【果物バンサ~イ】:旬の果物:「マンゴスチン」「ドゥリアン」「ランブータン」

雨期とともにやってきたただ今『旬』の果物をご紹介しちゃいま~す。

サワディーカー。ナビです。暦上ではただ今『雨期』の真っただ中のプーケットですが、「あれ、本当に雨期なの?」と疑ってしまうほど太陽ニコニコ、天気が良い日が連日続いております。お天気が良いと気軽のお外に出かけする頻度も多くなり、島には沢山のフルーツが溢れていることに気づかされる今日この頃。ということで、今回は雨期真っただ中、プーケット島内で出回っているフルーツ「マンゴスチン」「ドゥリアン」「ランブータン」の果物3種を一挙ご紹介しちゃいたいと思います。

マンゴスチン

ヴィクトリア朝を作り上げた、旧大英帝国のヴィクトリア女王の『好物』だったことから、「果物の女王」の別名知名度満点のマンゴスチン。硬く厚いダークな赤紫には4~8パーツに別れたさっぱりとした甘さとさわやかな酸味がまさに「女王様」の品格を漂わせてくれるタイランドを代表する果物です。タイ語では「マンクット」と発音します。

【お値段】

日本では高価なイメージがあるマンゴスチンですが、今年は豊作だったらしく地元人が集まるマーケットでは15~25バーツ/1KG(購入するお店によって異なる。)で販売されていました。大通りの道端には産地からはるばる「販売」しにやってきたトラックなども停車しているのを見かけることが多いです。

【栄養】

細胞の再生を促進するビタミンB2,風邪予防にも効果的なビタミンCなど「美」の優等生フルーツ。更には、コレストロールを低下させる作用もあるそうで、体内からキレイを目指す人におススメする優れた果物の一つです。そういえば、シミ消し、美白の効果があるマンゴスチン石鹸が一時日本でもブームになったのは記憶に新しいのでは?ブームが過ぎ去った現在でも島内のミニマート、大手スーパーの棚にはマンゴスチン石鹸が今現在も販売されています。カロリーは100g当たり(身の部分のみ。)約67カロリーほど。

【食べ方】

皮に含まれる赤い色素は染料になるだけあって、手や洋服に一度着くとなかなか汚れがおとしにくいですが、現地の人達はナイフを利用せずに皮を親指や両手を使って押しつぶして上手にぱっくり開けて食べています。ナイフを利用しての食べ方はこちらでどうぞ。

ランブーターン

マレー諸島が原産地であるランブータン。見た目はイガイガした刺の様な毛が一種異様な風貌のエキセントリックな果物です。マレー語の「毛」を意味するランブートからその名がついたといわれているランブータン。タイ語では「ンゴ」といいます。こちらの名前の由来はマレーシア国境近くに住んでいる「ンゴ」という少数民族の頭にそっくりだということから名付けられたそうです。こんなファンキーなイガイガ頭の人いるんでしょうかね~。一度お会いしてみたいものです。

【お値段】

今年の価格は15バーツ/1キロ~。大手スーパーの袋詰めは少々お値段の高めなのでぜひ地元市場(タラート)や道端で停まって販売している産地直送トラックでお買いものされることをお勧めします。

【栄養】

さっぱりとした甘さがあるのに対して、意外にカロリー控えめで、「美」の源ビタミンCが豊富です。ダイエット中の方でも気兼ねなく食べられそうです。

【食べ方】

マンゴスチンと異なり意外にイガイガの皮は薄めなので爪で切り込みをいれればツルリとした半透明の頭、いや、果肉が出てきます。食べる際に果肉に種の薄側が張り付くのが少々難点です。

ドリアン

爆発的な異臭からか、そのふてぶてしい(?)いでたちからなのか「果物の王様」として名高い「ドリアン」。外見は同じでも実は30種類以上も種類があり味も微妙に異なるのだそう。ねっとりと甘い味ですが、身が締まっている固いものを選べば実は予想以上に固いですが、味は甘いドゥリアン、匂いもあまり強烈ではないようです。

【お値段】

ナビが市場で購入したチュンポン産の小玉ドリアンは、おじさんが綺麗にイガイガ皮を履いてすぐに食べられるように房分けしてくれた状態で60バーツ。今シーズンは1キロ30バーツ~のようです。

【栄養】

栄養が豊富なため王様が精力増強に食されていたらしく、「果物の王様」との別名がついたとも言われるドゥリアン。高血圧予防に効果があるマグネシウム、リン、疲労回復にテキメンのビタミンB1の割合も多く、『貧血疲労』や『疲労回復』に効果的の果物です。ただし100gあたり約133kcalと高カロリーなためダイエット中の方にはあまりお勧めできません。

【食べ方】

スーパーや一人ドリアンを楽しみたい人の為に房にわけてパック入りで販売しているものもありますが、フレッシュなのは実際に販売している物を目の前で切り分けていただくのに限るッ。「身が締まっているものが・・・・・・。」や「チョー熟しているのが食べたいの~。」と販売している人言えばちょっぴり皮をはいで指でさわらせてくれたりするので好みのドゥリアンが探せる確率大。これも、地域ごとで青空市場が頻繁にひらかれるプーケットならではの楽しみ方かもしれません。プヨプヨの熟している身は匂いが強烈なので周囲に迷惑がかからないようにひっそりとお召し上がりください。また、ビールのみならずアルコール類全般との食べ合わせは×です。
いかがでしたか。これらの果物の旬は約3か月程度だそうですが、農業の発達により1年中食べられるようになったものもあるとかないとか。鼻をすすりながら旬の果物を謳歌していたら「風邪をひいている時には食べちゃダメ!」とタイ人にダメ出しをくらってしまいました。昔から体を冷やすので風邪をひいている時には食べてはいけないといわれている果物達なのだそうです。ということで、夏風邪をひく前に「予防」対策として是非、旬の果物を堪能して帰ってください。以上ナビがおおくりいたしました~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-07-08

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