ムーマナーオ

豚肉のライム蒸し / หมูมะนาว


ムーは“豚肉”、マナーオは“ライム”のこと。『ムーマナーオ』とは、“豚肉のライム蒸し”のことです。
“酢っぱいもの”と聞いて、日本人がまず連想するのは何といってもレモンですが、タイ人の間では、断然マナーオ(ライム)。レモンが温帯での栽培に適しているのに対して、ライムは原産がインドであるだけに、熱帯で最もよく育つということがその理由です。

とにかく、独特の爽やかな芳香とわずかな苦味を持ち、その酸味もレモン以上に強いといわれるライムは、暑い国で食べる辛いタイ料理にとってもよく合います。
さてこの『ムーマナーオ』は、さっと湯通しした豚肉を、ライムの風味が効いた、甘酸っぱ辛いタレで和えて食べる料理です。そして豚肉の上に豪快にどどんと乗っているのは、にんにくと唐辛子のみじん切り。後のことは考えず、さっぱりとした茹で豚に絡まる、にんにくの旨みを堪能しましょう。さらに添えられたミントの葉が、口当たりをますます爽やかにします。生の唐辛子がたくさんトッピングされているのでかなり辛い料理ですが、添えられている野菜たちの水気が、辛さを和らげてくれます。
豚肉自体は油抜きされてさっぱりとしているため、『ムーマナーオ』は、タレが命。
酸味、辛味、甘みと、タイ料理の醍醐味がダイレクトに感じられる一品です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-08-17

ページTOPへ▲

その他の記事を見る