スワンナプーム空港へ行ってきました!

新空港スワンナプーム。28日のグランドオープンに先駆けて、スワンナプーム空港を利用してみました!!

サワディーカップ!
皆さんお初にお目にかかります。私を指差して『あーどっかで見たことある!よく似てるって言われない?えーと・・・トトロ!』と高確率で言われてしまうMr.トトロです。せめて実在する人間にならぬものかと途方に暮れる毎日を過ごしていましたが、好みのタイプはトトロと公言して憚らない女性もごく少数ですが世の中に存在することを知りまして、それならばまあ良いかと最近では、『ぼ、ぼくトトロ!』と自ら名乗り出ております。

さて話しは全く変わりますが、明日2006年9月28日は新空港開港日。とっくの昔にオープンしていていいはずのこの空港、土壇場で材料受注の業者が変わったり、政治的に不安定な時期があったりと、引っ張りに引っ張って今に至るのですが、残念ながら今尚開港できるの?という声が多方面から聞かれる状況です。また、15日に国内線の一部がスワンナプームに移転していますが、既にガラスにひび割れが発見されただとか、システムの不具合が出ただとか、身体障害者に優しくないだとか、いいニュースはあまり聞こえてきません。
そんな不安材料盛りだくさんの新空港ですが、私Mr.トトロは逆に興味津々。これは見ておかねばと急遽スワンナプームに行くことに・・・。でも、ただ行くだけじゃ面白くないので、25日に他航空会社に先んじて移転するエアーアジア便を実際に利用してみることにしました。Mr.トトロが選んだのはスワンナプーム発マレーシアのペナン島行きの便。ペナン島と言えば、日本人のロングステイの方も多く住んでいるんだとか。きっと良い所に違いない!ということで、久方ぶりの独り旅です。

■9月25日

いざスワンナプームへ
朝5:30、『ごめーん、やっぱり今日ドンムアン空港から・・・』と言われてしまうかもしれないという不安から少し早めに家を出発。スワンナプーム空港へ向かいます。乗車の際は大丈夫!と言っていたタクシー運転手も途中で『実はスワンナプーム行ったことないからよくわかんないんだけど・・・』と高速に乗った直後にカミングアウト。今更そんなこと言われても仕方ないので任せることに。スワンナプームの売りの1つは行き方が複数あること。モーターウェイというバンコク北部から東にまっすぐ伸びている高速道路や、スクンビット通りの先バンナー方面からも行けてしまうので、渋滞解消になるんだとか。
しかし、どちらも空港開港前でも渋滞が発生しやすい場所だし、行き方が複数あるってことは考えようによってはタクシーの運ちゃんが迷う原因にもなるんだよなぁ・・・などと考えていたら案の定、モーターウェイをそのままスワンナプームに向けて走ればいいものを、バンナーから行けるっていう考えしかなかったらしく途中でバンナー方面へ大廻りしてしまい、渋滞していないのにも関わらず30分以上かかってしまいました。開港直後は行き方に慣れていないタクシーにあたることもあるので、時間に余裕をみたほうがいいかもしれませんね。

・・・神秘的
空港に近づくにつれ周りの電灯の数が急激に増え、まるで光の中を走っている感覚にとらわれました。そして、スワンナプーム空港はまさに光そのもの。白と青のコントラストがなんとも言えず綺麗です。ガラスを多く使っているのもこの演出に一役かっていますね。この空港は夜の姿のほうが素敵ですよ。
暫しその姿に見とれていましたが、時間もないので空港内へ。出ました!悪名高い回転ドア!弱者のことを考えてないと非難轟々、うーん、ちょっとは考えて欲しかった。見た目はいいけどやはりちょっと使いづらいかなぁ。空港内は上が大きく開けているので非常に開放的です。
まずは、電光掲示板でエアーアジアのカウンターをチェック。当然、28日の開港前なのでほとんどエアアジア便です。カウンターに着くと既に人だかりが。やはり皆さん心配だったのでしょうか、早めに到着していました。

大丈夫かしら??
空いてるカウンター前に並んでいると、すぐにチェックイン手続きが開始されました。前にいる人数は僅かに5名なので通常なら5分足らずで自分の番になるはず。・・・ですが、1名終わるごとに何らかのトラブル発生。観察するに新しいシステムに不慣れであることが原因のようです。チケットが出てこないだとか、画面がおかしくなっただとか、その度に後ろに待機しているシステム担当が飛んできて教授するという有様。結局30分以上かかって自分の番になりました。エアアジアに限らず、恐らくどこの航空会社も不慣れな状況下での運用になるかと思います。・・・28日当日のことを考えると、いや~恐ろしい。
『窓側の席がいい』と言ったところ、フリーシートですとの答え。エアアジアは座席指定がないんですね。恥ずかしながら始めて知りました。エアアジア便を利用の際は早めにチェックインしてゲート近くの椅子で待機すればお好みの座席に座れる可能性大です。
チケットも手に入れたので、早めに出国手続きを済ませようとまずは空港使用料を払う場所を探します。事前情報によると来2月まではドンムアンと同じく500Bとのこと。しかし、どこを探しても見当たりません。あれ?出国手続きの際に一緒に払うのかな?ととりあえず中へ。警備員のチェックも航空券とパスポートのみです。しかし、出国手続きはあっけなく済み、空港使用料を払う機会はありませんでした。チケットを買う際に空港使用料を含むのはまだ先って聞いたんだけど・・・。もしかして、忘れてる?それともプロモーション中?とにかく払わなくて済んでラッキー。出国手続きを済ませて中に入るとタイ風東屋と巨大オブジェがお出迎えです。
スワンナプーム空港へ行ってきました! ※開港前の撮影許可済みの写真です

