プミポン国王御誕生日

街は黄色一色!タイ中が喜びで沸いた、プミポン国王陛下ご生誕80周年記念日の様子をレポート!

サワッディーカー、バンコクナビです。
12月5日は、タイ現国王であるプミポン国王陛下がお生まれになった日。王様を“父”の象徴として敬愛するタイ人にとって、この日は父の日でもあります。
特に今年は、ご生誕80周年という記念すべき年。ちなみに、タイでは王様の御年は、『○歳』ではなく『○パンサー』と数えます。『パンサー(安吾)』とは、雨季に僧侶が寺にこもって修行に専念する期間のことで、僧侶が修行を積んだ年数も『パンサー』で数えます。なので、「今年プミポン国王は80パンサーになられた」、という言い方をします。タイが王国そして仏教国であることがよく現れた風習ですね。
12月5日が近づくにつれてだんだん祝賀モードになっていくバンコクの街の様子から当日の祝賀行事までをお見せします!

前日までの様子

11月に入ると、デパートやホテルの前など、いたるところにプミポン国王の肖像が掲げられ、街をあげてお祝いの準備が進んでいきます。
サイアムパラゴンデパートでは、花形のカードに王様へのメッセージをしたためて吊るすコーナーが設置されました。
切手や記念本などの王様グッズも。
王様を讃える歌の合唱です。みんな自発的に集まって歌うんですよ。タイ人の、国王の名の下での一致団結力はすごいです。
インパクトムアントンタニでもイベントが開かれました。
プミポン国王がお生まれになってから、今までを辿る写真や、国王がお描きになった絵が展示されています。
ここでもメッセージコーナー。パソコンに入力するハイテクバージョンも。
問題を抱えた地域や災害に遭った場所を積極的に訪問されるプミポン国王。これは国王が慰問の際、実際にお乗りになった車です。

いよいよ当日

タイの仏教では、曜日ごとにシンポル的な色が決められていて、プミポン国王がお生まれになった月曜日のカラーは黄色。黄色は王様のシンボルということで、普段から月曜日になると黄色いポロシャツを着る習慣があります。
12月5日の当日は、タクシーやトゥクトゥクの運転手も乗客もみんな黄色い服、マクドナルドも、黄色の服を着た人でいっぱい。
学校でも祝賀行事が行われました。
国王がお言葉を述べられる王宮前の道路は、タイ国民で埋め尽くされます。みんなタイ国民であることを誇りにした、晴れ晴れとした表情ですね。
子供や外国人も。
びしっと正装した国家公務員によるパレードです。
看護婦さんたちは、国旗や水を配ったり、血圧を測って軽い健康相談に乗ったりしていました。
服だけでなく、帽子やリストバンドなど黄色いグッズがたくさん。
夜になりました。ライトが灯っておごそかな雰囲気です。
メイン会場の王宮広場以外でも、何人かで集まってロウソクを灯して祈りをささげる姿があちこちで見られました。花火でフィナーレです。
タイ人が、老若男女や生まれた地域の分け隔てなく、『タイ人であること』によって1つにまとまる姿に何度も出くわし、感動しきりの1日でした。
バンコクナビからも、プミポン国王陛下の今後ますますのご清祥を心よりお祈り申し上げます。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-12-12

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