バッコ

BACCOแบคโก้

閉店・移転、情報の修正などの報告

庶民派と高級店の中間の、丁度いい雰囲気のイタリアンレストラン。BTSトンロー駅からトゥクトゥクの送迎ありです。

サワッディーカー!バンコクナビです。
今回ナビがご紹介するのは、スクンビット通りのトンローエリアに新しくオープンしたイタリアンのお店、「バッコ」。トンローは、日本人の駐在員さんがたくさん住んでいるエリア。日本料理屋やイタリアンのお店がひしめいています。舌が肥えた駐在員さんや、お気に入りのランチ用レストラン探しに余念のない奥さん(駐妻さん)を満足させることができなければ生き残れないという激戦区なのです。そこに飛び込んできた新顔の実力、ナビがこの目・この舌で確かめてきました!
スクンビット通り53番路地
やってきたのはスクンビット通り・ソイ53。お店は、ソイを100メートル入った左側。ちょうど、トンロー通りへと抜ける路地(トンロー・ソイ1)と交差するあたりにあります。
ベージュの土壁とレンガを組み合わせたおとなしめの外観。看板を見て分かるように、お店のシンボルマークは葡萄。イタリア人にとって、葡萄=ワイン=楽しいこと、つまり葡萄は幸せの象徴なんだそう。
トゥクトゥク無料送迎サービス
はじめての場所に行くときには迷いがち、また食後に満腹で歩くのが億劫だという人にうれしいサービス。行きも帰りも、BTSトンロー駅の1番出口から、お店に「今トンローに着いたんですけど~」と電話をすれば、無料でトゥクトゥク(三輪タクシー)が迎えに来てくれます。帰りも同じくトンロー駅まで。葡萄を連想させる薄い藤色のトゥクトゥクは、バッコのものだとすぐ分かります。
バッコ=ワインの神様
イタリア語で“ワインの神様”を表す言葉を店名に冠した「バッコ」は、2007年10月にオープンしたばかり。中は意外と広くて、240席が余裕を持って収まる規模。濃い茶色のテーブルセットを黄色がかった照明の光が照らす、あたたかみのある雰囲気です。
イタリア人オーナーのサジオフォルテ氏は、6年前に来タイし、クラビ島でイタリアンのお店を持っていましたが、バンコクでオープンしようと思い立ち、さらにピザやパスタ作りの修行を重ねたのだそう。オーナーが腕を磨いたというレストランは、ナビも「あぁ行ったことある!」という有名店でした。
友達や家族と楽しみたい人は、8人掛けのテーブルが並ぶ正面奥の席がおすすめ。ちょうどピザ釜も見える位置です。壁には、ちょっと意地悪そうなピエロやカーニバルの風景が描かれた絵が並びます。夜8時からはピアノの生演奏も。
ふと見上げた天井には、ラテン語でのことわざが並びます。マネージャーさんに訳をお願いしたところ、「火遊びと水遊びと女遊びは同じくらい恐い!」「お金は薬にも毒にもなる」など、う~んと考えさせられるものばかり。でも、日本人にはぱっと見ただけでは意味が分からないのが残念。
恋人とロマンチックに過ごしたい人には、ワインセラーの前の席。シックな雰囲気です。
ワイン貯蔵庫の温度は23度。イタリアワインが中心です。
喫煙派には外の席も。室内の喫煙が全面禁止になったバンコク、肩身の狭い思いをしているスモーカーにはうれしい広々スペースです。
ピザ釜
イタリアンレストランに欠かせないのがピザ釜。12枚のピザが1度に焼けるピザ釜。
食材たち
パスタやピザ台用の粉やチーズなど、85パーセントの食材はイタリアから輸入。残りの25パーセントである野菜や果物も、前はスペインやイタリアから直輸入していましたが、品質と鮮度を吟味し、今はチェンマイでオーガニック栽培しているものを使っているそう。

食事

「バッコ」では、お皿や食器も温めてサーブするとのこと。チーズやクリームなど、温かいうちに食べたほうが断然美味しいイタリアンではこの違いは大きいです。
ナビの頭に「ボーノ!」=“本格的でおいしい”という言葉が浮かぶのか、あいまいに「アロイ」=“おいしいけどタイっぽいなぁ”とタイ語でお茶を濁すことになるのか、さっそくいただきます!

