シイタケ

Shiitakeร้านอาหารญี่ปุ่น ชิตาเกะ

閉店・移転、情報の修正などの報告

ペチャブン産の新鮮なしいたけが嬉しい!

サワディカポム! バンコクナビです。店名「シイタケ」って何じゃそりゃ?と最初は思ったナビですが、情報を集めるにつれて興味が。「タイ人経営の10年近く続く日本料理店」「名前の通り、シンボルは椎茸」「車を持ってるタイ人の間では知ってる人が意外に多い」などなど。とはいえ、場所がバンコクの外れ、エカマイ通りをはるか北へ突き抜け、ラートプラオ通りを越えた辺りと聞き、しばし尻込み。「ナビで紹介したからと言って、行く人はいるのかな?」と疑問に思わないでもないロケーションですが、行ってみたら意外に楽しいお店でした。

高速道路を使うのが早くて確実

「シイタケ」があるのは前述の通りエカマイ通りを北上し、ラートプラオ通りと交差した辺りから少し北へ向かった地点。プラディットマヌターム通りと呼ばれる通りですが、エカマイ・ラムイントラ道路と呼んだほうが通りがよい気がします。プラディットマヌターム通り(Praditmanutham Rd.)の真上を通るのがエカマイ・ラムイントラ道路でバンコク中心部からは高速道路を使って30分程度で到達することができます。バンコク中心部(シーロム)からラマ9世通りで分岐、そのままエカマイ・ラムイントラ道路へ。ラートプラオで高速を降りそのまま北へ直進、左手にロータスが見えたらそのまま約1km、ソイ・ヨーティンパタナーの入口の角、左手に見えるのが今日、紹介する「シイタケ」です。高速代金は3つの料金所を45・35・20バーツで抜け、ちょうど100バーツ。

雰囲気は鄙びたドライブイン

大通り沿いにある同店の第一印象は「古びたドライブイン」。日焼けした看板や錆びた遊具、ちょっと煤けたレストランの建物といい「大丈夫かいな?」というのが正直なところ。店の表にあるブランコや滑り台などの遊具も古ぼけていてどこか寂しげ。ですが、中に入るとそのイメージもすっかり反転。一気に大好きになってしまいました。
まず、あいさつ。「いらっしゃいませ!」がスクムビット界隈の日本料理店のような変な訛りが少なくて、かなり自然。暗めの照明もいい雰囲気を作り出しています。オープンは2000年末とのことなのでレストランとして、いい感じに齢を重ねてきた証拠なのでしょう。とても落ち着いています。

広々とした落ち着いた店内

お店に入ると森進一さんの名曲「襟裳岬」がお出迎え。ですが、歌ってるのは誰?知らない女性の声に苦笑い。入口正面に寿司カウンターがあり、いかにも日本食店といった雰囲気。決して大繁盛というわけではないですが、早い時間からお客さんが途切れることなくやってきます。実際、かなりの広さでテーブルは屋内に50、喫煙も可能な屋外には10、12人まで収容可能なVIPルーム、合計で120人くらいまでは対応可能な規模です。
VIPルームに入って驚いたのは壁にかかったいわさきちひろ画伯の3点の絵。こんなところで出会うとはナビもビックリ!ですが良く見ると印刷物。マネージャーのスーポーンさん曰く、「カレンダーがとっても可愛かったから。この人有名なの?」とのこと。たとえ本物でなくとも充分伝わる優しい画風がVIPルームの雰囲気をしっかり盛り上げてくれます。

タイ人の作る和食を徹底検証!

タイ人の経営する日本料理店の多くは、味はその時在籍するタイ人の板前さん次第のため、日本でキッチリ修行した方であれば安全圏なのですが、タイ国内でタイ人相手のお店でしか修行していない人の料理はもはや別モノと呼んでもいいくらいに、クリエイティブで困ってしまうこともままあります。ここ「シイタケ」の料理はどうでしょう? 

