タイで長期滞在!~ビザ取得のQ&A~

タイ旅行でビザは必要?滞在日数は?など、タイでの滞在やビザについての基本情報をご紹介!

サワッディーカー、バンコクナビです!タイが大好きな方で何度も旅行で訪れている方、さらに初めてタイへ訪れた際にタイの魅力に心奪われてタイが大好きになった方、みなさんそれぞれタイへの熱い想いを持っていることでしょう。旅行で訪れるだけでは物足りず、「長期間タイに滞在したい!」とお考えの方も意外と多いのではないでしょうか。でもどうやって長期間滞在するのか、ビザなどは変更しなければならないのか?など色々と疑問が出てくると思います。そこで今回は、タイに長期間滞在するための方法や役に立つ豆知識を色々とご紹介していきます!

タイに行くのにビザは必要?滞在できる日数は?

「ツアー」に参加してタイを訪れる際には「ビザ」について特に気に留めることはありませんが、個人でタイ旅行を計画される方は「ん?タイに行くのにビザは必要?」といった疑問が湧いてくるはずです。

短期間の旅行だとノービザでOK!

短期間の旅行だとノービザでOK!

その答えはこちら!

観光が目的で一回の訪問につき滞在期間が30日以内であればビザ(査証)は必要ないノービザ(査証免除)(※)』です。30日以上の滞在をしたい方や、観光以外の目的(留学や就労など)の方は、それぞれの目的にあったビザの取得が必要になります。また、ノービザ(査証免除)で入国(空路)する場合は30日の滞在許可が付与され、陸路で入国する場合は15日の滞在許可が付与されます(2012年8月現在)。
(※)ノービザでタイへ入国する場合は、①観光が目的であること、②タイ入国時にパスポートの有効期限が6カ月以上であること、③30日以内にタイを出国する復路の航空券チケットがあることが必要です。つまり、観光目的以外の方や片道航空券しか持たない方、30日以上の長期滞在をしたい方はノービザでのタイ入国は出来ない、ということです。

ノービザでタイへ入国したけど、さらに延長したい!

タイの魅力に気付いた方は、「ノービザで入国したけど、やっぱりもう少しいたい」という気持ちが湧いてくるはずです。しかし、残念なことに「ノービザでタイへ入国した場合、タイ国内での滞在日数延長は出来ません」ので、一度タイ国外に出国し、ノービザもしくはビザを取得して再度タイへ入国しなければなりません。
日本からタイへノービザで入国した場合は30日しか滞在することができません。

日本からタイへノービザで入国した場合は30日しか滞在することができません。

よってタイ国外に出ることが必要です!その際は別に日本でなくても、タイの近隣諸国へ向かってもOKです!

よってタイ国外に出ることが必要です!その際は別に日本でなくても、タイの近隣諸国へ向かってもOKです!

滞在許可日数を超えてしまったら?

「しまった!滞在許可日数を超えてしまった!」という方が結構いらっしゃいます。最初は30日以内で日本へ帰国するはずだったのが、もう少し旅行をしていたい、ということから往路の航空券の日にちを変更したまでは良かったのですが、実は日にちを間違ってしまい滞在許可日数を超えてしまっていたのです。

万が一、滞在可能日数を超えてしまった場合は罰金をし払い、一日でも早くタイ国外へ出国しましょう。

万が一、滞在可能日数を超えてしまった場合は罰金をし払い、一日でも早くタイ国外へ出国しましょう。

その答えはこちら!

ノービサで空路なら30日、陸路なら15日の滞在が可能ですが、滞在許可日数を超えてしまった場合は「オーバーステイ=不法滞在」となります。数日のオーバーステイであれば罰金(一日500Bath)を支払えば出国となるようですが、罰金上限が2万Bathであることから日数が22~41日以降となると罰金だけでは済まず、最悪の場合「強制送還」、「禁固刑」、さらには「次回の渡航に影響が出る」場合もあるようです。

では、タイに30日以上滞在するにはどうしたらいい?

タイに訪れる前にすでに30日以上の滞在を希望している方はノービザでなく、目的にあったビザが必要となります。

観光目的のビザがあれば、一回の訪問で最高90日間滞在することができます。

観光目的のビザがあれば、一回の訪問で最高90日間滞在することができます。

ノービザではない観光目的のビザ!

タイに観光が目的で30日以上滞在したいという方は「観光ビザ(ツーリストビザ)」を取得します。観光ビザにはングルエントリー、ダブルエントリー、トリプルエントリーがあります。必要書類や申請料を全て揃えた上で、タイ国外にあるタイ大使館(※1)やタイ領事館で申請します。全ての書類が揃っていても大使館から発給を断られる場合もあります(※2)。また、ビザを取得しタイへ入国した際に、何らかの理由で日本へ一時帰国、または近隣諸国への旅行などでタイを出国すると、その時点でビザが失効します。タイへの滞在許可を留保してタイ国外へ出国する場合は、予め「リエントリーパーミット(再入国許可証)」を取得しておく必要があります。

(※1)ビザの申請については、国によって必要書類や申請料が異なりますので、詳しくは直接申請する国のタイ大使館やタイ領事館にお尋ねください。

(※2)観光ビザの取得可能回数は厳密には決まっていないようですが、過去に何度も観光ビザを取得をしている人が再度ビザの申請をしたところ、パスポートに「将来的にビザの申請を拒否される可能性があります(実際は英文)」という赤いスタンプを押され、ビザの取得が難しくなった、ということがあるようです。

