ローミングサービスの注意点
ローミングサーボスはタイ国内同士の通信であっても、通信は全て日本の交換局を経由する事になるため、通信料金は総じて高めである。
国内国外に限らず発信のたびに一分当たり数百円の料金が発生する。また着信料金も同様に発生する。
ローミング時におけるPHSサービスの利点はその通信料金の安さにある。タイ国内の通信であれば一分当たり数十円と日本国内と大して変わらない料金で利用できる。タイ国内での通信通話が多い場合は検討してみると良いだろう。

次のホームページを参考にしてください。
http://mb.softbank.jp/mb/
http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/
http://www.au.kddi.com/kaigai/
http://www.willcom-inc.com/ja/p_s/service/roaming/

 

バンコクのインターネット事情

バンコクのインターネットは市内通話が何分話しても定額なことから、高速化がなかなかすすまない。
街中で、パソコンを何台か置いて、インターネットが利用できる「インターネット・カフェ」、「インターネット屋」がある。1時間当たり20~60B。ラーチャデムリー通りのBIG C周辺やカオサーンロードでは、だいたい1分=0.5Bで利用できるが、日本語フォントが入っているか、事前に店員に尋ねる必要がある。プリントアウトをしてくれるところもある。
カードリーダー等の装備は期待できない。店のパソコンはよくウィルスに犯されていることもあるので安易に記録媒体を挿入したり、メールソフトを使用しないほうがいい。
速度はどこでも実感として、256k程度。
ホテルなどでも接続可能だが、料金は高め。(24時間で700B程度)

 

電気

タイは通常220V 50Hz。プラグの形はさまざまあり、場合によっては3つ穴が使われる。
(特にパソコンの差込口)日本から持ち込んだ100-240V対応の電気器具は使えるが、電圧が不安定なので、精密機器は高性能な変換器具を使ったほうがいい。
ホテルには115Vと220Vの切り替えのプラグがあるが、100Vに対応しているところは少ない。なお、変換アダプターを貸してくれるが、100Vまで落ちるものは少ない。日系のデパートなどで購入する必要がある。

 

電池

日本と同様単一、単二、単三、単四までは問題なくコンビニなどで入手できる。
単三アルカリ電池2本で41B と日本より高い。