ジェーノー

Jenokร้านเจ๊โหนก

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シーロム界隈のOLが集まるローカル度100%のタイ風ラーメン!地元リピーター続出のクセになる味をご紹介!

こんにちはバンコクナビです。
アジアの麺料理、国によって特色がありますね。タイ風ラーメンはクイッティアオ。日本にラーメン通やうどん通が存在するように、タイでもクイッティアオにはうるさい面々がいます。ナビもタイに来てからおいしいクイッティアオ屋さんを見つけるのがマイブームとなってしまいました。
今日は、本当は教えたくない行列のできるクイッティアオ屋さんをご紹介。ローカル度100%で観光客の方はなかなか入りにくいかもしれませんが、外国人の行くところではなく地元の人とコミュニケートしたい!というチャレンジャーのために使えるかも!?ナビ独自のポイントも伝授いたします。
クイッティアオって?
そもそも「クイッティアオ」という言葉は中国語が起源で、厳密には「米麺」を指しますが、一般的にはかんすいの入った黄色い麺を含めたタイ風ラーメン全般のことを指します。スープはお店によってそれぞれで、鶏ガラスープ、豚骨スープ、あひるスープなどがあります。
さらに麺の種類、味付け、具をお好みで選んで食べるのがタイ風。ホテルのビュッフェなどでもたまにクイッティアオを出しているところがありますがお上品な味になってしまっているところが多くタイ人には不評。タイリピーターになってきたら一度はローカル度の高いお店でトライしてみてください!
シーロムマーケット内
今回ご紹介するお店の場所は、タイスキ・コカレストランやラーメン亭のあるスリウォン店の近く。ソイ・タンタワン(Soi Tantawan)です。マンゴーツリーレストランの角を右に曲がってそのまままっすぐ歩くと、地元OLがわんさか集まるローカル市場、シーロムマーケットがあります。そこの入り口近くに陣取っているのが、今日紹介する「ジェーノー」。
シーロムマーケットは奥にフードコート、真ん中には週・日替わりの屋台がたくさん出ていてオフィス小物から衣料品、お菓子など周辺のワーカーを目当てにしたいろんなものが売られています。
地元人にリピーター多し
お昼時はごった返し!12時過ぎに行こうものなら、10~15分は待たなければいけません。たかが1杯30バーツのラーメン。そんなにおいしいのでしょうか。ですが、待つのがきらいなタイ人、そのタイ人に列を作らせてしまう1杯30バーツのお店。ナビのタイ人スタッフも毎日誰かがここでお昼を食べるぐらい、タイ人に愛されている味なんです。ちなみに「ジェーノー」とは“でこっぱち”という意味だそう。…何故?でももちろん、まったりとお店の由来を聞ける雰囲気ではなく、理由は未だに分からず。

メニューご紹介

それでは地元タイ人に愛されているメニューをご紹介いたします。本当にファミリービジネスで、笑ってしまうことに「今日は具が違う」、とか「スープが大目」、「あれ?こんなに辛かったっけ?」など内容にはその日の入荷具合やおばちゃんの機嫌が反映されます。またそれもご愛嬌!
さすがに基本のスープの味はゆるぎなくしっかりしていますのでご安心を~。

【食べるときの注意】
タイでは、麺をずるずるっとすすることはマナー違反!レンゲに麺・具を乗せ、スープを入れて「ミニラーメン」にしてちょこちょこっと食べるのが正解。いくらローカル食堂といえどもこれをわきまえないと「あの人…」と冷たい目で見られてしまうのでご注意!

センミー・ナーム(極細麺・スープあり)
(普通サイズ)30バーツ
基本の豚骨スープ。麺はそうめんのような極細麺。一番食べやすいメニューです。あっさりした中にまろやかなコク。味付けの最後の仕上げは自分で、がタイ流。唐辛子をたくさん入れる人やお酢で酸味を足す人などさまざま。

センレック・ヘーン(細麺・スープなし) 
(普通サイズ)30バーツ
茹で上げた麺をスープなしで。麺は一番スタンダードな幅5ミリほどの細麺。スープを別にしてもらって「つけめん」状態にすることも。男性が2杯目に食べているのをよくみます。暑いときに熱いスープを飲むと汗がでるからいや!という人に。

センレック・トムヤム・ナーム(細麺・トムヤム味・スープあり) (普通サイズ)30バーツ
個人的にナビが一番好きな味付け。そう、トムヤムクンのトムヤム、すっぱ辛いスープです。スープに、唐辛子ペーストを加え、ライムをぎゅっとしぼります。写真はいつもよりも辛さが足りなかった時のもの、それでもタイ料理ビギナーさんには十分辛い地元レベルです。

バミー・トムヤム・ナーム(中華麺・トムヤム味・スープあり) (普通サイズ)30バーツ
同じトムヤム味の麺を中華麺に変えたもの。かんすい麺にすると、ラーメン度がぐっと増します。具のつみれは、魚・鳥・豚等色々ありますが、何もリクエストしない限りお店セレクトで入ってきます。

ガオラオ・イェンターフォー(麺なし・腐乳スープ) (普通サイズ)35バーツ
はまる人ははまってしまう、腐乳スープのイェンターフォー。ナビがタイに来てこれを食べている人をはじめて見たときには、ぎょっとしたものです。酸味の利いたピンク色のスープに菜っ葉とコリコリの燻製イカがはいっています。こちらはガオラオ=麺無しですが、一般的にこのスープには極細麺を入れる人が多いみたいです。