<シングルエントリー>は入国日から数えて60日の滞在期間が付与されます。60日間以上滞在したい場合はタイの入国管理局で30日間の延長手続き(手数料1,900Bath)が可能(※3)です。

入国日から数えて90日間以上続けての滞在は出来ませんので、<ダブルエントリー>の場合、60日間の滞在期間(延長した場合はさらに30日間)を過ぎる前にタイ国外へ出国し、再度タイへ入国しなければなりません。再入国後はまた60日間の滞在期間が付与され、さらに延長したい場合はシングルと同じようにタイの入国管理局で30日間の延長手続き(手数料1,900Bath)を行います。

<トリプルエントリー>の場合はダブルエントリーの流れに、さらにもう一回タイ国外への出国、タイへの再入国を行うことで、また60日間の滞在期間が付与され、延長する場合は30日間の延長手続きをシングル、ダブル同様に行わなければなりません。

(※3)一回の入国に対し、延長手続きは一回可能です。
ビザを取得してタイへ入国する際には、必ずパスポートに押される入国スタンプと滞在可能期日の確認をしっかり行ってください。

ビザを取得してタイへ入国する際には、必ずパスポートに押される入国スタンプと滞在可能期日の確認をしっかり行ってください。

(例)ダブルエントリーで滞在期間を最長で使用する場合
①入国・・・滞在期間60日
①延長手続き・・・延長30日
一度タイ国外へ出国
②入国・・・滞在期間60日
②延長手続き・・・延長30日

観光ビザを申請するならどこの国?

観光ビザの申請は日本以外の国でも可能です。

観光ビザの申請は日本以外の国でも可能です。

タイの観光ビザを申請するためにはタイ国内でなく、タイ国外にあるタイ大使館やタイ領事館で行わなければなりません。観光ビザが実際に発給されるかどうかは、各国の大使館や領事館によって異なりますが、申請場所は自分で決めることができます。日本語で話ができて安心だ、という方は東京にあるタイ大使館か大阪にあるタイ領事館で申請するといいでしょう。なるべくローコストで抑えたいという方は、タイの近隣諸国にある大使館に行くといいでしょう。タイ国内には個人でビザ申請を考えている人の為に「ビザ取りツアー」などをしている会社もあり、インターネットで「タイ、ビザ取りツアー」と検索すると色々な会社や情報をみることができます。ちなみに、日本以外の国ではラオス、カンボジア、シンガポール、マレーシアなどのタイ近隣諸国にあるタイ大使館やタイ領事館で申請を行う人が多いようです。

観光ビザ以外にどんなビザがある?

日本人が取得するタイ王国のビザ(査証)は、主に「観光ビザ(ツーリストビザ)」、「ノン・イミグラントビザ」です。観光ビザは先でご紹介したように、観光を目的とするビザです。ノン・イミグラントビザは観光が目的ではなく、「留学」、「就労」、「就労者の家族」、「ロングステイ」など色々あります。目的によって申請書類が異なりますのでお気を付けください。
リゾート地タイ王国は日本人にとっても過ごしやすい国として人気があります。

リゾート地タイ王国は日本人にとっても過ごしやすい国として人気があります。

ビザの申請準備や申請後は思いの外時間がかかりますの、早めのうちに準備を始めると良さそうです。

ビザの申請準備や申請後は思いの外時間がかかりますの、早めのうちに準備を始めると良さそうです。

タイ王国はバンコク以外にも海、山、川などたくさんの観光地があります。

タイ王国はバンコク以外にも海、山、川などたくさんの観光地があります。

タイ王国ビザのポイントと注意点

・日本人がノービザでタイへ入国した場合、滞在許可日数は30日でそれ以上はオーバーステイになるので注意。
・ノービザや観光ビザで入国した際に、観光目的以外(学習、就労)は禁止されている。
・ノービザで入国した場合、滞在許可日数(30日)以上の延長はできない。
・30日以上継続してタイに滞在したい場合は目的別のビザを取得した上で入国しなければならない。
・オーバーステイした日数によっては罰金だけでは済まず、最悪の場合、強制送還や禁固刑を受ける場合がある。
・タイのビザはタイ国内では申請できない為、タイ国外にある国のタイ大使館やタイ領事館での申請が必要。
・ノービザでタイへ入国する場合、パスポートの有効期限が6カ月以上あり、30日以内に出国する復路の航空券が必要。
・ノービザ又は観光ビザ、その他のビザを取得してタイへ入国する際には、必ずパスポートに押される入国スタンプと滞在可能期日の確認をしっかり行ってください。稀に、入国審査官が観光ビザを持っているのでノービザだと勘違いし、滞在可能期日の異なるスタンプを押されている時があります。

※本記事の内容は日本人向けの内容です(2012年8月現在)。日本以外の国籍の方については相違点などもありますのでご注意ください。

いかがでしたか?タイが好きで長期間滞在していたい方は、今回ご紹介した基本について知っているととても便利ですし滞在期間中でも安心です。以上、バンコクナビでした!
関連タグ:タイビザ更新秘伝

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-09-13

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