バンコク最大のカルチャースクールが1年の成果を発表!
サワディカップ バンコクナビです。バンコクは日本からの駐在がとても多く約1万5千世帯以上の駐在員とそのご家族が住んでいると言われています。会社を代表して働くご主人は勿論仕事優先の生活を送りますが、ではそのご家族である奥様やお子様はどんな生活を送られているのでしょう? バンコクにもカルチャースクールが数件あり、日本人のご家族は趣味や習い事、お稽古ごとなどに通われている方が多いようです。今日はその中でもバンコク最大級のカルチャースクール、『VOICE HOBBY CLUB』の展示会を覗いてきました。
VOICEは1993年生まれ
『VOICE HOBBY CLUB』は1993年、やはり日本からの駐在員の奥様であった岡 範子さんが、新しい友達を作る場所も少なく時間を持て余し気味の駐在員ご家族に、駐在期間をより有意義に過ごしてもらうため趣味の分野を広げようと、学校=スクールというよりクラブ活動の一環みたいなものとして始めたのがきっかけです。開始当初は数名だった会員も現在では延べ4千人を超え、バンコクで最大規模のスクールに成長しました。会員制はありますが、特に会員の有効期限も無く、会員以外の方でも興味があれば自由に参加できる、本当にクラブ活動のような運営をしています。その自由さが新たな人を惹きつけるのではないかと思います。そしてクラブ活動において習得した技術や成果を数多くの人に見て貰おうと1年に1回「展示会」を開催しています。今日はその展示会の様子をご覧頂きます。
VOICE HOBBY CLUB主宰の岡さん
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VOICEのオフィス
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カービング
それでは50以上あるコース内容から、数点ピックアップして見ていきましょう。
まずはカービングからです。カービングとは直訳すると「彫刻」ですが、ここでは果物や石鹸から花などのモチーフを切り出す技術を指しています。タイのレストランなどでもスイカやメロンを用いてカービングしてあるのを良く見かけますね。
パーチメントクラフト
パーチメントクラフトとは厚手のトレーシングペーパーをレースのような形に切り抜く手芸で、額に入れ飾ったり、表札にしたりすることができます。同様の手法で名前なども作ることができます。プロ顔負けの作品もありますね。
バティック(ろうけつ染め)
バティックと呼ばれるろうけつ染めの作品です。これも額に飾れば素敵なインテリアになります。皆さんお見事!
ネイルケア&アート
皆さん、日本へご帰国後はネイルサロンを開けるのではないかと思われるくらいの出来栄えです。きっとバンコクのネイルサロンに行くときなど、施術の工程に夢中になるあまり、リラックスできないのではないでしょうか。
作者のお名前が張られています
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池田さん 素晴らしい作品です
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クリスタルフラワー
針金を曲げて花びらや葉を形取り、色の付いた液体樹脂の中をくぐらせることによって
膜を作り、それが乾燥して固まったものを組み合わせて造る造花の一種です。生花と違い手入れも交換も不要ですので、インテリアに丁度良く、家の中に飾れば明るい雰囲気になりますね。
フォークアートペインティング
お皿やお盆など家庭内にある身近なものに絵を描く手法です。勿論普通の紙に描いたものもあります。
ミニチュア粘土細工
ナビが一番驚いたのはミニチュア粘土細工の作品です。生活の中で身近にあるものをモチーフにしたり、自分の好きなものを製作したりと自由な発想が光ります。今回写真付きで紹介させて頂くのは、タイの屋台2件と日本の和菓子屋さんの作品。説明よりも写真をご覧ください。
最後に子供達の作品を紹介
ボイスホビークラブに通うお子様達の作品です。絵画あり、工作あり、お習字ありと盛り沢山。ママに負けない作品を作ってください。
駐在員の方の多くは3年から4年で後任の方と交代して日本へ帰国します。ナビも初めてタイに来たのは1996年、やはり駐在員として赴任しました。最初の1年目は言葉、文化、生活習慣の違いに驚き、2年目で何とか自分のペースを掴み、やっと仕事も生活も面白くなってきた3年目に来年は帰国と告げられ、あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。本当に短いと言える駐在期間、できるだけ楽しい時間と思い出を作って欲しいと思います。以上バンコクナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-12-18