ラーン・カオゲップ

Raan Kao Kepร้านเก่าเก็บ

閉店・移転、情報の修正などの報告

気分は民族資料館? レトロ・アイテムに囲まれて食事もできる!

サワディーカップ バンコクナビです。
今日はバンコクの外れ、ラムイントラ方面の怪しさ、レトロさ、雰囲気バツグンの、骨董店兼レストラン「ラーン カオゲップ」におジャマしてきました。

エカマイ・ラムイントラ通りをずずーいっと北へ

スクムビット通りソイ63、エカマイ通りがペッブリー通りを越える辺りから「エカマイ・ラムイントラ道路」として高架となり北へ延びていきます。
ラートプラオ通りを過ぎたあたりから下道に降り、道なりにひたすら真っ直ぐ、途中テスコロータスやショッピングモール「クリスタル・パークビレッジ」を過ぎ、ソイ・ユーエン(ラムイントラ ソイ34)の入口手前にあるのが今回の目的地「ラーン・カオゲップ」です。
「これでもか!」と言わんばかりに統一性の無い店名の看板が掲げられています 「これでもか!」と言わんばかりに統一性の無い店名の看板が掲げられています

「これでもか!」と言わんばかりに統一性の無い店名の看板が掲げられています

こちらが凡その目印。店の前はバス停になっています。 こちらが凡その目印。店の前はバス停になっています。

こちらが凡その目印。店の前はバス停になっています。

緑いっぱい、水音爽やか

店内に入ると、鄙びたテーブルや椅子が大小点々と。どれもそれぞれ違ったデザインで、中にはナビが小学生の頃、校舎内の倉庫で見かけたような木製の椅子なども。
しかも良くみると、そのほとんどに値札がぶら下がっています。つまり、これ売り物なのです。
「欲しいか?」と問われると、非常に窮することこの上ないのですが、骨董屋の真骨頂「売れるものは何でも売るぞ!」という心意気が感じられます。
カーペンターズのオールドナンバーを聴きながら周囲に目を渡すと、緑がいっぱい。店内に水を引いて噴水(?)もあつらえたあるため、常に水音がしてとっても涼しげです。
緑に囲まれ、爽やかな店内(レストラン側) 緑に囲まれ、爽やかな店内(レストラン側) 緑に囲まれ、爽やかな店内(レストラン側)

緑に囲まれ、爽やかな店内(レストラン側)

一方で、なかなかカオスな骨董店側 一方で、なかなかカオスな骨董店側

一方で、なかなかカオスな骨董店側

まずは、蚊対策

店内に入り、まず渡されたのはなんと、「虫除けクリーム」!
良く目を凝らすとナビの周囲には蚊がチラホラ…。デング熱も流行中ということで、念のためクリームをしっかり塗らせていただきました。
普段は虫除けクリームの効能には懐疑的なナビでしたが、効き目はバッチリ。取材時間中、全く刺されることなく、虫除けの威力を身を持って体験することができました。

宝探し気分。店内を探索!

100年以上昔のものという床屋の椅子

100年以上昔のものという床屋の椅子

屋根の掛かった骨董フロアは電気がついてもどことなく薄暗く、陰鬱とした雰囲気。それもそのはず、店内所狭しと床から天井まで様々なアイテムが並べられています。
さぞや歴史のある店と思いきや、開業は2007年というから色々な意味で驚きです。
「どうして、こうなった?」というほどの深みのある古臭さと混沌とした商品ディスプレイは唖然としてしいます。商品は家具・オブジェ・時計・小物などで、お店が直接販売するものと、委託で販売されているもの、さらに自動車などは日割りでのレンタル用とのこと。映画などの小道具に利用されることもあるとか。
広い店内をブラブラすると、気分は蔵の中での宝探し。某「開運なんとか探偵団」の気分をお手軽に味わえます。さて、そんな中からツラツラとご紹介しましょう。
怪しいオブジェからレトロな家具まで、何でも値段が付いています。しかし、この剣山(写真右)、どこから来たのでしょう…… 怪しいオブジェからレトロな家具まで、何でも値段が付いています。しかし、この剣山(写真右)、どこから来たのでしょう…… 怪しいオブジェからレトロな家具まで、何でも値段が付いています。しかし、この剣山(写真右)、どこから来たのでしょう……

怪しいオブジェからレトロな家具まで、何でも値段が付いています。しかし、この剣山(写真右)、どこから来たのでしょう……


骨董の定番、カメラ。動くのか動かないのか店員さんも分かってないご様子。でも「YASHIKA」のロゴはカッコイイです 骨董の定番、カメラ。動くのか動かないのか店員さんも分かってないご様子。でも「YASHIKA」のロゴはカッコイイです 骨董の定番、カメラ。動くのか動かないのか店員さんも分かってないご様子。でも「YASHIKA」のロゴはカッコイイです

骨董の定番、カメラ。動くのか動かないのか店員さんも分かってないご様子。でも「YASHIKA」のロゴはカッコイイです


1万円前後の値段が付いた黒電話などの旧式の電話が並びます。どことなく懐かしいですね 1万円前後の値段が付いた黒電話などの旧式の電話が並びます。どことなく懐かしいですね 1万円前後の値段が付いた黒電話などの旧式の電話が並びます。どことなく懐かしいですね

