【閉店済】ワイルディング・ゴルフ

WILDING GOLFไวล์ดิ้ง กอล์ฟ

閉店・移転、情報の修正などの報告

中級ゴルファー必読! 自分の身体の動きが目で確認できるゴルフレッスン!

【ワイルディング ゴルフは閉店しました。】
サワディカップ バンコクナビです。ゴルフ好きですか? 上手になりたいですか? なりたいですよね。これは誰でも思うこと、ナビも同じです。最近気づいたゴルフの難しさの一つが「自分のカラダがどう動いているか、自分では分かっていない」ということです。
自分では真っ直ぐ振っているつもりでも、他人から見れば全然できていない、更に「全然できていない」ということを「自分で把握できていない」、なんか問答のようになってしまいます。
たまに練習場でビデオを設置して、自身のスイングを録画している方を見受けます。これなら確かに自分のカラダの動きを客観的に見ることはできますが、本来の『あるべき姿』になっているかの確認はできません。ここが今日紹介するWILDING GOLFの重要ポイント、更に現在の打ち方をどのようにしたら「あるべき姿」に近づけることができるかを日本人のプロゴルファーが教えてくれることがWILDING GOLFの真髄と言えるでしょう。それでは早速見に行ってみましょう。

練習場はビルの中

Mr.Shane Wilding オーストラリア人です

Mr.Shane Wilding オーストラリア人です

 Mr.Shane Wilding オーストラリア人です
タイでゴルフをされたことのある方、練習に行ったことのある方、恐らく「この暑い中」と思われるでしょう。普通の練習場は日本で言う「打ちっ放し」であるため、当然空調設備は無く、外気温にさらされながらの練習のため、10分も打てば汗まみれになってしまい、水分補給のために水をゴクゴク、これだけで疲れてしまいます。ところがWILDINGがあるのは2009年7月にオープンしたMRTスクンビット駅直結のINTERCHANGE ビルの地下2階、空調設備付ですので涼しい中、大画面モニターを見ながらのレッスンとなります。なお名前は創設者のMr.シェーン ワイルディングに由来したものです。

VIP練習室

WILDING GOLFにはSWING BAYと呼ばれる全12の打席スペースがあります。全ての打席にはスクリーン、ビデオカメラ、PC、LCDモニターが設置されており、カメラが捉えた打球の飛び、角度、球速などを全てデータ化し、専用ソフトに取り込むことによってモニターとスクリーン上の両方で再現、動画、静止画として見ることができる上、ほぼ同じ角度から撮ったプロのスイングと並べて表示し、両者を比較しながら分析することができます。12打席中2打席はゴルフクラブのフィッティング用のため、レッスンを受けれるのは10打席、今日はその中でも1打席しかない、3面モニターのVIPルームを借り切っての特訓です。
壁面フルスクリーンが3面

壁面フルスクリーンが3面

ギャラリー席もあります

ギャラリー席もあります

バーチャルゴルフもできます

このスクリーンには世界中の有名なコースが映し出され、スクリーンに向かって打ったボールをカメラが撮影、コンピュータが分析、ボールが飛んだであろうと思われる位置まで画面が移動、次のショットと言うようなバーチャルゴルフを楽しむこともできます。全英オープンが開催されるセントアンドリュース、マスターズが行われるオーガスタなどなど行って見たいコースを選択し、更には風の設定も可能とのこと。誰でも名門コースにチャレンジできる上、数名での同時プレイも可能とのことで、コンペやパーティなど多目的に使うことができるそうです。
ぺブルビーチを選択

ぺブルビーチを選択

こちらは全英オープンの18番ホール

こちらは全英オープンの18番ホール

試して頂きました

それではこのバーチャルゴルフ、WILDING GOLFの村上プロに挑戦して頂きました。
コースは架空のコースで海を越えたビルの屋上に小さなグリーンがあります。距離は85ヤード、145メートルの打ち下ろしです。さあオンするかな?
あ~っ! 惜しい! 手前のラフ、でもさすがです

