バラクーダ パタヤ - M ギャラリー バイ ソフィテル

Baraquda Pattaya - MGallery by Sofitel

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【サヤチックのお泊りレポ】デュシット D2バラクーダ・パタヤ

老舗グループが生み出した、スタイリッシュな次世代型ホテルに泊まってきました。(サヤチック)

サワッディーカー、サヤチックです。
今回わたしが泊まったのはパタヤに2008年末にオープンした、「デュシット D2バラクーダ・パタヤ」。伝統と格式を何よりも重んじる……というイメージを抱いている人も多いであろうデュシットグループから飛び出した、ニューフェイスのホテルです。オープン当初からアイディアにみちた内装やきめ細やかなサービスが話題を呼び、さっそく利用した人たちが「デュシット系列と思えないほどオシャレなの」「バスルームがガラス張りなんだよ」「朝からシャンパンが飲めて最高!」と口々に絶賛するのを耳にしては好奇心をつのらせていました。
あれこれ想像をめぐらしながらパタヤへ。交通費はできるだけ食費や遊行費にまわしたい、という同志のために節約型の移動手段をご紹介します。BTSエカマイ駅3番出口すぐの東バスターミナルから長距離バスに乗り、2時間弱、113バーツでパタヤバスターミナルへ。そこからビーチロード沿いのソンテウ(乗り合いピックアップ)に乗車、ビーチロード・ソイ13/2の入口で降りて、ビーチを背にソイを抜け、通り(パタヤ2ndロード)を渡れば到着。鮮やかなオレンジ色の看板が目印です。外壁は真っ白。窓に引かれたカーテンも白。これ以上ないくらいのシンプルさの中にどんな空間が広がっているのか楽しみです。

desire(要望)を満たすサービス

エントランスをくぐると、高い天井のロビー。チェックインの後は、まぁ一息ついてくださいということでウェルカムドリンクをいただくのですが、ここからがD2スタイルのおもてなしのはじまり。「D2」のメインコンセプトのひとつは「desire(要望)」。お客さまのご要望を満たすための労力は惜しみません、という意思の表れのひとつ「desire drink」と名付けられたドリンクのリストは38種。そのバリエーションに思わずぱちぱちと瞬きをしてしまいました。何度も往復しながらD2カスタムブレンドのコーヒーとロンネフェルのお茶で迷って、結局ロンネフェルのハーブティーにしてみましたが大正解。ポットでサーブされたハーブティーは丸みがあって優しい味わい。お茶を飲んでしみじみおいしいと感じたのは久しぶりのことでした。お酒が得意な人には、スパークリングワインにジンとオレンジジュースをミックスした「desire twist」をお勧めしたいと思います。レセプションカウンターが「チェックインバー」と名付けられているところにも、「D2」 がこの「はじめの一杯」をいかに大切にしているかを感じます。

クルーズ船をイメージした設計

ロビーを抜けた中庭に縦横比が4:1ぐらいの細長いプールがあって、突き当りにはスパとジムの棟。そしてプールサイドに沿ってレストランと、客室を見下ろす形の客室棟が建っています。縦長の敷地を最大限生かした設計で、甲板を思わせるデッキと白い壁の組み合わせはクルーズ船を彷彿とさせます。プールはリゾートホテルの要、日が落ちた後に利用したい人もいるはずと、24時間いつでも遊泳可能です。一方わたしのようにプールはもっぱら眺めるものというタイプにとっては、次々と色が変わる夜のライトアップがうれしい。

客室の80パーセントはこのタイプ

部屋タイプは、デラックス・スタジオスイート・D’スイートの3タイプ。今回わたしが泊まるのはデラックスタイプで、前72部屋のうち8割はこのタイプです。部屋の配色は、ロビーからの基本を守った白・茶・水色。フローリングが裸足の足に心地よくて、部屋の中ではスリッパをはかずに過ごしました。

透明なシャワールーム

噂のシャワールームは、ガラス張りで中が見えるタイプ。なるほどこれはセクシーです。もちろんカーテンを引いて中を見えなくすることも可能で、わたしもきっちりカーテンを引いて使いましたが、実際はどれぐらいの割合の人がシースルーの状態でシャワーを浴びるのでしょうか。素朴な疑問です。滞在中に気付きましたが、シャワールームが透明であるのには2つの効用があるんですね。つまり、バスタイムにはそのセクシーさで存在感を遺憾なく発揮するし、それ以外のときには部屋になじんで37平米という面積以上に広く見せてくれるというわけです。四角いステンレスのシャワーヘッドはとてもクール。でもH(温水)とC(冷水)の表示が小さくてすこし見づらいのが難点といえば難点。シャンプーとコンディショナーはbutterfly pea(タイ語でアンチャンと呼ばれる、紫がかった青色をした花。酸化を食い止める働きがあるそうです)配合のもの。これがアメニティ1番のヒット! 柔らかい洗い上がりに驚きました。

自然素材も

さすがにお手洗いは外から見えないすりガラスになっているんですね、と思いつつ扉を開けて、思わず「おぉ!」と歓声をあげてしまった先には、木製の便座。プラスチックのひんやり・ぺたりとした感触は、クーラーのきいた部屋にいると余計気になるもの。大きめの便座に腰を下してみると、さらりとしていてなんともいえず落ち着きます。この便座、セクシーシャワー以上のグッジョブですD2! ほかにもクローゼットの取手の部分が革になっていたりと、クールにまとめられた部屋の中、ツボを押さえたピンポイントで自然素材が取り入れられています。

