景気悪い話ばかりが聞こえてくるチャトゥチャックですが…
サワディーカップ バンコクナビです。
最近、チャトゥチャック市場に出店しているタイ人の友人から、「全然売れないよ~。人はいるけどデートコースと化してるだけで買う人はあんまりいないし。」とか、日本人の友人からも「最近は値段上がったよね~」と不穏な噂(?)ばかり聞かれるので、実際どんなものだろうと、出かけてきました。
思いもかけない人の少なさ
到着したのは日曜日の午前11時前、以前の記憶では人の群れがBTSを降りてから市場まで大移動という感じだったのですが、BTSもそれほど混雑しておらず「ありゃりゃ?」と拍子抜け。市場内も確かに盛況と言うには程遠い雰囲気です。
要因の一つとして、新型インフルエンザの影響もあるようです。タイ(特にバンコク)では感染者が連日増加しており、死者も50人に迫ろうという状況。出かける人もまばらなのもうなずけます。
市場に訪れる人もマスク姿の人が多く、新型インフルエンザが心配の種になっているようです。
見事なまでのシャッター通り
ブラブラ周って見た印象は、「シャッターの降りた店が増えたかな?」という感覚。それぞれのエリアで勝ち組・負け組が顕著化しているようで、客の多いお店とそうでないお店がハッキリしているようでした。
また、飲食店も閑散とした店の多いこと。我々外国人にとって雨季に入ってこの蒸し暑い時期に屋台や屋外で食事するのはリスクが高いのは確か。ナビも屋台は大好きですが、作り置きの料理や生ものは避けるようにしています。
オリジナル・1点ものは奮闘中?
数多くある店舗のなかでも、ハイセンスな一点モノなどには人が集まっているようでしたが、既製品のお土産物がメインのお店は苦戦している雰囲気。ナビの友人のお店も、ネットで受注した商品を受け渡すためにお店を開けているそうで、一見さんに売れたら「ラッキー」とのことです。
市場内をブラリとお散歩
ナビの個人的な感想としては、「暑くて遠いチャトゥチャック市場までわざわざやって来てまで買わなければいけないアイテムは少ない」というのが本音です。実際、せっかくやってきたのだから何か買って帰ろうと思っていたのですが……、収穫ゼロ。物欲は動きませんでした。
今後はどうなるチャトゥチャック
2009年7月現在、政情不安による観光客の減少、新型インフルエンザ、景気の悪化による消費の低迷など不安要素に事欠かないタイ。
チャトゥチャック市場と言えば、週末のお出かけスポットの定番として定着しているにもかかわらず、あまり良い噂を聞かないのが残念なところ。前述のタイ人の友人曰く、「家賃も上がっているので、商品の値段も上げざるを得ない」、
「店舗スペースによっては、又貸しに次ぐ又貸しで家賃が正常値を越えてしまって借り手が付くはずもない」とも。
チャトゥチャックの完全復活はありえるのか? はたまたいつのことになるのか? バンコクの一大観光&買い物スポット「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」今後も注目していきたいと思います。
以上、バンコクナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-07-24