ロケットサラダ 300バーツ
TRENTINA
盛り付けもキレイなロケットサラダ。ハムやチーズの塩気とバルサミコ酢がよく合います。ちょこんとした見た目ですが、物足りなくもなく多すぎもせず、メインの料理が来るまでつまむのにちょうどいい量。

スペシャルミックスピアダ 300バーツ
SPECIAL MIXED PIADA
ピアダとは、ロマーニャ地方の料理で、薄い生地に具をはさんだもの。粉にラードを混ぜてあるので、表面はパリパリなのに意外と弾力があって噛むともっちりしています。今回頂いたのは、ハム&ストラッチーノチーズ&ルッコラ、ハム&モツァレラチーズ、ほうれん草&パルメザンチーズの3種類ミックス。しっとりとしていて、キッシュみたいなほうれん草が一番ナビ好みでした。

ハムとほうれん草と3種のチーズピザ 320バーツ
SAPORITA
さていよいよお待ちかねの真打ち登場。バッコのピザは、ごく薄めのカリカリ系。モツァレラチーズ・ハム・ほうれん草・リコッタチーズ・パルメザンチーズが乗っています。まったりからさっぱりまで、チーズの幅広いおいしさが堪能できます。

サーモンのクリームパスタ 260バーツ
SALMONE E VODKA
お次はパスタ。平たいパスタにクリームソースがよくからみます。火が通ったサーモンのほかに、上には燻製のサーモンが乗っています。隠し味にウォッカが入って深みと香りを演出しています。

チーズ入り包み揚げピザ 200バーツ
PANZEROTTI
中にチーズを隠し持って、ふんわりこんがり揚がったピザ。ナイフを入れたそばから、ペコリーノ&モツァレラチーズがとろりと流れ出ます。これは、サーブされたら遠慮せずにすぐに食べるのがポイント。美味しいうちに食べるのもテーブルマナーのひとつ!

ドルチェ盛り合わせ
甘いものがお好きなら、デザートを食べずしてバッコを後にするのは、良い香りのする花の匂いをかがないようなもの。むしろドルチェでまた来るかどうかを判断する、なんていう人もいますよね。こちらは、通常なら単品でオーダーするところ、特別に出てきた4種盛り。「ミックスはできないんですか?」と訊いたところ、メニューには載っていませんが3品のミックスだとオーダー可能(450バーツ)にしましょうとのこと。ナビ、裏メニューゲットです。ではドルチェ4番勝負!

ティラミス 通常180バーツ
ムースもスポンジもとにかくふわふわ!コーヒーの苦味が舌に残る大人の味です。

クリームブリュレ 通常180バーツ
ナビが一番はまったクリームブリュレ。サーブされたときはカラメル部分に火がついています。まろやかさとコクのえもいわれぬハーモニー。遅まきながら、ここで「ボーノ!」

チーズケーキ 通常220バーツ
ストロベリーソースは自家製。さっぱりしているので、濃厚すぎるからと食後にはやめとこうかな、と思い煩うことなくオーダーすべし!

パンナコッタ 通常180バーツ
イタリアンデザートの王道、クリーミーなふるるんパンナコッタ。見た目で予想した通りの味です。

ドリンク
カプチーノやシェイク、スムージーなどのドリンクも充実しています。ソフトドリンクの値段は100バーツ前後。グラスワンやお酒は160バーツからです。

いかがでしたか?
「バッコ」は、安さと気軽さが売りのちょっと騒がしいお店と、特別な日に気取っていくお店の中間のような位置づけ。「おいしいイタリアンを落ち着いて食べたいなー」というときに思い浮かべるのにちょうどよいレストランだと感じました。
以上、バンコクナビがお送りしました。
【BTS】
トンロー1番出口を出てまっすぐ進み、スクンビット通り・ソイ53へ。ソイの中を100メートルほど進んだ左側にお店があります。葡萄の絵が描かれた看板が目印です。トンロー駅から電話をすれば、無料のトゥクトゥク送迎サービスがあります。
トンローから行く場合はトンローソイ1を進んでスクンビット53に抜けた正面です。

記事登録日:2007-12-12

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-12-12

利用日
女性 男性