★ 生椎茸・ワカメスープ 80バーツ。
具は椎茸とワカメのみのシンプルなスープ。干椎茸の出汁も入っていそうです。タイ人から見ればパンチの無い地味な味かもしれませんが、我々日本人にとっては、ほっと安心できる優しい味です。

★ 椎茸ごぼう 85バーツ。
椎茸と人参、ごぼうのキンピラです。かなり濃い味でビールか白いご飯が欲しくなります。
散らされたゴマはタイらしからぬ、見事な風味。香ばしいいい香りです。

★ スパイシー・ツナサラダ 120バーツ。
さぁやってきました、タイ風不思議日本料理。「我遠方来、不亦楽乎?」ということで、こういう出会いもまた楽しいもの。カクテルグラスにマグロ(かどうか良くわからないけど生魚。ダレ具合から見てもあまり新鮮ではなさそう…)と、刻んだキュウリ、カイワレ大根をマヨネーズベースのピリ辛ソースで和えて、トビッコを散らした1品です。ソースの主張が強すぎて、コンニャクで作っても同じ味になりそうな勢い。タイ人が喜びそうな一品。

★ きゅうり巻き 140バーツ。
さぁ、いよいよ混迷を深めて参りました。玉子、アスパラ、カニカマ、トビッコをタイのキュウリの桂剥きで巻いたお料理。マヨネーズで軽い下味が付いているのでそのまま食べられます。意外にすっきりしたシンプルなお味でイケますよ。

★ ほうれん草の胡麻和え 65バーツ。
タイでほうれん草を買うとなかなかのお値段で、1束150円くらいはします。しかも行きつけのスーパーではなかなか入荷しないレアアイテム。しんなり柔らかなほうれん草を一口噛むと「キュッ」という歯ごたえとともに口の中で溶けていくような感覚がナビは大好き。ゴマとピーナッツのクリーム系ソースがタップリ掛かったほうれん草を一口、頬張った途端…ほうれん草じゃない!カナーの葉っぱのようなザックリ、モソモソとした歯ごたえは違った意味で涙が出そう。以前、某有名ステーキチェーン店のサラダバーでも同じ経験があるのですが、「看板に偽りあり」はよろしくないですね。ほうれん草はタイでは珍しい野菜なので、タイ人に何を言っても「???」という感じです。

★ 生しいたけ“さんがみ”揚げ 120バーツ。
“さんがみ”って何?相模?誰に聞いてもわからないままいただききます。小ぶりの椎茸を2枚合わせた中に豚挽き肉、春雨、刻んだしいたけを積めて揚げた料理です。とんかつソースでいただきます。これは意外にも普通に美味しい。おつまみにもGoodです。締まった生しいたけの歯ごたえも充分。病み付きになりそうです。

★ 甘しいたけ巻き 75バーツ。
やっぱり米を食べなきゃ力が出ませんが、お寿司を頼む勇気の無いナビは巻き物を注文。甘く煮た椎茸を巻いたものです。シャリは日本米だし酢の具合も可もなく不可もなく、想像通りに優しい味で最後にホッと一息でした。

車を持ってる友人がいたら誘ってみよう!

こちら「シイタケ」は、日本料理店というより日本食ファミリーレストランと呼んだほうが良さそう。焼き物、煮物、揚げ物、寿司、刺身、鍋物まで多種多彩な定番日本料理と、ときどき斜め上を行くオリジナル料理がメニューには満載。アルコール類も提供しており、様々なシーンで活用できそうです。
またセットメニューも多く、お味噌汁や小鉢のついた定食は120バーツ~とお値段も手ごろ。タイ人の友達と行けば思った以上に喜んでくれそうですし、日本人には日本人ならではの「未知との遭遇」的なおもしろ日本食との出会いもたくさんありそうです。実際、高速道路の入口に近いこともあり、バンコク近郊の日系企業に勤務する日本人在住者も多く、家族連れでの利用もあるとのこと。場所が場所だけに、観光でタイを訪れた人が気軽に行くには難がありますが、タイ人の友人を持つ方や在住者には色々な意味で「穴場レストラン」として楽しく利用できそうです。以上、「シイタケ」からバンコクナビがお伝えしました。

記事登録日:2009-06-16

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-06-16

利用日
女性 男性