シャロン寺院(プーケット)

Wat Chalongวัดไชยธาราราม

閉店・移転、情報の修正などの報告

プーケット島最大の寺院は国内でも「ミラクル」を呼び起こすと定評の有名寺院

サワディーカー。プーケットナビです。先日日本にいる友人からの近況メールに「国内では最近歴史に残る人々の墓巡りや、寺院巡りなんかもはやっているんだよ~。」なんて書かれていました。そういえば「世界遺産検定」や歴史好きの女性「歴女」なんて言葉も耳にしたり、巷ではどうやら「古き良き時代」が流行中の様子。ということで今回ナビは歴史&スピリチュアルが満点のシャロンエリアにある寺院「シャロン寺院」をご紹介しちゃいたいと思いま~す。

シャロン湾があるシャロンエリア、スーパーマーケット「ビックC」「セントラルフェスティバル方面へ。

最近開発が著しく進む離島ツアーの港としても有名なシャロン港があるシャロンエリア、カタ・パトン方面、プーケットタウン方面、ラワイ、ナイハーンエリア方面、大型デパート「セントラルフェスティバル」&スーパーマーケット「ビックC」が並ぶショッピングエリア方面と4車線がそれぞれの方向へ伸びるシャロンサークルからビックC方面、いわゆる「チャオファーロード (ウエスト)」を2マイルほど進んだ右側にあります。どのエリアに滞在しようと移動は「車」「バイク」オンリーとなるため行き帰りの交通の確保はしていた方が無難でしょう。寺院の正式名称は「チャイタララーム寺院」と言いますが、地元もといタイ全土では地名から名付けられた「シャロン寺院」という愛称で親しまれています。

暴動を鎮圧した高名な2人の僧侶で一躍有名に!

漢方薬の知識に優れており、庶民の病を治してあげたことでも尊敬されていたという「ルアン・ポー・チャム」(Luang Po Cham)

漢方薬の知識に優れており、庶民の病を治してあげたことでも尊敬されていたという「ルアン・ポー・チャム」(Luang Po Cham)

寺院設立当初の詳しい歴史は明らかにされていませんが、ラマ2世時代である1837年に建立されたと一部では言い伝えられています。ちょうどその当時、プーケットでは大規模な錫(スズ)の採掘が行われ、現在の華僑系タイ人の先祖となる人々が約3万人以上もの中国人が労働者として日夜働いていました。しかし、錫の生産量が減小したことが引き金となってか1879年、労働者として働いていた中華系移民が暴動をおこし、当時シャロン寺院の僧侶であったルアン・ポー・チャム(Luang Po Cham)とルアン・ポー・チュアン(Luang Po Chuang)の2人がその暴動を収め、以後2人が不思議な魔力を持つ僧侶ということで崇められるようになりました。僧侶が亡くなった現在でも学業、商売、健康に関する願いを奇跡に変えるために、毎日島内のみならず全国からお参りに訪れています。

3高僧が祭られている本堂-

奇跡を起こした僧侶として崇められているルアン・ポー・チャムとルアン・ポー・チュアンの他、その弟子ルアン・ポー・グルアム(Luang Po Gluam)の3僧のブロンズ像が祭られている本堂。本堂建物向って左手にて蓮の花、ロウソク、線香、金箔がセットになった「参拝セット」を購入。値段は各自で決めて(20バーツが多かったです。)大きくて透明な貯金箱のような所へ入れ、まずは本堂前でろうそくそしてお線香の順番で火をともし手を合わせて合掌して、軽くお祈りをしながら、指定の場所に供えます。その後本堂内部にあがりブロンズ像手前、本堂の入り口付近にて男性は正座からつま先だけ立てた座り方、女性は正座を崩したいわゆる「お姉さん座り」のような座り方をして合掌し祈りをささげたら床に頭を着けて3礼。その後左右にある指定された場所にお花をささげます。最後はブロンズ像3体のうち1体に金箔を張り付けて終了です。タイでの寺院参拝時はキャミソールやショートパンツなどの肌が出する服装は慎み、靴を脱いでから入ることになっています。最悪の場合を考えて常にパレオを一枚バックの中に忍ばせておくのがよいかもしれませんね。

蝋人形&王室博物館

高床スタイルに建築された木製の建物は3高僧の蝋人形が祭られているだけではなく、タイ王室にまつわる記念品や現国王、またはそのファミリーの写真などが飾られています。タイの寺院では仏様よりも一般人が高い場所に立ってはいけないということですが、こちらの3僧も仏様同様に祀られているために、もちろん見学時には床に座るなどして仏様よりも高い位置にいないように注意してください。

仏舎利塔

敷地内一番奥にある3階建ての高い仏舎利塔には、ブッダの誕生から死までのストーリーが色彩豊かに壁に描かれているほか、最上階には釈迦の骨が安置されているとされているようです。3階建てということで最上階からの眺めもなかなかのものです。
いかがでしたか?敷地内ではドリンク類やパレオなどを販売する売店や、果物などを販売する屋台もあり、参拝後はベンチなどに腰かげながら冷たいドリンクで喉を潤してみるのも良いかもしれません。最後にタイでのということでなぜか「宝くじ」当たりの願掛けに来る人も多いと耳にする「シャロン寺院」から、プーケットナビがお送りいたしました~。

記事登録日:2009-09-30

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スポット登録日:2009-09-30

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