ブーケリア

boqueriaบุคเคอเรีย

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ハイソが集うワイヤレス通りで正統派ヨーロピアンダイニング

サワディーカップ バンコクナビです。
ウィタユ通り、西洋人からは特にワイヤレス通りと呼ばれるこの通りは、ルンピニー公園の脇を通り、ペッブリー通りとラマ4世通りを結んでおり、アメリカ大使館や日本大使館があることで知られています。また、高級サービスアパートやコンドミニアム、5星ホテルも多く以前から高級感漂うエリアとしてまた、バンコクでは元祖「ハイソな通り」としても知られています。

コンラッドホテルがあることで知られる「オールシーズンズ・プレイス」は、4つのタワーからなり、ショッピングセンター、オフィスビル、コンドミニアムなどが同居するバンコクでも有数の複合施設となっており、バンコクの他のエリアに比べても非常に多国籍、特にEU色の強いエリアになっています。
その「オールシーズンズ・プレイス」にあるCRCタワーの1階、南側にあるレストラン「ブーケリア」はEU色の強い周囲の雰囲気に合わせたかのように、かなり本格的なヨーロピアンダイニングとして有名です。
CRCタワー

CRCタワー

向かって右側の銀行の間の扉から入ると正面右手に「ブーケリア」が見えます

向かって右側の銀行の間の扉から入ると正面右手に「ブーケリア」が見えます

落ち着いた雰囲気なれど、肩肘張る必要は無用です

一見、堅い雰囲気の漂う「ブーケリア」ですが、実はとてもアットホーム。
店名の「ブーケリア(boqueria)」とはスペイン語で『市場』のこと。タイの市場同様に活気に溢れ、新鮮で品揃え豊富。そんな雰囲気が店名からも感じられます。
屋内に約50席、屋外に8席、VIPルームが8席。それぞれシックで落ち着いたテーブルセッティングです。室内はソファー席が多く、ゆっくり寛いで食事やお茶できそうです。

媚びもせず威張りもせず。安心できる味付け

出される料理もヨーロッパ、北アフリカなど地中海を囲むエリアの料理を集め上手にミックスしたようで、国やエリアを指定した○○料理店ではなく広義的な「欧風料理店」という印象です。そのため出されるお皿は非常に国際色豊かで、中にはアジアを意識してみましたと言わんばかりのものも。
20年以上、世界を股に駆けたCulinary DirectorのIan氏(NYにもお店を持っています)独自の世界中の人が満足するさじ加減が大いに活かされているようです。

ナビの感覚としては、味付けは基本的に「西洋人向け」。マジョリティを占めるタイ人に合わせ、刺激的な味付けを余儀なくされる西洋料理店が多い中、「ブーケリア」はしっかりと西洋人の口に合わせたマイルドで素材の味わいを大切にした味付けになっています。これは我々、日本人にも嬉しいところです。
さっそく、いくつかご紹介しましょう。
French Foie Gras 880B++
こんがりソテーされたぶ厚いフレンチフォアグラが2切れでこのお値段。グラニースミス種のリンゴのジャムとコンポートが添えられています。ソースはサマーベリー・ソースとのことで、やや苦味があり小ぶりなブルーベリーなどのほのかな甘酸っぱさが効いた大人しい味です。フォアグラの濃厚な脂とレバー特有のトロトロの口当たり、リンゴの甘さ、ソースのほろ苦さ、ベリーの甘酸っぱさと、複雑な味を楽しめます。
近年、意図的な脂肪肝を生産することを禁じる国が増えている中、「いつかは鯨のように幻の食材になってしまうのだろうか……、だとしたらザマァ見ろ」と、腹黒いことを考えながら味見していたのは秘密です。