※開港前の撮影許可済みの写真です

スワンナプーム空港へ行ってきました! スワンナプーム空港へ行ってきました!
出発のコンコースDに至る両側には免税品店が並んでいます。商品の搬入が済んでいる店舗もあれば、まだ店自体が出来上がっていないところも。床にはゴミ類や電気コードが散らばっている状態でちょっといただけませんね。また、床が非常に滑りやすいのも問題。今日は運動靴なのでそれほど気になりませんが、革靴なんかは結構大変そうです。ピカピカして綺麗なタイルか、滑りにくいタイルかの選択で、前者を選んでしまったか~といった感じ。実用性より見た目重視なところが如実に表れてしまいましたね。
しばらく歩いていると『Reef』なるお店を発見!一見普通のカウンターバーのようですが、店名の下に書いてあるのは『SEAFOOD BAR』。一体どんなお店になるのか楽しみです。
出発ゲートまではかなり歩きました。途中でセキュリティチェックを経て出発ゲートのD8へ。少し気になったのがセキュリティチェック直後に階段(エスカレータ)があり、またゲート前でも急な階段(スロープもあり)がある点でしょうか。もうすこし上手く作れなかったのかなというのが率直な感想です。また、工事の台も通路を塞いでおり真っ直ぐ歩けません。明日には改善されている事を願っています。しかし、デザインはやはり綺麗です。

ペナンへ向けて離陸!
時間になったところで入場開始。時間は予定時間の10分遅れで、許容範囲内ですね。
離陸時間は時間ピッタリでした。よかった~。

ペナン観光
折角ペナンに来たんだからビーチでもうろつくかなぁとお出かけ準備。まずは腹ごしらえと外に出ると閉まっているお店が多い。ちょうどラマダン(断食月)の時期に当たっていたようです。仕方なくイスラム系のお店は諦め、中華系のお店で鶏飯を注文。ところが、その直後大雨が振り出して来たので、持ち帰りにしてホテルで雨が止むのを待ちながら昼食タイム。なかなか降りやまず、その内夢の中へ。・・・気づいたら夜でした。あーあ、自己嫌悪。

■9月26日

ペナン観光その2
おはようございます。今日こそはビーチへと思っていましたが、相変わらず曇り。ということで、いつ降り出してもいいようにホテル近くの海が見える駐車場へ。陽がでていないので心地いいですが、今にも振り出しそうです。小1時間ほど持参した文庫本を読んでいましたが、やっぱり雨が降り出しました。すぐにホテルへ戻り昼食タイム。たまには贅沢するかってことでホテルのランチセットを注文。スープ・メインディッシュ・デザート・コーヒーが付いて18.5RMでした。その後ずーーと雨が止まないので、ずーーとホテルのレストランで読書タイム。何やってんだろ・・・。ペナン観光は以上。

再びスワンナプーム空港へ
まぁメインはスワンナプームだし、観光はまた今度と無理やり納得させFD3544便17:05発スワンナプーム行きの飛行機に乗り込みます。さよならペナン!また会う日まで・・。
1時間半後、スワンナプーム空港へ到着。ドンムアン空港の空からの様子とはまた違うので新鮮です。西の空にバンコクの高層ビルがうっすらと浮かんで見えてちょっとしみじみ。特にトラブルもなく無事に着陸しました。
コンコースCに到着。空港内に入るとちゃんとイミグレーションはこちらという表示があります。動く歩道にのって移動も楽々です。無事に通過し荷物を取って税関を抜けます。
スワンナプーム空港へ行ってきました! スワンナプーム空港へ行ってきました!
スワンナプーム空港へ行ってきました! ※開港前の撮影許可済みの写真です

※開港前の撮影許可済みの写真です

税関を出ると、The Miracleというフルーツシェイクのお店が営業していました。また両替やリムジン、レンタカーのカウンターも並んでいます。またリムジンは場所により値段が変わり、およそ1000B前後とのことでした。また、コンピューターも設置されており、そこではスワンナプームの案内やメールチェック、インターネットも出来るようです。こちらはサービス内容によってお金がかかります。
当初は空港内乗り入れ禁止だったタクシーも不便という声に応え、ターミナルの1階から乗ることが出来るようになりました。案内板もあるので簡単にわかると思います。タクシー使用料は現在のところ50Bです。エアポートバスも探しましたが、まだ運転開始していないようで、断念。
個人的な感想としては、空港オープン前日の状況ではありません。しかし、そこはタイ。目に見えるところはきちんとし、後で工事可能なところはオープン後に・・・という風に間に合わせてくるように思います。あとは、大挙して移転してくる航空会社に対応できるのかが鍵ですね。ここは、タイの名に懸けて挽回して欲しいところです。
では、またどこかでお会いしましょう!

その他情報

レポーター: Mr.トトロ  年齢: もうすぐ三十路 出身地: 埼玉 滞在歴: トータル2年くらい 趣味: 読書・途方に暮れる・懐かしい言葉を呟く(メルカトル図法とか・・・) コメント: バンコク市内のグルメ巡礼を企画中。 シリーズ名: 食べることは生きること 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-09-27

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