天国のクリーム色で統一された癒しのスパ空間で、子守歌の調べに身を任せましょう!
サワッディーカー!バンコクナビです。
『ゆりかごから墓場まで』、できればストレスなく生きていきたいと思うのはしごく当然のこと。
しかしながら、『癒し』をテーマにし、『天国』や『非日常の空間』をイメージしたスパは数あれど、それを内装や雰囲気に忠実に反映できているスパとなるとなかなかないものですよね。
今回ナビは、徹底的にクリーム色にこだわった店内と、シンプル・イズ・ベストなメニューでワンランク上の空間にナビたち引き上げてくれる、“子守歌”という名前を持つスパ『ララバイ』に行ってきました。
◆場所はライフセンターの2階
『ララバイ』は、ルンピニ公園の程近くにあるビル【ライフセンター】の2階にあります。
この【ライフセンター】は、『ボディ』『マインド』『スピリッツ』をコンセプトに据えた美と健康のためのコンプレックスビル。『フード』『ビューティ』『ヘルス』とテーマ分けされた4階建ての各フロアに、レストラン・カフェ・スパ・ビューティークリニック・フィットネスセンターなどが入っています。
アクセスは、MRT(地下鉄)を使えばとっても簡単、【ルンピニ駅】の2番出口を出てすぐ、数メートル進めばもう到着です。
◆内装
標識に沿って2階の右奥へと歩を進め、お店の前に丸くしつらえられたソファスペースを通り抜けて、店中へ。クリーム色で統一された店内は、心を飛び越え、魂に直接響いてくるような高尚な雰囲気にあふれています。また『ララバイ』=“子守唄”ということで、それらしい音楽が流れているのかと思いきや、中は無音の空間。なのに、貝殻を耳に当てると波の音が聞こえるように、どこからともなく子守唄が聞こえてくるような気持ちになります。何もないシンプルな空間でこそ出会えるもの、それは自分の中にある想像するチカラなのかも知れません。
◆メニュー
『ララバイ』のメニューは、【タイトラディショナルマッサージ】、【アロマテラピーマッサージ】、【スウェディッシュマッサージ】、【スポーツマッサージ】、【ボディスクラブ】など。マッサージの時間は60分、90分、120分と分かれているのでお好みで。スポーツマッサージとは、スポーツの後にぴったりな筋肉に効くストロングタッチのマッサージで、ひじを使うのが特徴なのだとか。すぐ上階にフィットネスセンターが入っているというロケーションから、フィットネス帰りの人のオーダーがメインです。
マッサージオイルの種類は、『アジアンリフレッシュ』『バランス』『セルライト』『ロマンス』の4種類。また、『オレンジジュース』『コーヒー』『グリーンティー』『デッドシー』と、まるでカフェメニューとみまごうようなプロダクトを使ったスクラブも人気です。
お部屋紹介
フットマッサージ・トラディショナルマッサージ
ロビーの奥にあるのが、フットマッサージチェアが置かれたスペースとトラディショナルタイマッサージのスペース。高い天井から垂らされたドレープのたっぷりとられたカーテンが、雲間から差し込む陽の光を思わせます。
トリートメントルーム
『ララバイ』のトリートメントルームは全部で5室。シングルルームが4室、ダブルルームは1室です。白い壁と淡い色のフローリングの組み合わせが目にも心にも優しく映ります。シャワールームの脇と、洗面台の鏡の裏の隠し扉が収納スペースになっていて、トリートメント中に身につけるディスポーザブルパンツやシャワーキャップ、ドライヤーなどがお行儀良く並んでいます。
トリートメント
メニューを選ぶ
ではいよいよ、トリートメントの開始です。まずはロビーのソファに腰を落ちつけ、メニュー選びから。今回のナビの希望は「リラックス」ということで、テラピストさんのアドバイスに従い、王道トリートメントのアロマテラピーマッサージ60分間のコースを受けることに。アロマオイルは、全種類試した上で、スリミング効果があるというグレープフルーツの香りをセレクト。
肩こりナビは、リクエストシートの肩の部分に○印をつけ、いざお部屋へ。
トリートメント開始
シャワーで汗を流したさっぱりボディにディスポーザブルパンツをつけたなら、準備万端、ゴールドの小さなベルをちりんと鳴らしてテラピストさんを呼びましょう。テラピストさんと一緒に天使がやってきても驚かないぐらいのかわいらしい呼び方ですね。そしてドアの外には、ゲストを迎えているしるしとして、象牙の輪がかけられています。これまた、天使の輪っかを連想させる、きゅんとくる演出です。
【足】ベッドにうつ伏せになり、まずは足から。体中のツボが集中していると足のうらをじっくりとマッサージしてもらうのはまさに至福の時間。
【背中】次は背中。肩が凝っていると思い込んでいたナビですが、その根は背中にあったようで、的確に筋を辿るテラピストさんの強めの指圧に、「ピンポーン!」「ピンポーン!」と、心の正解ボタンが鳴りっ放し。天使の羽の持ち合わせはないナビですが、肩甲骨の辺りも重点的にマッサージしてもらえました。
【足】次に仰向けになって、再びフットマッサージ。顔の上にはほどよい重さのアイピローが置かれます。目を閉じると一層『天国気分』のイメージが濃くなって、足のこりがほぐれるにしたがい、雲の上を歩いているようなふわふわ気分に。
【腕】腕も、付け根から指先、指の1本1本まで丁寧に揉み解していってくれます。
小指をマッサージしてもらった時にいたっては、天使と『リラックスしたいです(ナビ)』『OK!(天使)』なんていう約束を交わしているかのような気持ちになってしまいました。
【お腹】お腹もしっかりマッサージ。天使も乙女にとってのくびれの重要性をわかってくれているようです。
【肩・背中】いよいよマッサージも終盤に。ナビが強めに、とリクエストした肩のマッサージです。デコルテ部分を指圧してから、手のひら全体と指先を使い分け首から肩にかけての筋とツボを、時間をかけてくまなく辿っていってくれます。あぁ、幸せ。
最後は、タイ式の挨拶をして終了。
お茶
トリートメント後はシャワーで余分なオイルをさっと流し、ほどよくしっとり感の残る体でロビーに移動し、お茶をいただきます。しばらく余韻に浸ったあとでテラピストさんに靴を持ってきてもらって履き替え、雲の上から地上へと戻ります。これぞまさに夢見心地…。
いかがでしたか?
信号待ちのタクシーの中や、カフェの店員さんの態度など、些細なことでイライラしている自分に気付いたそんな日には、自分だけの子守唄の調べを聴きに、『ララバイ』へ行ってみてはいかがでしょうか?
以上、バンコクナビでした。