モッカ

こんにちは、バンコクナビです。
素敵なレストランの条件。もちろん味がいいのが絶対条件ですが、もう1つ欠かせないのがお店の雰囲気。お店のデザインやインテリアによって食事の満足度は2倍にも3倍にもなったりしますよね。今日は、味とインテリアの絶妙なコンビネーションを見せるべく2006年9月に誕生した、タイ-ヨーロピアン カフェ＆レストラン『モッカ』をご紹介します。

アンティークの館

ランスワン通りを歩いていくと左側に雰囲気の良いお庭が見えてきます。店に続く通路脇にはヨーロッパ調の街灯が置かれ、特別なお出迎えをされたような優越感に浸りながらのご入店。

ナビが特に印象に残ったのはワイングラスのシャンデリア。ライトの無機質な輝きが、ワイングラスの微妙なカーブにより複雑な光模様となり店内を明るく照らしています。手入れも大変そうですが、オーナーのこだわりが表れていますね。

また、カウンターには美味しそうなスイーツが並んでいます。・・・と、あれ！？どこかで見たことがあるデザートの姿がちらほら。詳しく聞いてみると、ナビでもご紹介しているフラワー＆カフェの『ハイティー』とオーナーが一緒なんだとか。ハイティーのデザートの評価は高いので、これは食後の楽しみとしてはポイントが高いですね。ハイティーについてはこちらの記事をご覧ください。

雰囲気の良い店内で頂く至高の料理。

雰囲気を十分に堪能したところで、お料理をいただきます。モッカではタイ−ヨーロピアンと銘打っているだけあり、タイ料理だけでなく、パスタなども頂くことが出来ます。今回ナビはタイ料理を中心に頂くことに・・・。

■フライド ライス ウィズ チリペースト ＆ スウィーテンド ポーク
【Fried rice with chili paste ＆ sweetened pork】95B
まず頂いたのが、チリ風味のカオパット(焼き飯)。チリ風味だけあってピリ辛です。この焼き飯にはタイのガピ(小エビの塩漬けを発酵させた味噌)と呼ばれる調味料が入っており、その味が強く出ています。風味香りとも良く、タイならではの焼き飯と言えます。また、付け合せにはプラードゥック(魚の燻製)・ナムプリックガピ(エビ味噌タレ)・ムーワーン(豚肉の甘煮)・カイケム(卵の塩漬け)が付いており、ご飯と一緒に食べることで様々な味を堪能出来ます。飽きさせない味の演出！！

■マッサマン カリー ビーフ
【Mussamun Curry beef】150B
イスラムの料理が起源と言われている、マッサマンです。ナビはビーフをいただきましたが、ポークでの注文も出来ます。味はプリックパオと呼ばれる唐辛子の油の風味とココナッツの風味が上手くミックスされている感じ。具のビーフやジャガイモも柔らかホクホクで大満足！マッサマンはココナッツの甘味が効いているので辛いのが苦手な人もOKです。

■ディープ フライド シーバス ウィズ ジンジャー ＆ タマリンドソース
【Deep fried sea bass with ginger ＆tamarind sauce】150B
すずきのフライ、生姜の千切り入りタマリンドソースかけです。傍らにはタイ米が盛られています。この料理の決め手は、すずきの柔らかい食感とタマリンドソースの酸味のコラボレーションです。魚の上にはホームデーンと呼ばれる小玉ねぎのフライも一緒に乗っています。
また、付け合せのキュウリが可愛く結ばれており、ちょっとした手間を惜しまない姿勢が見え非常に好感が持てました。

■ライスクラッカー ウィズ スパイシー フィッシュダンプリング
【Rice cracker with spicy fish dampling】90B
タイ料理ホーモックプラーの周りにライスクラッカーを添えた料理です。ホーモックプラーとは魚のすり身のココナッツ蒸しのこと。ライスと一緒に食べるのが普通ですが、ここモッカはライスクラッカーと一緒にいただきます。少しクセがありますが大ファンの日本人も多いのも特徴です。

モッカ、いかがでしたか？
外国人向けにタイ料理を変えているというより、タイならではの調味料や味を生かしながら、それを伝えていこう！という意志が食べながらひしひしと感じられました。味・雰囲気とプラス気持ちも感じられるお店に出会えて、またタイ料理の奥深さを学んだナビでした。以上バンコクナビがお伝えしました。