ザ・オールド・プラアーティット・ピア

The Old Phra Arthit Pierดิโอลด์ พระอาทิตย์ เพียร์

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カオサン近く、プラアーティット通りにある「太陽の船着場」という名前のレストランで、チャオプラヤー川を眺めながらお食事。

サワッディーカー!バンコクナビです。
食事の良し悪しって、料理の味はもちろんのこと、雰囲気にも左右されますよね。お洒落スポットとしてタイの若者の注目を集めている、カオサン通りに程近いプラアーティットエリア。そこに、素敵なレストランを見つけました。今回ナビがご紹介するのは、チャオプラヤ川沿いにあって、川を眺めながら食事ができるレストランなんです。では早速「ザ・オールド・プラアーティット・ピア」へみなさんをお連れします。
◎ ユーモラスな絵がお出迎え
木の看板がかかった入り口をくぐって、お店まで続くレンガ敷きの小路を進みます。壁にかかれたユーモラスな絵と、並んだ植木鉢が目を楽しませてくれます。絵をよく見ると、人の口からぴゅうっと噴出した水が波になって、その波間を魚がぴょんぴょん跳ねながら泳いでいます。ナビもつられて、なんだかスキップしたくなります♪
◎ チーク造りのタイ建築
中の席は、30席。チーク材を使った、タイ建築の建物です。籐で編んだ椅子と、アースカラーのクッション、財宝が入っていそうな物入れを利用したテーブル。そこここに置かれた緑を優しく照らす、アンティークのランプ…、格子の隙間から外が見えるのがなんとも奥ゆかしくて、ナビは気に入ってしまいました。
◎ チャオプラヤー川を望むテラス席
そしてここのレストランの主役がテラス席。チャオプラヤー川に面した外のテラス席は、50席が並びます。やけにしっかりした、変わった形の椅子だなぁと思っていたら、古いシアターの椅子を再利用したのだとか。
◎ プラアーティットピア=太陽の船着場
このあたり一帯は「プラアーティット=太陽」という呼び名で呼ばれています。だから「プラアーティット・ピア」とは、「太陽の船着場」という意味。名前の由来となった「プラアーティット船着場」は、お店のすぐ近くにあります。ここからの眺めが大好きだったオーナーさんが、もともとあった古い船着場の一部を取り壊された際に、「よし、船着場の名前をつけたレストランを作ろう」と迷わず決めたのだそう。レストランの前を通る小路は、ロマンチックな散歩道です。
◎ ロマンチックな夕焼け
夕方6時、夕焼けが川面を染め始めると「このときを待っていたの」とばかりに、素敵な雰囲気を味わおうとお客さんが増えてきます。お客さんは、外国人とタイ人、それぞれ半数ずつなのだそうです。それぞれ、おしゃべりに興じたり、会話が途切れると静かに川の眺めを見やったり、思い思いに過ごしています。素敵な景色を共有するのは、素敵な会話を交わすのと同じぐらいの効力がありますよね。
うれしい蚊よけスプレーのサービス!

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◎ メニュー

プラアーティット・ピアのメニューは、タイ料理が中心。トムヤムクンなどのスープは110~150バーツ、カレー類は100~150バーツ、魚の1品料理が120バーツ~350バーツと、この雰囲気の良さにしてはお手ごろ。お店のオープンは朝の11時。サンドイッチ(80バーツ~)やケーキ(29バーツ~)もあるので、散歩がてらのブランチやお茶にも使えそう。というところでお腹が空いてきました。お店のおすすめメニューをいただくことにしましょう。

◆ グリーンカレー[Green Curry Beef or Chicken] 110バーツ
グリーンカレーは、チキンとビーフから選びます。コクを求めてナビはビーフをオーダー。口に入れてまず驚いたのは、チャウダーかと思うくらいのクリーミーさ!舌の上にふわっと広がるココナッツミルクのまろやかさの後に、グリーンチリの辛味とバジルの爽やかな風味ががさっと立ち上ります。丸ナスも牛肉も柔らかく煮込まれていて、やさしい味に仕上がっています。

◆ 魚の包み蒸し[Hor Mok] 120バーツ
カレーで風味をつけた魚のすり身にえび、イカ、貝、などの具を入れて、バナナの葉で包んで蒸した料理。一般タイ食堂でもよく見かける庶民の味ですが、この大きさと具の豪華さは尋常ではありません!えびや貝のエキスをしっかり吸い込んでふわりと蒸しあがった魚の身は、まさに海の幸の味。手を加えたシーフード料理のおいしさを実感でします。

◆ 白身魚のフライ・ハーブソース[Pla Thod Ka Min] 350バーツ
ぱりぱりに揚げた白身の魚の上に、甘酸っぱいタレをかけ、ターメリックとレモングラスをちりばめた1品。とにかく香ばしく揚がった皮とソースのコンビネーションを味わって欲しい!ということで、大きな切れ目を入れて表面積を大きくしています。唐辛子とはまた違う、胡椒の実の香り高いスパイシーさがよく合います。かりかりの部分と、ソースがしみて少ししんなりした部分で食感の変化が楽しめるのがたまりません。

◆ カオソーイ[Khao Soy] 110バーツ
カオソーイという、北タイの郷土料理。カレー味のスープに、平べったい麺、さらに上から揚げ麺が載っていて、つるつる&ぱりぱり、両方の麺の触感が楽しめます。具は、海老がどーん。薬味として、刻んだ高菜・たまねぎ・ネギ・ライムが添えられています。カレーうどんのような馴染みやすい風味のスープにすっぱい高菜がよく合って、ライムをぎゅっと搾れば、暑い日でもすっと食べられるさわやかな味に変身。タイ料理の、1皿料理で楽しめる味と食感のバリエーションの多さには脱帽です。

◆ アサリのハーブ炒め[Phat Cha] 200バーツ
アサリをタイの胡椒やレモングラスなどのハーブで炒めたもの。タイのアサリは小ぶりですが、旨みでは負けません!アサリの旨みが溶け出してガーリックがきいたソースはもしかしたらアサリ自体よりおいしいかも、というほどなので、ぜひご飯にかけていただきましょう!

◎ お土産に
お店では、オリジナルのスパイスが売っていました。トムヤムミックスやジンジャーミックスなどのシーズニングスパイス(各275バーツ)や、シーズニングハーブはスウィートバジルやレモングラスのシーズニングハーブ(各275バーツ)など、お土産に最適です。
いかがでしたか?
“太陽の船着場”という名前のレストランから眺める、昼下がりの太陽の日を受けてきらめく川面や、夕暮れの川に溶けていく夕日。「ザ・オールド・プラアーティット・ピア」レストランは、その名の通り太陽と川の素敵な関係を教えてくれるレストランでした。
以上、バンコクナビがお送りしました。

お店は、プラアーティット通りにあります。カオサンロードからいく場合、警察があるチャクラポン通りから「タンフアセン」デパートの前を通り、サイアムコマーシャルバンクのある四つ角を左に曲がります。
プラスメン砦を過ぎて、50メートル進んだ右手、ユニセフの左隣に「ザ・オールド・プラアーティット・ピア」レストランはあります。船で行くこともできます。「プラアーティット[Phra Arthit]」船着場で降りてください。

記事登録日:2007-07-16

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-07-16

利用日
女性 男性