【今月のフルーツ】パパイヤ

オレンジ色の果肉からただよう甘~い香り!美容効果も期待できる万能トロピカルフルーツ、パパイヤ!

サワッディーカー!バンコクナビです。
シリーズでお送りしている『今月のフルーツ』、今回スポットライトを浴びるのは『パパイヤ』。パパイヤは、タイ語で“マラコー”。熟すと果肉は濃いオレンジ色になり、そこから甘く芳醇な味と香りを放つパパイヤは、まさにトロピカルフルーツと呼ぶにふさわしい果物!では早速見ていきましょう。
【旬】
パパイヤの旬は、1年中。タイで栽培されているパパイヤは細長いものが主流で、大体大人の指先からひじぐらいまでの長さ。重さは1キロ強と、片手で持つのが少し辛いほどの重量。
濃いオレンジ色の果肉は、熟すほどに甘く柔らかくなり、完熟のものは気をつけて扱わないと崩れてしまうほど。アリや蜂がすぐに反応しそうな、独特のクセがある甘い香りがします。タイ人の中には、それを「何かが腐ったみたいな匂い」と敬遠する人も。
匂いが気になる場合は、ぜひライムを搾ってみてください!臭みが減り、さらにパパイヤにない酸味が加わって食べやすくなります。
食べるときは、皮をむいて縦に2つに割ります。中は空洞になっていて、たくさん入っている黒くて小さな種を取り除きます。
【成分・効能】
皮が黄色で果肉がオレンジ色の熟したパパイヤは果物として、熟す前の青いパパイヤは野菜として食べられます。
熟したパパイヤ
完熟のものはリコピンが多いのが特徴です。呼吸器系の免疫力を高めます。貧血に効果がある葉酸が多く含まれています。ビタミンC・ビタミンA・食物繊維やβ-カロテンも比較的多く含まれています。
青いパパイヤ
熟す前の青いパパイヤは、皮は濃い緑、果肉は薄い緑で、タンパク質分解酵素パパインが豊富に含まれています。野菜として主に“ソムタム”というサラダ風の和え物料理に使われます。パパインは熟すとともに含有量がどんどん減っていき、熟したパパイヤにはほとんど含まれていません。その代わりにビタミンの含有量は増えていきます。

~ 選び方 ~

果物屋のお兄さんがパパイヤの選び方を伝授。
「皮が黄色く、持ってみてずっしりと重みがあるものが甘いパパイヤ。表面が乾燥しているものは古いので避けてね!」

~ 買い方 ~

お店で
旅行に来てパパイヤを丸ごと買う機会はあまりないかも知れませんが、果物屋さんではどーんと店先に積まれて売られています。値段は、1本が1キログラムで30~40バーツ(100~130円)程度。お店によってはカット売りも置いています。

屋台で
10バーツ(約30円)でカットフルーツを売り歩く屋台。ついついスイカやパイナップルに目がいきがちですが、パパイヤもちゃんとあります。「コー・マラコー・カー/男性はカップ(パパイヤをください)」と言って指さしましょう。
注文してみます!「コー・マラコー・カ~(パパイヤをください)」

注文してみます!「コー・マラコー・カ~(パパイヤをください)」

1本取り出して…、よく見れば、直接触れないようにビニールごしに触れています。

1本取り出して…、よく見れば、直接触れないようにビニールごしに触れています。

カンカンカンとトレイの上で手際よく一口大にカットして…、

カンカンカンとトレイの上で手際よく一口大にカットして…、

最後にビニール袋に入れて手渡してくれます!

最後にビニール袋に入れて手渡してくれます!

~ 生以外の食べ方 ~

生で食べる他に、氷とミキサーにかけたシェイクやドライフルーツとしても食べられています。
青いパパイヤは、細長く切って調味料と和えた料理“ソムタム”の材料として食べます。

【美容せっけん】
パパイヤに含まれるビタミンA・B2・C、カロチンや各種ミネラルは美容に効く!ということで、パパイヤを使った石鹸もポピュラー。
メラニン色素の生成を抑え、毛穴の黒ずみも防止してしっとりお肌に!
いかがでしたか?太陽の光をそのまま貼り付けたようなビビッドな色とかぐわしい香りのパパイヤ。タイでぜひ一度口にして欲しいフルーツの1つです。以上バンコクナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-01-16

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