あ~っ! 惜しい! 手前のラフ、でもさすがです

レッスン開始

それではいよいよ最新技術を駆使する日本人プロのコーチングによるレッスン開始です。今日の受講生はナビの女性スタッフ、その名もパーナビです。パーナビはゴルフ歴3年、100ちょっとのスコアのアベレージゴルファーと言えるでしょう。残念ながらプロに教わったことは無く、上手な知人に手ほどきを受けて来ました。そして今日教えて下さるのは奈良県出身の中村プロ、犬が大好きの優しいプロです。まずは普通に構えて打ってみてくださいとのこと。パーナビはいつも通りに打ってみました。
良くボールを見てと・・・

良くボールを見てと・・・

えいっ 当たった~(汗!)

えいっ 当たった~(汗!)

分析1

ほんの数球試し打ちをした後、プロがパーナビをPCのところに呼びます。まずは現在の打ち方から分析開始。画面にはパーナビの姿が映し出され、正面と右後ろのカメラが撮った映像です。画面の中、プロが操作するとパーナビのスイングの様子が動画として映し出されます。
構えたところ

構えたところ

打ち終えたところ、いわゆるフィニッシュです

打ち終えたところ、いわゆるフィニッシュです

分析2

ここからが本当の意味での『分析』開始。それではまずは「構え」からいきましょう。画面上にプロゴルファーの姿を出して、左がパーナビ、右がプロ、同じように構えているところから比較してみます。プロの構えは左肩、腰、左足の外側までがほぼ直線で結ばれます。中村プロが画面上に線を引き、パーナビにも分かるようにビジュアルで見せてくれます。
左パーナビ、右はプロの構えたところ

左パーナビ、右はプロの構えたところ

プロの左肩から左足まではほぼ一直線になります

プロの左肩から左足まではほぼ一直線になります

分析3

次はパーナビ、同じように左肩から左足外側までの線を引くと「く」の字に曲がってしまいます。お尻を少し打球の方向に寄せて構える必要があることが分かります。
パーナビは完全に「く」の字になっています

パーナビは完全に「く」の字になっています

この三角形が理想と現実の『ずれ』というわけですね

この三角形が理想と現実の『ずれ』というわけですね

分析4

次はアタマの中心からグリップの中心までの線を引いて比べてみましょう。プロの線は画面向かって左斜めの線、これに対しパーナビは右斜めの線が引かれてしまいます。構えた時、本来の『あるべき姿』と正反対になっていることが一目瞭然です。
アタマの中心からグリップの中心までの線の向きが全然違いますね

アタマの中心からグリップの中心までの線の向きが全然違いますね

分析5

さて次は右横からの画像を比較します、画面左にはプロゴルファー、右にはパーナビの構えたところが写っています。クラブのシャフトに沿って赤い線を引いてみると若干角度は違うものの、同じような線が引かれます。

分析6

トップの位置、すなわち構えてからバックスイングに入り、ダウンスイングに入る瞬間の「切り替えし」のタイミングでのフォーム比較です。青い線で描かれているのは、クラブヘッドとシャフト、グリップを結んだ線です。プロはクラブヘッド-グリップの延長線がボールに向かっているのに対し、パーナビはあさっての方向を向いているのが良く解ります。中村プロいわく、何千人のプロゴルファーを分析した結果、ほぼ全員がこのようにヘッド-シャフト-グリップを線で繋ぎ、延長線を下ろしてくるとボールとつま先の間に線が落ちるとのこと。すなわちこれが正しい『トップの姿』であるということになります。
ヘッドとシャフトを線でつなぎ下に延長するとボールとつま先の間におちる

ヘッドとシャフトを線でつなぎ下に延長するとボールとつま先の間におちる

修正1

グリップの位置を修正

グリップの位置を修正

これらの画像、動画を見て説明を聞いた後に、フォームの修正に入ります。最初に構えたときのボールとカラダの位置、グリップの位置など、先ほどのビデオ映像とダブルように鏡で全身を写しながら中村プロが修正箇所を説明してくれます。
カラダの位置を修正