Rissotto 580B++
ロックロブスターの大振りな身と大きな帆立の貝柱のグリルが交互に並んで載せられた贅沢なリゾット。リゾット自体はあまり特徴のない野菜風味で、あくまで載せられた帆立とロックロブスターの付け合せという地味な存在で「料理名間違ってないか?」と思えるほどでした。
貧乏性なナビとしては、この場に見えない帆立の身やロックロブスターの殻から濃厚なダシを取ってそれでリゾットを作って欲しかったかなと……。きっと日本人と西洋人の考え方の違いなのかもしれません。

Lamb Shank 880B++
ここでちょっと異色の料理というか調理法が登場。タジンを使ったラムの煮込み料理です。
タジンとは北アフリカでよく使われるフラスコのような形をした土鍋の蓋のようなもの。タジン自体の重さで素材を蒸し焼き(蒸し煮)にすることができます。「ブーケリア」を徹底したヨーロピアンスタイルだと思っていたナビには思わぬ肩透かしとなりましたが、出てきた料理は納得の一品です。骨付きの大降りのラムを24時間蒸し煮したという、こちらの「ラムシャンク」、重たいタジンを気合で持ち上げると、まさに“角煮”状態のラムのモモ肉でしょうか、マッシュポテトが添えられてトロトロに溶けかかったタマネギやパプリカが見ているだけで食欲を誘います。
お味も文句なしで、骨離れのよいクセのないお肉と、濃厚なシチューを思わせるスープとの組み合わせは、思わず「白いご飯下さい!」と言いたくなるほどです。

Duo chocolate mousse 180B++
最後のデザートは、奇をてらわずに安心して食べられる2色のチョコレートムース。
ホット・コーヒーと一緒にいただきました。ホットコーヒーと言ってもドリップコーヒーではなくエスプレッソ・マシンで淹れたもので、コーヒーに関してはイタリア式? デザートとコーヒーだけだと苦味が勝ちすぎる気がします。
主役のデザートですが、チョコのムースを頂きながらバニラアイスにも気を使わないとドロドロに溶けてしまいそうですが、心配ご無用。スポンジケーキの座布団が利いていて、アイスが流れ出すことはありません。この辺りの気配りは流石です。
甘すぎずほど良い甘さですが、メインを食べた後に食べるにはちょっと重い気がするのはナビが日本人だからでしょうか。デザートだけでティータイムに楽しみたい一皿です。

ランチタイムのビュッフェが凄い!

「ブーケリア」のランチタイムはビュッフェスタイル。ビュッフェのみで258B++、肉料理やパスタなどのメインを1皿つけると398B++、さらにビュッフェにはコーヒー(1 Cup)か紅茶(1 Pot)が付いているのが嬉しいところです。ハウスワインは98B++/glass(コーヒー単品 120B++)と大盤振る舞いです。
アンティパスト系が多いですが、カキやホタテなどの垂涎シーフードやピザなどかなりの充実度。デザートもたくさん種類があって思わず目移り。そして嬉しいのが温野菜など「もうひと手間」掛けた料理が多いこと。満足できること請け合いです。
欲張りすぎ? 盛り付けの悪い例です。

欲張りすぎ? 盛り付けの悪い例です。

ちょっと気になる夜の“呑み放題”

2009年9月中旬から始まる新しいプロモーションは、夜の呑み放題メニューです。ハウスワインはもとより、ビール、カクテル、ウィスキーなどが2時間呑み放題で380B++。注目です。


「ブーケリア」いかがでしたか?
いつもなら敷居の高いウィタユ通りのレストランですが、実はとてもフレンドリーでリーズナブル。どのメニューも値段以上の価値大アリです。その証拠にアジア各国でグルメの記事には特に定評のある「Tatler(タトラー)」のタイ版「Thailand Tatler」の2009年ベストレストランに選ばれています。ランチタイムに訪れたナビですが、すっかり気に入ってしまいました。今度はプライベートで訪れようと節約生活のスタートです。

以上、バンコクナビがお伝えしました。

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記事登録日:2009-09-09

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-09-09

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