タイの焼きそば特集

タイ風らーめんの次は「タイ風焼きそば」!?

タイ料理で重要な位置を占めるのが“タイヌードル”です。タイには多種多様な麺があり、どれをたべるかほんの一瞬迷ってしまうのではないでしょうか。タイのインスタントラーメンをサラダ風の料理にまぜたり、ヌードル屋台では好みで麺の太さを選べたり、お菓子の時間に子どもたちがおやつ代わりにたべるなど日常にありふれる食なのです。そこで今回紹介するのがヌードルの中でもさらにタイのヌードル事情を極めるため『タイの焼きそば』。汁のはいったヌードルはお店もたくさんあり出会うのが簡単ですが、この「タイの焼きそば」というのは案外あまり知られていないようです。日本とはまったく味も見た目も違う「タイ風焼きそば」をいろいろ探してみました!

タイ風焼きそばの特徴?


『焼きそば』ということでとりあえず「汁の入っていない」さらに「火を通している」ものを『タイ風焼きそば』としていくつかピックアップしてみました。日本の『焼きそば』といえばソースがからみ合って青のりに紅ショウガ?というのをイメージしてしまいますが、いやいや、タイ風は違うのです。ソースは甘いものから、しょっぱいものまで、ドロドロしていたり、麺も極細極太もあり、ほんとうに色々です。日本の焼きそばをイメージしながらたべると裏切られます。しかし、タイ風ですので日本の味は忘れタイの味を味わってみるとこれがすごくおいしい!! お店では大きな鍋にダシが染み出ているソースがぐつぐつしていて、酸味の効いたソースなどの香りが漂い食欲を刺激しすぐにでも食べたくなってしまいます。ソースやスパイスを使って、自分の舌に合わせたオリジナルの麺と味を作り出せるのが『タイ風焼きそば』。一度自分の味を生み出したらハマってしまうでしょう。

フードコート編


フードコートで、汁なしのルードルを探してみると意外にたくさんありました。「タイ人は麺類が好きなんだな~」という印象を受けます。その中でもすぐ食べられて、タイ人にも人気があって、やっぱりおいしいという「タイ風焼きそば」をチョイスしました!

◎シーユー

麺の太さは好みで選んで、その上にどろっとした旨味エキスたっぷりのたれをかけてもらいます。砂糖やレモン、ナンプラー、トウガラシを自分流にアレンジし食します。たべる前はどろっとしていて「ん~」といった感じでしたが、実際たべてみると『あ~日本のあんかけ焼きそばみたい!!』という感想に変化します。タイ流の味付けでやっぱりソースで味を作っていくというところがタイらしく、身体にやさしい薄い味付けでスルっと喉を通っていきます。

◎シーユーたれなし

同じお店にまた違った「タイ風焼きそば」がありました。これも麺の太さを選び、今回は麺にそのままどろっとしたソースをかけるのではなく、フライパンで炒めます。少しねっとりして柔らかく、小さな子どもや高齢の方にも人気があるメニューです。炒めているため多少香ばしさがありますが、これも自分のスパイスの味付け方でいかようにも味が変化していきます。

◎汁なし そば

タイのヌードルで特に有名なのがこれ、少し色がかったスープのそば。豚や鳥エキスたっぷりのスープにシャキシャキの空心菜をいれてたべます。しかし今回は「タイ風焼きそば」ですので、スープをなくして頼みました。タイの麺屋ではどこでもスープを抜きたければ抜くことができ、好みに合わせられます。センミーという一番細い麺を注文しスープも抜いてもらいました。砂糖に酸っぱいタレと、ナンプラーをまぜ自分好みの味に調えます。スープがあったときもおいしいのですが、スープがないと空心菜のシャキシャキっとした歯ごたえがさらに深まり味わいぶかくなります。軽く食したいときにはちょうどいい一品です。

屋台編


屋台でもフードコートと同じような焼きそばがありますが、他にも、たま~に見かけるおいしいタイ風焼きそばがあります! その名も「ミーコラート」。バンコクから車で約三時間ほど行った先にあるコラート県の名物料理でありソムタム(パパイヤサラダ)と一緒に食べるとおいしいタイ風焼きそばです。すっぱ辛いサラダとちょっと甘いミーコラートは相性抜群!! 一つでは足りなくて2~3個食べれてしまう勢いです。屋台で売られているものは5バーツという超格安料理でお菓子代わりに食べるタイ人もいます。

◎茹でた麺にひき肉とネギを盛ったシンプルな一品

マーケットにある市場でたべた一品。黄色の卵麺、これはよく日本でも食べる生麺と同じ味です。少しのびたような柔らかい麺にシンプルなひき肉を茹でたものとネギが盛ってあり、これもやっぱり砂糖とナンプラー、すっぱいタレで味をつけたべます。暑い気温の中であってもタイ人は平気で暑いスープの入ったヌードルをたべますが、暑いのに慣れていない我々日本人はスープの入っていない「タイ風茹でそば」!?で満足できちゃいます。

スーパーで買ったインスタント編


スーパーマーケットやコンビニでどこでも手に入れられるインスタントヌードルにも「タイ風焼きそば」商品がありました。タイのインスタント商品は種類も味も違うし、ソースもいっぱいあって作り方も苦戦しそうです。初めて買おうとする人は種類がありすぎて選ぶのも難しいでしょう。そこで、スーパーマーケットにある「タイ風焼きそば」をいくつかご紹介し、タイの友人においしいインスタントルードルの作り方とポイントを教えてもらいました。インスタントルードルはすっごく安い上にタイらしい味と香りが凝縮されていて美味です。ぜひいろいろと挑戦してみてください!!

いかがでしたか?単純にスープのはいっていない麺料理を紹介しましたが、これが意外と多くありました。タイでは自分の味や好みにスープの量をかえたり、麺の太さをかえることができ、簡単に「タイ風焼きそば」が作れてしまいます。タイを訪れてタイ料理にハマってしまった人はぜひインスタントヌードルを買って帰り自宅で自分流の「タイ風焼きそば」を作ってください!!
関連タグ:タイ 焼きそば

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-11-09

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