どんぶりの色で大きさわけ
ジェーノーでは丼の色でサイズを分けています。でもたまに、中盛り頼んだはずなのに隣の普通盛りと同じ量の気がする…なんてことも。ジャンボーはジェーノーオリジナル、普通のお店では、タマダー(普通サイズ)とピセーッ(大盛りサイズ)の2種類です。

タマダー/普通盛り

タマダー/普通盛り

ピセーッ/中盛り

ピセーッ/中盛り

ジャンボー/大盛り

ジャンボー/大盛り

味付けの仕上げは自分で
タイでは出てきたままの味に甘んじず、食べる前に自分好みに最終的な味付けをします。辛さ・すっぱさが足りないなーと思ったらドンドン自分でたしちゃいましょう。お店によって置いてある調味料が微妙に違いますがジェーノーでは以下のものが常備。砂糖に驚くかもしれませんが、唐辛子と一緒に入れるとコクが出るんですよ~。
ピーナッツ

ピーナッツ

砂糖

砂糖

唐辛子

唐辛子

お酢

お酢

唐辛子の酢漬け

唐辛子の酢漬け

コショウ

コショウ

ナムプラーのフタには穴が。 ナムプラーのフタには穴が。

ナムプラーのフタには穴が。

ドリンク
お水、またはほとんど透明の薄~いお茶がついてきます。テーブルに着くと氷の入ったコップが来ますので自分で入れます。今までにお水にあたったことのある人、またはまだまだハードは観光スケジュールが残っている人は飲み物は持込したほうがいいかもしれません。お箸&レンゲのセット、ティッシュペーパーもテーブルにあります。
サイドメニュー
サイドメニューには揚げワンタン(ギァウトーッ)と揚げルークチン(ルークチントーッ)そして出汁をとった後の豚骨スープ(クラドゥック:直訳は「骨」)があります。20バーツと10バーツ盛りがあり、混んでいてラーメンがなかなか来ないときに先に頼みますが、ラーメンが来る前におなかがいっぱいになってしまうこともしばしば。他にスープだけほしいときも頼むことができます(スープ無しを頼んでいる人がよくスープだけ別にもらっています)。
オーダー法は?
1) タイ文字で書く
まずはメニューを書きます。テーブルに常備の紙とペンで大きく読みやすいように書きます。絶対にボールペンで書かないと水や蒸気でにじみます。注意:紙に書くのはクイッティアオメニューのみ。サイドメニューとドリンクは直接お店の人に口でいいます。
2) テーブル番号を忘れず!
オーダー紙には忘れずに自分の座っているテーブル番号を書きます。テーブルにシールが張ってある場合と紙が入っている箱に旗が立っていることもあり。
お会計
お会計は基本的にテーブルで。お店の人に「キッタン」というか、ジェスチャーでテーブルを差した指をクルクルするとわかります。

ラーンジェーノーで食べるコツ
1) 名物おっちゃんを見つける!
お店にいる誰にでも声をかければいいというものではありません。お客さんの対応を担っているのはみんなに親しまれている名物おじちゃん。ラーメンを作っているおばちゃんに声をかけても専門外のため無視されることは絶対です。頼んだものが来ないときやお会計のときはおじちゃんに言うと対応してくれます。外国人だとわかると、「ユーユー(you, you)」と話しかけてきてくれます。が、たまに奥さんとケンカをしてお店にでてこないことあり!
2) 11時半前後を狙うべし!
12時前後は混雑していて、勝手がわからないと応対してもらえません。タイ語がわからない場合は特にそう。なので混まない11時半台にお店に行って、12時前に食べ終わってしまいましょう。混んでくるとお持ち帰り列とお店で食べる人と列が別れたりしてほんとによくわからなくなります~。
3) オーダーしてみよう!
上記ナビで紹介したメニューを印刷、もしくは下の表を見ながら1→4の順でお好みの組み合わせを作り、タイ語を手で書くかコピー&ペーストするかして、オーダー用の紙を作ってみましょう!(手書きの場合、サインペンではなくボールペン書きの方がにじまなくて良いとのことです) オーダーがスムーズで確実なのは言うまでもなく、タイ人に間違われちゃうかも!?

例えば、『細麺入りトムヤム味を普通サイズで1杯』は、「เส้นเล็ก ต้มยำ ธรรมดา 1ชาม(センレック・トムヤム・タマダー・ヌンチャーム)」
いかがでしたか?ここまで来れたらあなたも立派なクイッティアオ通!
帰りはシーロムマーケット周辺の屋台でトロピカルフルーツや服、小物を物色するのはいかがでしょう!タイ・バンコクのローカル風景に触れることができます。以上バンコクナビでした。

おまけ情報
辛いクイッティアオを食べた後に飲みたくなるのが甘くて冷たいジュース。そう、辛いものを食べた時ってお水を飲んでも辛さは収まらないんですよね。シーロムマーケットにもジュース屋さんはたくさんありますがお昼時一番人気なのがこちらのお店、「ラーン・ネスカフェー」。無愛想だけど手早く、メニューが多いのが人気。ひりひりする口の周りの痛みがすぐに直りますよ。
小さいサイズの飲み物は各12バーツ。パール(カイムック)入りは15バーツです(取材時)。

記事登録日:2008-01-22

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-01-22

利用日
女性 男性