エカマイバスターミナルから朝のチャチュンサーオ行で、ピンクのガネーシャ像で知られるワット・サマーンとチャチュンサーオの名刹ワット・ソートーンへ小旅行を試みました。
画像はエカマイから頻発するパタヤ方面の1等バスです。
チャチュンサオ行も大型バスだと思っていたら、ミニバン(ロットトゥー)がプラットホームにやってきました。自分が乗る7時のチャチュンサオ行がこのミニバンなのか、運転手に確認します。
チャチュンサオまでの運賃は80THB、所要2時間。少し遅れて発車。
ロットトゥーは座席位置で眺望や居心地が違いますので、風景に興味があれば最前列をお勧めします。
スクンビット通りからどの道に入るのか興味を持って見ていたら、バスターミナルからエカマイ通りには直進できず、プラカノン通りでも高速道路のランプでも左折せず、オンヌット通り(スクンビット77)に入っていきました。
オンヌット通りを長く走って空港関連のエリアを過ぎて比較的大きなバスターミナルに入ったと思ったら、何やら見覚えのある・・。1時間弱走って着いたのはスワンナプーム空港バスターミナルでした。空港バスターミナル8時発。
空港エリアの市街地、フアタケを過ぎると典型的なタイ中部の農村風景になります。
発達した農業用水と規模の大きな圃場。
何期作かしりませんが、収穫期の稲は良く実っています。別の水田は青々しています。
用水路は道路よりも高く、水路を渡るときは土盛りを上がって橋を越えていきます。その度に減速する道路でした。
9時少し前にチャチュンサオ・バスターミナルの正面に着きました。
帰りの交通手段を調べるうちにワット・サマーン行の9時発のソンテウは出てしまったようで、次は9時30分発の便。
時間があるので鉄道駅まで行きました。
駅前通りの交差点でどちらに行ったものか、バイクのお父さんに尋ねたら、駅前まで乗せてくれました。感謝。
駅舎の前には以前使っていたのだろう蒸気機関車が静態保存されています。
鉄道駅の発車時刻表を記録してから、駅前のソンテウ乗り場を確認します。
ワット・サマーンへ行くのは白い車体に青帯の入ったソンテウ。
トゥクトゥクの運転手に、ワットサマーン行きのソンテウはここで乗れるんだよね、と確認しました。
チャチュンサオの市街地を東へ。少し行けば田園風景です。月曜の朝で空いているのか乗客はタイ人2組と私の5人。
ワット・サマーンまでの運賃は30THB、約30分で到着。復路のソンテウ乗り場は降りた場所と同じ。
土産物店が軒を並べています。干し魚をきれいに並べているのが興味を惹きました。
客はそこそこ歩いています。今の時代、タイ人も自家用車で来る人がほとんどなのです。
大きな観音像。これは中国系の仏教か。
ビシュヌ神像らしきもの。これも巨大です。これはヒンドゥー教か。
舟の乗り場の前にはワニと女神像。
舟は川を下ってワットソートーンまで行くのではないかと思って尋ねましたが、辺りを周って戻る遊覧船とのことでした。
その先にましますのが、ピンクのガネーシャ像。これもヒンドゥー教か。
ここの神像はどれも大きいけれど、新しいのでありがたみは感られじませんね。
写真写りは良いです。
バンコク都市圏に住むタイ人の行楽地と考えたらわかりやすいです。
ガネーシャ像の先には巨大なハスの花への橋が架かっています。
しかし、もうどういうところか理解できたので、あえて行くこともなく、撮影のみ。
ワット・サマーンにはいくつかの巨大神像だけでなく、あちこちに祈願する場所があって、信仰好きな現代のタイ人には好まれるのかな、
ソンテウ乗り場で見上げれば三つの頭を持つ象に乗ったシバ神。
3つの頭を持つ象はラオスの旧王朝の紋章なのですが、インドから来たヒンドゥーの物語に関係するのかもしれません。
帰りのソンテウは30分毎で11時20分が始発のよう。
ここは20分もいれば、わたしにはすることがないので時間を持て余す。
しばらく待って、やってきたソンテウの運転手にチャチュンサオに戻るのか訊いてみるが、まだ他へ回るらしい。
またしばらくするとソンテウが来た。今度のはチャチュンサオへ戻ると言う。すぐには発車しない。これは10時50分発だね。一本前のソンテウでチャチュンサオへ。
バーンパコーンという川を渡る。
ワットサマーンはこの川の古い流路を利用しているのだった。
30分余りでチャチュンサオのバスターミナルへ戻り、ワットソートーン行のソンテウを待つ。
「ソートーン」のアクセントは思ったのと違って低平平のようなアクセントで通じにくかった。
運転手たちが教えてくれる。黄色のだ。
白い車体に黄色の帯のやつではなく、黄色の車体のだった。なかなかこない。
ワットソートーンの一つ手前で先行するソンテウに乗り換えて運賃は通算8THB。
所要10分くらい。
タイで一番美しい寺院として知られるワット・ソートーン。塔の先は高い。
靴を脱いで本堂に上がると、石造りの床には水の生き物が描かれている。
寺の前にはいくつかのウサギ像。
暑くなってきたので早々に引き上げることにした。
寺前通りを左に歩くと復路の黄色ソンテウ乗り場。
順路としてはワットソートーンを先にしたら待ち時間が減らせてよかったのだ。
チャチュンサオはラーマ5世のもとでタイ語の研究を行ったプラヤー・シースントーンウィハーンの出身地で記念碑があるはずだが、詳しい先生でも同伴して解説してもらいたいところ。
トゥクトゥクのおやじにはあえて知っているか、尋ねなかった。
復路はチャチュンサオ始発12時35分の列車利用。
降車駅の名前は知らないけれどシティラインのラームカムヘン駅のところで下りると言ったら、チャチュンサオからスクンビット71行の乗車券が出た。運賃11THB。
スクンビット71駅着は13時43分でした。