うれしい気配りいろいろ

アメニティへの気配りも探せばいろいろあります。クローゼットにかかったハンガーは、普通のものとスーツがかけられる幅広タイプの2種類。インターネットは、ワイファイが無料。無料のミネラルウォーターがあらかじめ冷蔵庫の中に入っているのもうれしい配慮です。ベッドメイキングの後に、枕元にちいさなサプライズプレゼントがあるという小粋な演出も。わたしが泊まった日のサプライズは、ウォーカーズのクッキーでした。さっそく紅茶を淹れていただきましたー。

素早くきめ細やかなサービス

「D2」のスタッフはみなさん明るくフレンドリー。ふと目があった時には、採用の条件は笑顔でしたか? と聞きたくなるほどすてきな笑顔を向けてくれます。もちろんただにこにこ笑っているだけではなく、対応の早さと正確さは接客のプロ。たとえば、「インターネットがつながらないんですけど……」と電話を入れた時。直ちに新しいPWを発行して部屋まで届けてくれたのですがやっぱりだめ。ケーブル接続でもだめ。おずおずと「やっぱりだめみたいです」と再度電話すると、またすぐにIT専用スタッフが部屋まで来てPCを見てくれました。結局こちらのPCの設定上の問題でしたが(スミマセン…)、あの対応の素早さは感動ものでした。スタイリッシュな「greyhound」デザインのユニフォームも素敵です。

サンセットラウンジ

「D2」に泊まったなら、夕暮れ時はぜひ屋上のサンセットラウンジで過ごしてください。夕食前に寄って「tom yum d2」と「baraquda」という面白そうなネーミングのオリジナルカクテルを注文しました。「tom yum d2」はウォッカベースにバジル・レモングラス・ペッパーをきかせた大人の味。「デュシット D2バラクーダ」の名前の一部にもなっている「baraquda」はカマスのこと。ラムにピーチ・パイン・レモンの風味をプラスした甘酸っぱいカクテルの海を魚に見立てたゼリーが揺れる、見た目にも涼しげな一杯。値段はどちらも220B++です。

あいにくこの日は曇り空で夕日はきれいに見られませんでしたが、潮風に吹かれて海を眺めながらゆっくりとグラスを傾けていると、普段の煩雑な生活があるからこそこんな時間のありがたみを感じられるんだなぁという気分になります。なによりも、問わず語りに語り合う友との時間は宝だと素直に思えます。

s.e.a.

夕食はプールサイドのレストラン&バー「s.e.a.」で。“mosaic of tomatoes(モーセのトマトサラダ)160バーツ++”は、赤いスライストマトを両端に並べ真ん中にロケットサラダを通した盛り付けを、モーセが海を割った伝説に重ねたユニークなネーミング。グラナ・パダーノチーズのコクが隠れた主役となっています。“pizza parma ham 270バーツ++”“indonesian style fried rice 320バーツ++”など、アジアンディッシュを中心に世界の味が楽しめます。本物の味を求めて各国を渡り歩いたというシンガポール人シェフが生み出す料理はどれも一本芯の通ったもの。皿に取り分けた料理の多国籍さにも関わらず、舌の上で味がけんかすることはありませんでした。最後にホームメイドのジェラート(90バーツ++)を。わたしがオーダーしたライムシャーベットは、滑らかな舌触りにライムが香る上品な味。満腹だったはずのお腹にすんなりおさまった不思議を思いつつ「今度パタヤに来たら絶対また来よう」と決意しました。

おはようございます

目が覚めてから朝食に出かけるまでの中途半端に空いた時間も、持て余すことなくくつろげるのがこの部屋の素晴らしいところ。起きぬけにベッドの中からテレビのチャンネルをNHKワールドにあわせます。それにしてもこの足置きはいいなぁ。バンコクに戻ったら1つ買おうかなぁなんて思いつつ、窓際に置かれた一人用のソファに移動して、紅茶を飲みながら続きを視聴。LCDは角度を変えられるのでどこからでも見えるんですね。

バブルブレックファスト

「D2」滞在の醍醐味が味わえるのが、朝食ビュッフェの時間。寝起きのぼさぼさ頭ではなく、ゆっくりと支度をしてプールサイドの「s.e.a.」へ。フレッシュオレンジジュースのタワーから冷製ハムやシリアル・フルーツパンチ・豊富な種類のパンに至るまで、見た目にも凝った料理が並びます。卵料理のリクエストは、テーブルの上のオーダー用紙で。
バブルブレックファストの“バブル”とはシャンパンの泡のこと。席につくと、スタッフがシャンパンのボトルを手にスッと近づいてきて静かにグラスについでくれます。シャンパンの金色の泡は、普通の日を特別な日のはじまりに変えてくれる魔法を持っていそうです。はじめバブルブと聞いた時に頭に浮かんだ「シャボン玉でも飛ばしてくれるんだろうか」という恥ずかしい思いつきも、泡と一緒に消えていきます。
朝食の時間は6時から11時。小一時間は時間を割いて楽しみたい内容です。シャンパンを片手に好物のチーズとバターを大量摂取して、もう今日一日分のいいことを全部取り込んだ気分になりました。


1泊してみて感じたのは、こぢんまりした規模でありながら内部施設がとても充実していること。バーもレストランもスパも、それぞれ確立したコンセプトを持っていて密度の濃い時間を提供してくれます。実力のある老舗ホテルグループが本気を出したら、伝統と格式をうまく昇華させ、それらを軽やかにまといつつ進化していくこんな素敵なホテルが生み出せるんだなと感心しました。以上サヤチックでしたー。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2009-06-18

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