パトラワディーシアター

Patravadi Theatreภัทราวดี เธียเตอร์

閉店・移転、情報の修正などの報告

アートパフォーマンスの草分けが創設した屋外シアターで、タイの最新コンテンポラリー(現代)アートに触れよう!

サワッディーカー、バンコクナビです。
タイで触れられる芸術というと、タイ舞踊や古楽器演奏など、古典的&伝統的なものをまず思い浮かべると思います。が、それだけではないんです。今回ナビがご紹介するのは、コンテポラリー(現代)アートに広く門戸を開いているシアター。
シアターといっても単なる劇場ではなく、チャオプラヤー川に面した広く心地よい場所に、緑あり、カフェあり、野外劇場あり、ギャラリーありという、リラックスしてアートが楽しめる憩いの場。週末にはショートフィルムの上演会などがあり、タイの芸術に敏感な人たちが足しげく通う場所なのです。チャオプラヤー川のゆったりとした流れを感じながら、いつもと一味違った新しいタイの文化の香りを吸い込んでみませんか。 では、『パトラワディー・シアター』をご紹介します。
入り口
『パトラワディー・シアター』があるのは、チャオプラヤー川に面したラカン寺の近く。船で行く場合は『ワンラン』船着場で降ります。ラカン寺(正式名:ワットラカンコーシターラームウォーラマターウィハーン)の門をくぐり、お寺への参拝者とすれ違いながら、のどかな道を標識に従って進みます。
歴史
このシアターは、たとえアートに疎い人でもタイ人ならその名を知らぬ者はいないという、タイにおける演劇・舞踊界の草分け的存在、パトラワディー・ミージュートーン女史が1992年に自らの土地を提供して創った場。
コンテポラリーアートを志す人たちの表現の場を提供し、多くの人たちに彼らの活動をアピールするために開設したのだそう。志は高く、垣根は低く、パフォーマーからペインターまで、本気でアートの道を進もうとする者に、広く門戸を開いているシアターなのです。敷地内には、パトラワディーさんとお母様、二人の銅像があります。
敷地内には、シアター・スタジオ・カフェ・ギャラリー・ミュージアムがあります

敷地内には、シアター・スタジオ・カフェ・ギャラリー・ミュージアムがあります


まず目に入るのがお庭。赤い笠や鯉が泳いでいる池があったりと、どこか日本庭園に通じるものがあります。日本庭園であれば松が植わっているであろう場所に、オブジェがあったりして、それがまたしっくりと馴染んでいてとても高尚な雰囲気です。
ホン・アジャーン
入口右手にあるのが、アートの師匠(アジャーン)や、芸術の神様をお祭りしている部屋です。専用の部屋を設けるなんて、アートに関する真摯な姿勢がうかがえます。
屋外シアター
奥には、照明・音響とも最新の機材を設置した、450席の屋外劇場があります、舞台は客席から見やすいように、斜めに作られています。この舞台で、前衛的な劇や古典楽器の演奏まで、幅広いジャンルのショーが上映されます。
イギリス・フランス・ドイツ・デンマークからインド・香港など、
世界中から招致した役者さんたちの泊まる部屋や稽古部屋を完備した棟が裏にあります。
イギリス・フランス・ドイツ・デンマークからインド・香港など、
世界中から招致した役者さんたちの泊まる部屋や稽古部屋を完備した棟が裏にあります。
イギリス・フランス・ドイツ・デンマークからインド・香港など、
世界中から招致した役者さんたちの泊まる部屋や稽古部屋を完備した棟が裏にあります。

イギリス・フランス・ドイツ・デンマークからインド・香港など、 世界中から招致した役者さんたちの泊まる部屋や稽古部屋を完備した棟が裏にあります。

受賞多数
パトラワディーシアターの姿勢やアートに対する姿勢は世界でも認められていて、数々の受賞暦があります。
映画
100席のミニシアターが2つあって、毎週末にショートフィルムが上映されます。ここで名を馳せて有名になる監督や俳優さんも多いのだとか。
ライブラリー
入口正面には、アートに関する書物を集めたライブラリーがあります。以前の公演のポスターなども貼られていて、パトラワディーシアターの歴史を物語っています。将来はこのスペースをもっと充実させて、アート図書館にしたいそうです。
ほっこりとした作風で知られる、チェンマイ在住のアーティスト、
ナディーさんの作品が展示されていました。
ほっこりとした作風で知られる、チェンマイ在住のアーティスト、
ナディーさんの作品が展示されていました。
ほっこりとした作風で知られる、チェンマイ在住のアーティスト、
ナディーさんの作品が展示されていました。
ほっこりとした作風で知られる、チェンマイ在住のアーティスト、
ナディーさんの作品が展示されていました。
ほっこりとした作風で知られる、チェンマイ在住のアーティスト、
ナディーさんの作品が展示されていました。
ほっこりとした作風で知られる、チェンマイ在住のアーティスト、
ナディーさんの作品が展示されていました。

ほっこりとした作風で知られる、チェンマイ在住のアーティスト、 ナディーさんの作品が展示されていました。

ギャラリー
隣にはギャラリーがあって、ベンチで休みながら心行くまで自由に見て回れます。即売もしています。
タイ舞踊教室
敷地内にある幼稚園施設を利用した、無料のタイ舞踊教室もあります。このほかにも演技教室やワークショップなど、無料や有料のコースがいくつかあり、誰でも自由に参加できます。ただし解説はタイ語、要予約です(一部英語が話せる講師もいます)。
カフェ
入り口近くにはカフェ&フードスペースもあります。ここでの売り上げは、奨学金としてアーティストに還元されるのだそう。ブラボー!
スタジオ9
向かいにはコンテンポラリーショーが楽しめるレストラン、スタジオ9があります。
いかがでしたか?
『芸術』という観点からみて、素晴らしい・美しい・心を打つとされるものを新旧問わず受け入れて、さらにリラックスできる環境の下でみんなに広めようとするパトラワディーさんの思いが散りばめられた『パトラワディー・シアター』。ここに来れば、芸術とは生活のすぐ近くにあるものだと感じられることでしょう。以上、バンコクナビがお送りしました。

『パトラワディー・シアター』があるのは、チャオプラヤー川に面したラカン寺の近く。船で行く場合は『ワンラン』船着場で降ります。ラカン寺(正式名:ワットラカンコーシターラームウォーラマターウィハーン)の門をくぐり、標識に従って進みます。

記事登録日:2007-09-17

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-09-17

利用日
女性 男性