ボリュームたっぷりで味も合格!リーズナブルな「ひとりごはん」をエンジョイできる穴場レストランを見つけました。
サワディーカー。プーケットナビです。友達と二人で旅行に来ても一人旅をしても旅に来たらおいしい料理をのんびりと舌鼓したいものですよね。とはいっても観光地のレストランはお二人様用ディナーだったり、家族向けレストランだったりと何気にレストラン選びは難しく思わず妥協してついつい日々の生活でお世話になっているチェーン店系ファーストフードに足を運んでしまった経験ありませんか?「美味しいタイ料理を一人でまったりと堪能したい!」今回ナビはそんなレストラン探しに悩む「ひとり族」にピッタリな小さなレストラン「フィディーズ・ゲストハウス」をご紹介します。
場所はソイ・サンサバイ
場所は多くのゲストハウスが集まる「ソイ・サンサバイ」。ソイの入り口をパトンビーチの中心道路「ソン・ロイピー・ロード」に出てそのまままっすぐ歩けばピカピカのライトが夜な夜な光るナイトライフの中心「ソイ・バングラー」。左側に曲がればすぐそこはショッピングモール「ジャンセロン」と、パトンエリア内どこへ行くのも交通の便が良い立地です。今回ご紹介する「フィディーズ・ゲストハウス」はそんな「ソイ・サンサバイ」沿いにあるダイビングショップ「シーワールド・ダイブ・チーム」が所有するダイビング専用プールの隣です。
店内
テーブルが4、5テーブルと小さなバーカウンターで成り立つオープンカフェ風のこじんまりしたレストランは石段を4、5ステップ上がった場所にあるので風通しがとっても良く、天井に取り付けられた扇風機だけで十分に快適な空間を作っていました。こちらのオーナーさんはスコットランド出身ということで、店内の両壁にはスコットランドの詩や民族衣装を身にまとった子供の絵、常連さんが撮影したと思われる写真の数々、オーナーさんの友人はたまたそのいとこの娘さんだという国際女優「キャサリン・ゼタ=ジョーンズ」の手書きサインがはいった写真など「思い出の品々」が壁一面に飾られていました。そんな中、ひときわ目に着いたのが「スコッテッシュ・キルト」を彷彿させるテーブルクロス。洗いこんでいて色あせていましたがとってもかわいらしいく店内のインテリアに一役買っていました。
ゲストハウス
「フィディーズ・ゲストハウス」という名前通り、レストランの上はゲストハウスとしてお部屋も全6部屋貸している(ローシーズン:700バーツ、ハイシーズン:1200バーツ)ということでナビも実際にお部屋を拝見させていただきました。全室エアコン、ホットシャワー付きプライベートバスルームを完備。NHKこそは映りませんが、タイTVの他に「BBC」や「CNN」などの海外ニュースや映画(英語)の鑑賞が出来るので英語を勉強する環境はバッチリ(?)です。清掃も行き届いていて寝に帰るだけのゲストハウスとしては快適そうでした。
タイ料理&イングリッシュブレックファーストがお勧め
「フイッシュ&チップス」(170バーツ)や「ミートポテトパイ」(170バーツ)などがメニューに並んでいますが、外国料理の一押しは欧米旅行者が愛読しているという某ウェイブサイトで「ベスト・ブレックファースト」とリコメンドされた「イングリッシュブレックファースト」(スタンダートブレックファースト:120バーツ/スペシャルブレックファースト:180バーツ)だそうです。ナビ取材時もイギリス人男性らしき人が午後に遅い一人朝ごはんをゆっくりとっていました。
いただきま~す♪
オーナーさんは「スコットランド人」ですが「フィディーズ・ゲストハウス」の調理人はタイ人女性。こちらの料理はゲストハウスに宿泊している体格の大きな外国人が常連客に多いせいかボリュームたっぷり。ということで早速お勧めタイ料理メニューいただいてみました。
鶏肉入りタイ風チャーハン (Fried Rice with Chicken) 70バーツ
思わず「これ、大盛りですか?」とスタッフの方に聞いてしまったほどかなり量があるタイ風チャーハン(カオパットガイ)はこれが普通サイズだそうです。メインの具である鶏肉も薄切りにそぎ切ったお肉を使っていて食べやすくもちろん味も文句なし。添えられたライムをキュっと絞って食べたらまた違う味が楽しめます。タイ料理ビギナーさんにお勧めの一品です。
トムヤムクン (Tom Yam kung) 130バーツ*ご飯付き
タイの代表的料理といっていいメニューにはエビとその他のシーフード類がミックスした具が入った「トムヤムシーフード」(150バーツ)が記載されていて実はメニューに載っていないこちらのメニュー。具はえびオンリーということでお値段は少々お安めになるそうです。ここのトムヤムクン大手レストランで食べるより断然コクがあって辛さとコクが絶妙にマッチして今まで食べたトムヤムクンの中でランキング上位確実の味でした。ただし普通にオーダーすると思ったより辛いのでスパイシーが苦手な方はオーダー時に「マイ・ペット(辛くしないで!)」とスタッフに一言告げることをお勧めします。
チキンマサマンカレー (Chicken Masaman Curry) 120バーツ*ご飯付き
タイ南部のイスラム系カレー「マサマン」は日本のカレーに似た味で食べやすいとってもマイルドなカレーです。具は玉ねぎ、鶏肉、人参、ポテト。通常はトッピングにピーナッツがはいっているのですがこちらでは柔らかくて甘みのあるプーケットの名産「カシューナッツ」を利用。これこそプーケットでしか食べられない味です。
鶏肉のカシューナッツ炒め (Chicken Cashewnuts) 120バーツ*ご飯付き
お皿にたっぷりと盛られた「鶏肉のカシューナッツ炒め」はお肉の他にピーマン、ヤングコーンなど野菜もタップリ入ったバランスのとれたお料理です。このメニューは意外に濃い味付けで「ご飯のお供に」系で出てくることが多いのですが「フィディーズ」は意外にさっぱりでご飯だけではなく「ビールのお供に!」としてもいけそうです。
いかがでしたか?店内の外観も普段道を歩いているだけならば素通りしてしまうほど何の変哲もないちいさなレストランですが出される料理はお値段、ボリューム、味どれをとっても◎でした。特にタイ料理は「おかず+ごはん」というセットメニューになっていることが多いので「レストラン」というよりも「お食事処」といった感覚で利用したい穴場スポット。ひとりごはんを楽しみたい方や財布のひもを締めたいけれどもおいしい料理を食べたい人には特にお勧めです。以上プーケットナビがお送りいたしました。