スクンビット中央の不思議公園~ベンジャシリ公園内オブジェと自然

BTSプロンポン駅からすぐ、スクムビット通り沿い。バンコク都民の憩いの場「ベンジャシリ公園」。こちらの公園、なぜか様々な像やオブジェなど造形物が多く見られます。

サワディカー、バンコクナビです。以前お伝えしたスクンビットのど真ん中に突然出現する「ベンジャシリ公園」。都会の真中だけに色々な人が訪れ、それぞれの憩いの場所として活用されています。その中でも注目すべきは様々なオブジェと都会の中の自然。今回は公園内でみることのできるオブジェと自然にスポットを当てて、散歩のように見て行きたいと思います。

まずは位置を確認!
現在ナビはGate1、地図で言う左下から中へ入ります。公園内の遊歩道に沿って時計回りの右方向へ歩き出します。道々オブジェが登場しますので、簡単に説明していきますね。

オブジェ1 …ではありません

いきなり、すいません。造作物に違いはありませんがこれはオブジェではなく、「エンポリウムスイート」です。公園を見下ろすかのようにそびえ立っていて、その高さからか威圧感があります。タイの芸能人も多く住んでいて、テレビドラマの撮影にもよく使われます。

オブジェ1

Gate1を入ってすぐに目に飛び込んでくるのは子供を肩車した女性の像。
タイトルは「子供の日」。
一般論ですが、タイの母親は男の子にはとても甘く「寝てなさい」とか、「休んでいなさい」とかの声をかけ、女の子には「家事を手伝いなさい」とか「掃除しなさい」とか厳しく育てる伝統があるそうです。タイの女性で働き者が多いのはこのためでしょうか。

オブジェ2

遊歩道に入って100mほどの池の淵に、はさみのようなオブジェが立っています。
タイトルは「信仰」。
外観とタイトルが一致しにくいパターンのようです。

オブジェ3

オブジェ1から20mほど先の右側、子供の遊び場の終わり際のところにある大きなオブジェ、というより遊具の一種なんでしょうか?それとも未来の乗り物をイメージして作られたオブジェなのでしょうか。皆さんには何に見えますか?
答えは「米」でした。
これもイメージ湧かないですよね。

オブジェ4

池の脇にたっている東屋、その前にあるオブジェです。積み木の中に球体が挟まっている設計で、色も4色。
タイトルは「誕生」。
分かるような分からないような・・・。感性って違うものなんですね。

オブジェ5

さらに進んだ池のほとり、女性が雲の上に寝ているような彫刻があります。
タイトルは「平和の曙光の仕草」。
本当に社会や家庭が平和な時、タイの女性は雲の上にいるような感覚で優雅に寝そべっているという意味でしょうか。確かにのんびりした気分になりますね。

オブジェ6

池を回りこみすぐの左手、沢山の子供が彫られた彫刻があります。
タイトルは「子供」。
そのまんまです。日本人と違いタイトルに凝ったり、捻った意味のタイトルを付けたりする気質は少ないようです。中にはお尻が半分見えている子もいましたよ。

オブジェ7

今回見た中では一番見た目からは意味が判らないオブジェでした。
タイトルは「同盟の構造」。
2層になっています。タイトルを聞いてもピーンと来ないオブジェもあるんですね。

オブジェ8

タイのお寺では見慣れた「金色」ですが、このようにオブジェに金色を配すると何とも言えない崇高なイメージになります。日本ではお仏壇に同じようなものが飾られていますが、何か宗教的な意味があるのでしょうか。タイトルはありませんでした。

オブジェ9

池の裏。ここまで来れば丁度半周回ったところです。遊具なのかオブジェなのか、判断に迷うとこではありますが、証明設備が付いていて、ライトアップされるところを見るとオブジェなのでしょう。
ナビは何となく「細胞」をイメージしちゃいました。

オブジェ10

古い鉄板で作られた2つの作品です。ナビには牛が走っている姿に見えました。
タイトルは無いので、勝手に名づけてみました。「疾走」。

オブジェ11

池の淵にはてっぺんが金色に塗られたピラミッドがあります。もちろん、タイトルはありません。面白いのはピラミッドの回りの植え込みが迷路のようになっているところ。こちらもライトアップ用の証明が付いていますので、日が落ちてから見た方が幻想的なのでしょう。

オブジェ12

さあ、後半。ムンクのようなデザインです。
タイトルは「人間」。
これは分かりやすいタイトルですね。

オブジェ13

家庭内にあった白いオイルの中に赤いオイルが浮き沈みする装飾品を思い出しました。はたまた細胞分裂?あるいはターミネーター?
タイトルは「成長」。
次のステップへと進化していくという感じでしょうか。何となくですが理解できますね。

自然1

鮮やかなピンクの色はまるで桜のようです。この木は日本のさるすべりの一種で甘~い香りが辺り一面に匂っていました。群生していればお花見というところですが、残念ながら一本です。

自然2

池のほとり、一羽の鳥が羽を休めているのかと思いきや、実は池の中の魚を狙っていました。正直水質は最悪の状況に近く、臭いこそしませんが透明度はゼロといったところです。されど、そこは野生の鳥、写真に収めることはできませんでしたが、見事に魚を捕らえていました。

オブジェ15

さあ、すでにお散歩も後半、残り僅かのところまで来ています。「クイーンズパークホテル」の通用門に近いあたり、黒いオブジェが目に入ります。
タイトルは「人間」ですが、縦に並んだ穴が目のように見え、宇宙人をイメージしたのはナビだけでしょうか。
ナビ命名、「未知との遭遇」です。

オブジェ16

鳥のようにも人のようにも見えるオブジェ。
タイトルは「自由の象徴」。
このオブジェの向こうでは仲の良いカップルが自由を謳歌していました。大事なことですよね。

オブジェ17

あと一息です。
タイトルは「命の象徴」。
これも難しいですね。これを作った人の「命」に対するイメージなのでしょう。ナビには??でした。

オブジェ18

出口のところにあるオブジェです。
タイトルは「ラムマナー」。
背中には羽があります。体型的には女性のように見えますね。

自然3

タイの国花、ラチャプルック(ゴールデンシャワー)の黄金色の花が風にそよぎ、流れるように咲き乱れています。
都会の真ん中に突然出現するちょっと不思議な「ベンジャシリ公園」。残念ながら池の水はきれいではありませんが、東京の日比谷公園のように近隣に住む人、働く人たちのオアシスとして街に潤いを与えてくれているのでしょう。緑が見たくなった頃、ちょっと寄ってオブジェたちと会話してみてはいかがですか。バンコクナビでした。

【基本情報】
住所 Sukhumvit 22-24 Sukumvit Rd., Klongtan, Klongtoei, Bangkok 10110
住所(タイ語) สุขุมวิท22-24 ถนนสุขุมวิท แขวงคลองตัน เขตคลองเตย กรุงเทพฯ 10110
電話番号 02-262-0810
ファックス 無し
開演時間 05:00-17:00
休業日 年中無休
クレジットカード 不可
駐車場 無し
日本語 不可
料金 入園料無料
関連タグ:公園プロンポン

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-04-21

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