カラダの位置を修正

修正後に試し打ち

修正後に試し打ち

修正2

1~2球の試し打ちの後、修正前と修正後のフォームを比較してみます。画面左が修正前、カラダの左側の線が「く」の字になっていて、アタマとグリップを結んだ線が右斜めだったのに対し、画面右の修正後はプロゴルファーと同じくカラダの左側の線が真っ直ぐ、アタマとグリップの線が左斜めになっています。
左:修正前、右:修正後

左:修正前、右:修正後

トップでのカラダの角度も全然違ってきています

トップでのカラダの角度も全然違ってきています

修正3

それではトップの位置での修正はどうなったのでしょうか。今度は女子プロゴルファーと比較してみます。先ほどと同じくクラブヘッド、シャフトを結んだ線を下ろしてみると、女子プロはやはりボールとつま先の間に落ちているのに対し、パーナビは反対側、足の後ろへ向かっています。しかしさっきよりは少し良くなってきていて、理想形に一歩近づいたことが解ります。
さっきはあさっての方向を向いてましたが近づいてきました

さっきはあさっての方向を向いてましたが近づいてきました

分析7

 それでは本日最後の分析に入ります。打ち終わった後の右足の角度ですが、プロは右足の裏が真っ直ぐ上を向くのに対し、パーナビは右斜めを向いています。これは体重移動が少し狂っている証拠、このような細かいポイントはプロの指導無くしては気づかないことが多いでしょう。

その他の設備紹介

それでは打席以外の施設を紹介しましょう。まずはパッティングレンジ、ここには色々な種類のパターが並んでおり、全て試打可能です。しかもクラブと同じようにシャフト、ライ角、長さなど全て異なるものが揃えてあるため、自分の打ち方にあったものを試す=どれが自分のカラダにあっているかを探すことが可能です。

フィッティングルーム

フィッティングプロのノエルさん

フィッティングプロのノエルさん

ここはゴルフレッスン場、決して衣装を合わせる場所ではありません。ゴルフ上達への道の一つには自分のカラダにあったクラブを選ぶこと。長さ、重さ、角度等々、本来皆が皆同じではありません。このフィッティングルームはカラダに合ったクラブはどれなのか、グリップ、シャフト、ヘッドの組み合わせをその場で調整、打った打球の飛びでそれを目で見て確認―オーダーすることが可能です。写真はフィッティングプロ歴5年マレーシアから来たノエルさん、アナタに合ったクラブを選んでくれる達人です。
ボールの飛びが分析できます

ボールの飛びが分析できます

PINGのクラブでFITTING

PINGのクラブでFITTING

受付と利用状況

受付にはLCDモニターに現在の打席利用状況が人目でわかるように映し出されています。
何番の打席が何時から誰といったように升目で管理されていますので、利用状況、予約状況が全て分かります。

3人の侍

それではWILDING GOLFに所属する3人の日本人プロを紹介しましょう。
写真向かって左から村上プロ、中央は中村プロ、右が平賀プロです。タイのバンコクにありながら日本人プロゴルファーの指導を受けれるなんて、素晴らしいことではないでしょうか。逆に日本にいたら、中々プロゴルファーに直接指導を受ける機会もままならないのではと思います。是非WILDING GOLFに足を運んでみてください。ご自身の欠点が本当に良く解りますよ。


正式名称はWILDING GOLF PERFORMANCE CENTERです。自身のフォーム、スイングを冷静に分析し、その欠点を把握、そして欠点の修正方法をプロから教わる、これが現代の最新式レッスンのあり方ではないでしょうか。
冒頭にも書きましたが人間は思った通りに自分のカラダを動かすことができません。自分の体がどう動いているか、良く解っていません。1日コースに出るのをお休みして、ここで自分のカラダの動きと欠点を知り、明日のスコアアップを目指すというのはいかがでしょうか。以上バンコクナビでした。
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記事登録日:2009-08-18

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-08-18

利用日
女性 男性