1万円前後の値段が付いた黒電話などの旧式の電話が並びます。どことなく懐かしいですね


年季の入ったカキ氷機に“初雪、HATUYUKI”の文字。なんでこんなものが……

年季の入ったカキ氷機に“初雪、HATUYUKI”の文字。なんでこんなものが……

コカコーラのディスプレイ用の台。「もう少し状態が良ければ……」という感じです

コカコーラのディスプレイ用の台。「もう少し状態が良ければ……」という感じです


ビクターのレコードプレイヤーや歴史を感じる看板など、見ている分には飽きが来ません ビクターのレコードプレイヤーや歴史を感じる看板など、見ている分には飽きが来ません ビクターのレコードプレイヤーや歴史を感じる看板など、見ている分には飽きが来ません

ビクターのレコードプレイヤーや歴史を感じる看板など、見ている分には飽きが来ません

子供向けから大人用まで、乗り物もたくさん。
三輪車、木馬、いずれも3000バーツ前後 三輪車、木馬、いずれも3000バーツ前後

三輪車、木馬、いずれも3000バーツ前後


こちらのカブはまだ修理中とのことで、値段はついていません。深南部ソンクラー県からやってきたようです こちらのカブはまだ修理中とのことで、値段はついていません。深南部ソンクラー県からやってきたようです

こちらのカブはまだ修理中とのことで、値段はついていません。深南部ソンクラー県からやってきたようです


VWのクーペとビートルはレンタル用。ビートルは珍しいコンバーチブルです。ウィンチも実装したランクルもレンタル用とのこと。 VWのクーペとビートルはレンタル用。ビートルは珍しいコンバーチブルです。ウィンチも実装したランクルもレンタル用とのこと。 VWのクーペとビートルはレンタル用。ビートルは珍しいコンバーチブルです。ウィンチも実装したランクルもレンタル用とのこと。

VWのクーペとビートルはレンタル用。ビートルは珍しいコンバーチブルです。ウィンチも実装したランクルもレンタル用とのこと。

お料理は家庭の味を目指したヘルシー路線

そうこうしているうちにお料理が完成。どれも普段はあまり見ることのない料理です。
「田舎から出てきた都会暮らしの人に、お袋の味を手軽に味わえるようなお店にしたい」というのが「ラーン・カオゲップ」のコンセプト。まだまだタイでの暮らしは長くないナビですので、興味津々で箸を伸ばしました。
どの料理をとっても辛さもさることながら、様々なハーブや香辛料が効いていて「スパイシー」。タイ料理の真骨頂といった趣です。
「ホットコーヒー、30バーツ」

「ホットコーヒー、30バーツ」

タイ人が大好きな通称「ナムデーン」のソーダ割り「ซาซา โซดา(サーサー・ソーダ)」25バーツ

タイ人が大好きな通称「ナムデーン」のソーダ割り「ซาซา โซดา(サーサー・ソーダ)」25バーツ


「หลนเต้าเจี้ยว ผักสด(ロン・タオヂヤオ パクソッド)」70バーツ
チキン出汁の粕汁のようなお味。生野菜と一緒にいただきます チキン出汁の粕汁のようなお味。生野菜と一緒にいただきます

チキン出汁の粕汁のようなお味。生野菜と一緒にいただきます


ต้มโคล้งปลากรอบ(トムクローン・プラークローブ)」120バーツ
“ナマズのみりん干し”のスープがベースのトムヤム・スープ。何ともいえない香ばしいスープと少々グロいナマズの頭がアンバランスです “ナマズのみりん干し”のスープがベースのトムヤム・スープ。何ともいえない香ばしいスープと少々グロいナマズの頭がアンバランスです

“ナマズのみりん干し”のスープがベースのトムヤム・スープ。何ともいえない香ばしいスープと少々グロいナマズの頭がアンバランスです


ปลาทับทิมทอดน้ำปลา(プラータプティムトートナムプラー)」155バーツ
揚げた「プラータプティム(淡い赤色の淡水魚)」とナンプラー、マンゴー、ナッツ、唐辛子などを和えたナムヂム(付けダレ)を一緒に頂きます 揚げた「プラータプティム(淡い赤色の淡水魚)」とナンプラー、マンゴー、ナッツ、唐辛子などを和えたナムヂム(付けダレ)を一緒に頂きます

揚げた「プラータプティム(淡い赤色の淡水魚)」とナンプラー、マンゴー、ナッツ、唐辛子などを和えたナムヂム(付けダレ)を一緒に頂きます


やたらとに可愛らしい造りのトイレ

やたらとに可愛らしい造りのトイレ

いかがでしたか? 「ラーン・カオゲップ」。
なんとも摩訶不思議な空間です。時代を感じるとても古いアイテムや、「あーっ、これ知ってる!」と懐かしくなるアイテム。はたまた「これを売る気なのか……?」と思わず突っ込みたくなるアイテムなどがビックリ箱のように次から次へと登場します。
年代順に理路整然とならべられた民族資料館のような施設と違い、目線を動かすたびに面白い発見が次々に出てきます。
場所がバンコク都内から離れているため、やや行きにくいですが、ちょっとだけ社会見学&探検気分でお食事に行くと思えば楽しそうですね。
以上、バンコクナビがお伝えしました。

記事登録日:2009-08-14

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-08-14

利用日
女性 男性