9月&10月のタイ・バンコク【2017年】

雨季→乾季へ変わる時期。10月にはプミポン前国王の葬儀が予定。


サワッディーカー、バンコクナビです!日本は秋へ向けて季節の変わり目を迎える時期ですが、タイの9月は1年間で最も降雨量の多い“ザ・雨季”。そして10月は雨季が終わり、乾季のベストシーズンに向けてイベントが多くなってくる時期です。そして、今年の10月は、プミポン前国王の葬儀が予定されているため、例年とは違う雰囲気となりそうです。それでは、9月と10月のタイ・バンコクをご紹介します。

9月・10月のタイ祝祭日

プミポン前国王

プミポン前国王

チュラローンコーン大王

チュラローンコーン大王


※9月は、祝祭日・国民の休日は特にありません。

10月5日(木)オーク・パンサー(出安居) ※休日ではありませんが禁酒日です。
雨季に僧侶がお寺に籠る「雨安居」があける陰暦11月の満月の日です。厳しい修行期間が終わり僧侶の外出が許される日でもあり、暦的に雨季が終わる日でもあります。オーク・パンサーの翌朝は、雨安居のあいだ厳しい戒律を守って過ごした僧侶に食事を寄進する行事が全国的に大規模に行われます。

10月13日(金)プミポン前国王ご逝去の日
1年前にプミポン前国王がお亡くなりになりました。

10月23日(月) チュラローンコーン大王記念日 (ワン・ピヤマハラート)
タイの近代化に多くの功績を残したラーマ5世チュラローンコーン大王の逝去日です。

10月26日(木)プミポン前国王が荼毘に付される日
25日~29日の5日間をかけてプミポン前国民の葬儀に関連する儀式が予定されていますが、荼毘に付される日(火葬の日)は、26日に予定されています。


9月・10月のタイ天気予報


9月は、これぞ!というスコールを体験できます。一概には言えませんが主に早朝や夕方にスコールが降ることが多いようです。昼間の日差しは強いですが、朝晩は涼しくなる日もあります。突然のスコールに困らないように、時間に余裕をもって行動しましょう。最近はシトシトの小雨が続く日もあるので、折り畳み傘を持ち歩くのをオススメします。
そして、10月は雨季の最終月で、雨量も雨の頻度も少なくなります。10月から年末にかけて、過ごしやすい乾季が訪れます。たま~に降る雨に備えて折り畳み傘を持ち歩けば、怖いものはありません。では、9月の天気予報です!

【バンコ ク(タイ中部)】
最高気温: 32 - 34℃ 
最低気温: 24 - 26℃
平均湿度: 85 - 90%
平均降水量:260 - 300 mm
降水日数: 19 - 21日


【タイ北部(チェンマイなど)】
最高気温: 31 - 33℃
最低気温: 23 - 25℃
平均湿度: 80 - 85 %
平均降水量:230- 300mm
降水日数: 20 - 22日

【タイ東北部】
最高気温: 31 - 33℃ 
最低気温: 23 - 25℃
平均湿度: 85 - 90 %
平均降水量:250 - 330mm
降水日数: 18 - 21日

【タイ東部(チョンブリなど)】
最高気温: 31 - 33℃
最低気温: 24 - 26℃
平均湿度: 90 - 95 %
平均降水量:300 - 400mm
降水日数: 19 - 21日

【タイ南部、東海岸】
最高気温: 32 - 34℃ 
最低気温: 23 - 25℃
平均湿度: 75 - 80%
平均降水量: 100 - 140 mm
降水日数: 14 - 17日

【南部、西海岸(プーケットなど)】
最高気温: 30 - 32℃ 
最低気温: 23 - 25℃
平均湿度: 90 - 95%
平均降水量: 330 - 440 mm
降水日数: 19 - 22日

10月:プミポン前国王の葬儀


昨年亡くなられたプミポン前国王ことラーマ9世の葬儀が行われます。日程は、10月25日(水)~29日(日)の5日間。火葬は26日(木)の予定です。
プミポン前国王が亡くなられた直後の王宮付近

プミポン前国王が亡くなられた直後の王宮付近



交通規制に注意
70年もの長期にわたって王位にあり、国民から広く慕われていたプミポン前国王。葬儀が行われる王宮と王宮前広場周辺では、交通渋滞や交通規制が予想されます。(期間中、王宮は一般人の観光は出来ないと思われます)。


服装は黒色がお勧め
国を挙げての葬儀なこともあり、この時期は特に街を行きかうタイ人も黒色の喪服を着る人が多くなると思われます。タイという国に敬意を表して、観光客の私たちも肌の露出は抑え、できれば黒い服を用意していきましょう。
黒服に喪章もつけましょう

黒服に喪章もつけましょう

プミポン前国王ことラーマ9世の「9」を表したタイ文字

プミポン前国王ことラーマ9世の「9」を表したタイ文字

こちらも、タイ文字の「9」の形をした喪章

こちらも、タイ文字の「9」の形をした喪章

10月のトピックスその1:10月4日(水)中秋節


旧暦8月15日の満月の日に行われる祭りといえば「中秋節」がタイでも有名です。休日ではありませんが、今年は10月4日(水)。中華街(ヤワラート)だけでなくタイ全土で8月中旬から準備が始まります。「Moon Festival(ムーン フェスティバル)」という名で知られ、「Moon Cake(月餅)」があちこちで販売されています。有名ホテルが毎年売り出すオリジナルの月餅は、ホテルの特色が出ていて見物するだけでも楽しいです。デパートなどで月餅イベントが開催されます。特に中華系タイ人の家庭では、当日は家族そろって一緒に食事を楽しみ、月餅を食べてお祝いをします。

10月のトピックスその2:10月20日(金)~28日(土)菜食週間


「齋(ジェー)」と呼ばれる菜食習慣、ベジタリアン・フェスティバルです。タイ全土で行われる「齋(ジェー)」では、中華系タイ人をはじめ多くの人々が期間中、肉や魚を 食べない菜食生活を送ります。心身ともに清めることができる菜食。ギン(食べる)・ジェー(精進料理)は期間中10つのルールがあり、これを守ると願いが叶い心身共に健康になるといわれています。期間中は、ヤワラート(中華街)を始め、街中の通りに菜食の屋台が並び、スーパーでも特別に菜食のカップヌードルなどの製品が置かれます。タイ人にとって、とても身近な菜食、ぜひ旅行者の方も参加してみてくださいね。以下、菜食のルールです!


『齋(ジェー)』のルール
1. 身体を清潔に保つ
2. 台所を清潔に保ち、ギン・ジェーに参加しない人と器具など別々に使う
3. 期間中は白い服を着る
4. 肉体的にも精神的にもよくふるまう
5. 肉類を食べない
6. 異性と肉体の接触をしない
7. アルコールを飲まない
8. 喪に服している人は参加しない 
9. 妊婦は参加しない
10.月経中の人は参加しない

10月のお勧めスポット:中華街


10月の二大イベントである中秋節と菜食週間が、バンコクの中で最も盛大に行われるのが中華街です。いつもの中華街とは一味違った雰囲気や体験を楽しめるので、お勧めです。




いかがでしたか?例年通りのイベントもあれば、例年とは違う表情も見せる9月・10月のタイ・バンコク。イベントに合わせて旅行を組むのも楽しいですし、普段着のタイ・バンコクを気張らずに楽しむのも素敵です。皆さんのお越しをお待ちしています!以上、バンコクナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-08-31

ページTOPへ▲

その他の記事を見る