ラン・ローティー・アブドゥール (プーケット)

Ran Roti Abdulร้านอับดุล

閉店・移転、情報の修正などの報告

パリパリ絶品ローティーと気立てのよい店主!人情あふれる街のローティー専門店!!

サワディーカー。プーケットナビです。楽しいプーケット旅行期間中「タイ風イタメシ」「トムヤムクン」などタイ料理を謳歌している人は多いはず。ここで、ナビは声を大にして言いたい。「プーケットに来たら1回は、タイ南部郷土料理を食べるべし!!」「でも、南部料理って何?」意外に知られていない南部郷土料理。今回ナビがご紹介する「ラン・ローティー・アブドゥール」は、街中の屋台で目にすることが多い「タイ風パンケーキ」=「ローティー」専門店。店内で食すローティーは珍しい!きっと何かとっておきの秘密があるはず!と個人的に「ローティー」大好きナビは期待に胸を膨らませ通りすがりにチョイと寄り道がてらお店に突撃潜入してきました~。

タランロード「プーケットロード」寄り

オールドタウン特集でも記憶に新しい宗教の坩堝「タランロード」。「ラン・ローティー・アブドゥール」はプーケットロードから入り、進行方向左手にある一軒目のローティー店。目印は、店先で実演ローティー作りをするこちらの叔父さん!

ローティーとは?

街中で「タイパンケーキ」と書かれた屋台を良く見かけるプーケット。クレープのような薄い生地をピザ生地ごとく手で作り上げ、チョコレートや、干しブドウなどの数あるトッピングからお好みの具を入れて油、バターを敷いた鉄板で焼くパリパリっとした、(カリカリッが正しいかも。)一品。タイ人ならず、観光客のファンも多く、軽食としてもてはやされています。実際はインド・スリランカから流れてきたインドカレーのお供「チャパティ」の従兄のような物らしいローティーはどうやらタイではイスラム料理らしく、見たところほぼ100%作り手はイスラム系の方々です。

店内は町食堂

オールドタウンのシノポーチギースタイルの店舗。店先にはローティーを作る専門調理スぺースになっています。ということで店内は細長く、プラスチックの椅子にキッチュなテーブルが5~6テーブルほど。見るところいたって地元人御用達の食堂スタイル。壁には英語でお勧めメニューも書かれていました。

名物旦那は「マスオ」さん

ひたすらペラペラノンストップで来店するお客さんに話しかけながらインドスタイルハットをかぶり手早くローティーを作る名物旦那アブドゥール氏。実はこちらのお店は奥様側のインド生まれの先祖が100年前にオープンした現在6代目の歴史あるレストラン。はたから見て驚くほどハイテンションの彼は、実は「お婿さん」。スタッフとして働く女性に「旦那さんとはどうやってお知り合いに・・。」となり染め話を聞きだそうとしたところ、彼女はハッハッハ~と豪快に笑いながら「この人は私の旦那じゃなくて、姉の旦那なのよ~。」あまりにもおしどり夫婦のような仲の良さなので思わず奥さまかと思ったナビでしたが、すっかり的を外してしまいました。家族そろって声を立てて笑い飛ばすこの大らかさ!お店の中もホンワカモードが漂ってきます。

シンプルメニュー

机や壁を見渡しましたが、ドリンクメニューがありません。お店スタッフに聞いてみるとカフェイエン(アイスコーヒー)12バーツ、チャーイェン(アイスミルクティー)12バーツ、ファンタ15バーツ、コーラ15バーツ、ミネラルウォーター10バーツの以上5種類。イスラム系レストランのためアルコール類はご法度です。その他のメニューもローティーの他は店内左側に季節の野菜炒め(25バーツ)、レバーカレー(40バーツ)、ビーフ、チキンカレー30バーツ、フィッシュカレー(40バーツ)5~6品がズラリと並ぶタイの食堂スタイル。主食にローティーを選んでも、白いご飯を選んでもよしと主食は2種類から選べます。おかず類には並んでいませんが、ターメリックカラーのカレーテーストご飯の上に鶏肉ドラムが乗ったイスラム料理「カオモッグガイ(30バーツ)」もオーダー可能です。仕上げに練乳(ナムコン)、砂糖(ナムタン)を振りかけたスイーツ系ローティー。トッピングとしてはバナナも選べます。どちらのローティーも生地の量と、卵入り、なしで料金が変動しますが、1皿20バーツ~45バーツ。

ローティー作り

「ローティー作りにチャレンジしました。」ではなく、こちらの名物旦那に無理やり「チャレンジさせらせました。」
こちらが師匠、アブドゥール氏の腕前。生地が空中で回っています・・・。
「キミも毎日作りに来れば1週間で俺みたいなローティーがつくれるさっ。」と言い放つ師匠。ナビ意外な場所で仕事オファーされました。

試食タイム

ナビ自作のへなちょこローティーと言葉の障害を全く感じさせないほどノリノリなオヤジ、いえ、いえ店主が作った本格派ローティー。練乳、サトウをかけたスイーツ系とチャパティ感覚で食べる主食系をおかずとともにどちらもいただいてみました。

主食ローティー

カリっと焼き上がっているローティーは街の屋台でよく見る四画型をナイフできれいにカットしているのではなく、焼いている段階で食べやすいサイズに適度に切り離されています。玉子が入っていないシンプルなローティーはパイ生地のように軽くてサクサク。これにまた主食のカレーがぴったり合ってたべだしたらやめられない素晴らしい1品です。

カレー

まずはカレー3種類から。チキンカレーはお肉が大きくスープカレー系。ピリッとする辛さがほんのり甘さがかんじられるローティーとマッチ。フィッシュカレーはほんのりと魚臭さが気になる気がしましたが、酸味を感じる癖のある味です。ビーフカレーは具に入っているジャガイモにもしっかり味が付いていて美味。ナビがお気に入りだったのはレバーカレー。これは辛い本格派インドカレーそのものといった感じ。インド料理はプーケットでも結構お値段が張るので一般タイ料理価格でこのカレーを食べられるのはかなりのみっけもんだともいます。

おかず野菜

いただいたお野菜はカボチャの炒め物(パッファクトン)。カボチャが大好きな女の子にはおすすめしたい一品です。カボチャじたいにある甘みがうまく引き出ているお料理一品です。

スイーツ系ローティー

こちらは卵入り砂糖、練乳をかけたローティー。シャリシャリとスイーツ程度に甘~い。でも、決して甘ったるくって脂っぽいのではなく、表現的には「油で焼きました。」ではなく、「軽めに揚げました。」といった感じ。街中のローティー屋台では絶対に食べられない味ですね。
いかがでしたか?こちらのお店タイ語しか通じません。が、ジェスチャーで十二分に会話が楽しめるアブドール氏とスタッフ(ご家族)のぶっ飛ぶほどの乗りの良さ。今まで食した事がないパリパリ、パリッとした病みつき食感のウマウマ、ローティーに完璧ノックアウト。プーケットタウンで美味しいかつ楽しい現地交流をしながらのお食事&おやつを頂きたい時には是非こちらのお店の戸をたたくことをお勧めします。以上プーケットナビでした~。

記事登録日:2009-05-13

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-05-13

利用日
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