日本では高級食材として有名な“フカヒレ”や“ツバメの巣”が比較的安く食べられるヤワラー通りにある店!
こんにちは、バンコクナビです。皆さんは“ヤワラー”(YAOWARAJ)と呼ばれているバンコクのチャイナタウンは知っていますか?中国系タイ人が多いバンコクだけあってヤワラーには、漢方薬をはじめ 中国の食材、金行、レストランなど数多く建ち並び日本のチャイナタウンよりも広くブラブラ見て歩くだけでも結構楽しめます。それに、日本では高級とされる食材も比較的安く食べる事が出来るんです。
今回ナビは、ヤワラー通り(Yawaraj RD)に面してあるフカヒレとツバメの巣の専門店ティヤンレン(TIYANLEN)へ行ってきました。
店先の左右には高級食材のフカヒレとツバメの巣
店の前のガラスケースの中にはザルの上にのせ、価格の付いたフカヒレが並んでいます。(重さによって値段が違うそうです。)その後ろではオーナーの奥さんのチューさんがテキパキと注文に応じてフカヒレスープを作っています。反対側ではツバメの巣を作っています。
1Fの真ん中には10人掛けぐらいの中国の丸テーブルとまわりに4人掛けのテーブルが4つあり、2Fには12人掛けのテーブルが4つあります。中国の神様が祭ってあったり流れているテレビが中国語だったり“ヤワラー”の雰囲気たっぷりのお店です。
タイ人以外のお客さんでは、香港、中国に続いて日本人が多いそうです。ナビがお邪魔した時も中国人のカップルが食事に来ていました。
● 調理加熱しても溶けない美肌作りのコラーゲンが唯一含まれるフカヒレのスープ
250B~(写真は300Bのです)
フカヒレ自体には味がないのでフカヒレがおいしいといわれるお店はそれぞれスープには力を入れているところが多いようです。ここティヤンレン(TIYANLEN)でも、以前は鶏ガラからだしをとっていたそうですが、鳥インフルエンザが流行ってから以降、豚の骨やスペアリブに変えたそうですが、納得のいく味になるまでは時間がかかったそうです。その他にも中国漢方を10種類も入れて、10時間以上かけて作るそうです。とんこつスープのようなにごったスープはちょっととろみがあってフカヒレにからみ易くなっています。フカヒレの独特な食感とコクのあるスープの深い味わいが絶妙。それなのにさらっとして飲みやすく、薬臭さは全くなく話を聞くまで、中国漢方が入っているなんてわかりませんでした。
● カナーパットパオフゥー(カナー菜と鮑のオイスター炒め)
700B、1400B(写真)
ナビが食べたのは1400Bのほうだったのですが、(700Bは鮑が5切れだそう。)カナー菜の上に椎茸と鮑がゴロゴロのっかていて、フカヒレに負けないぐらいの高級な一皿です。肉厚で弾力のある鮑は味がしっかりしみ込んでいて噛みしめるほどに味が出ます。カナー菜もやわらかすぎず硬すぎず丁度良い硬さに炒めてありおいしいです。
● オースワン(カキの卵とじ)
150B
鉄板の上でジュージューいっているのが、テーブルまで運ばれてきました。下にはもやし、上には新鮮なカキとタピオカフラワーと卵を混ぜたものがのっています。ぷにゅとしたカキとふわっとした卵だけでもおいしい組み合わせですが、タピオカフラワーを混ぜているので端っこがカリカリになっていてご飯のおこげみたいです。付け合せのチリソースをつけて食べますが、見た目よりもずっと辛さ控えめです。
● パットヨートマラ(にがうりの芽の炒め物)
60B、100B
この草のつるのような野菜はにがうりの芽だそうです。実のにがうりは苦いですが、ヨートマラは苦味がありません。にんにくとオイスターソースで炒めただけなのにシャキシャキしてすごくおいしいです。今回初めて食べましたが、ナビの好物のひとつになりました。
● ホイシェルパッポンカリー(貝柱のカレー風味卵とじ)
300B
有名なプーパッポンカリーのホタテの貝柱版。殻つきの蟹よりも食べやすく、手も汚さずにすみます。カレーの辛さも辛すぎず、油っぽくありません。
普通のパッポンカリーと比べて味付けも濃くないのでご飯なしでもどんどんいけちゃいます。
● 楊貴妃が若さと美容のために食くした“ツバメの巣”
200B
「嚥下(えんか)」と呼ばれる、このツバメの巣はウィルスの感染予防に効果のあるシアル酸がローヤルゼリーの200倍も含まれるそうです。その他にも気管、肺、整腸、血行を良くする効果もあり、さらには精神安定や美肌効果もあるなんて話を聞いたら、お腹がいっぱいで「デザートはパスします。」と言っていたナビも食べたくなってしまいました。
写真でははっきり見えませんが、スープの中にたっぷり入っているくずした寒天みたいな半透明なものがツバメの巣です。味はほんのり甘い寒天スープ? 一緒に入っている銀杏のシロップずけは甘納豆みたい?! 味の表現がむずかしいですが、タイのデザートみたいにココナッツミルクを入れたほうが、タピオカみたいにおいしくなるような気がするのは、やっぱりナビだけでしょうか?
大抵タイではお持ち帰りする時は、ビニール袋にいれますが、ティヤンレン(TIYANLEN)はフカヒレとツバメの巣の専門店だけあってお持ち帰り用の専門の容器もあります。フカヒレの容器は電子レンジにそのまま入れられ、ツバメの巣の容器は二重になっていて保温ができるすぐれもの。これなら、ホテルでゆっくり食べる事も出来ます。