シルバーレイク・ワインヤード (パタヤ)

Silver Lake Vineyardไร่องุ่นซิลเวอร์เลก

閉店・移転、情報の修正などの報告

フォトジェニックな葡萄畑を見に行こう!

サワディーカー バンコクナビです。
風の噂で、「パタヤの先にワイン畑があるらしい」と聞きました。その噂では写真だけ見ればそれはもう風光明媚で「タイにもこんなところがあったのか!」と言うほど。さらに「それ以外に見どころは全くないから騙されないでね~、暑いし!」との怪情報。
実際に行った知人も「写真に騙されたらダメだよ~、写真撮りに行くならいいかもね~」とつれないお返事。
これはもう行くしかないということで、さっそくお邪魔してきました。

場所はパタヤの南東、カオシーチャン寺のとなり

場所はパタヤをずい~っと通り過ぎ、サタヒップ方面へ。パタヤ・フローティング・マーケットも余裕で通り過ぎて南下して行きます。
目印は「ワットカオシーチャン」です。これは、プミポン国王陛下の在位50周年を記念して、160メートルの岩肌に彫られた仏陀があることで有名な寺院です。訪れるのはもっぱら中国人の団体観光客で、日本人の姿を見ることはほとんどありません。

そのワットカオシーチャンを過ぎると見えてくるのが今日の目的地「シルバーレイク・ワインヤード」です。

確かにキレイです!

驚くのはその広さ。敷地面積は400ライ(1ライ=1600平方メートル)と言いますから約64万平方メートル、その全てが緑と花、そして葡萄の木で埋められていて、まさに「絶景」。
赤、黄色、白それはもうたくさんの花が咲き乱れて、「本当にここはタイ?」というほど手入れが行き届いた広大な庭園です。所々にかわいい日よけの東屋があります。さらにはるか遠くにはナゼか風車小屋まで見えます。それはもう我を忘れてシャッターを押しまくりました。
周囲の観光客(タイ人がほとんど)も同様のようですが、如何せん「暑い……」。体感温度は40度を余裕で超えちゃってます。そもそも太陽の光をさえぎるものがほとんどありません。見渡すと、みんなとりあえずバシャバシャ写真を撮って、退散して行きます。
太陽の光がはるか奥の湖に反射するさまは、まさに「シルバーレイク」なんですが、そこまで足を延ばすには、熱中症や日焼け対策をした上で、かなりの勇気が必要なようです。

主役は葡萄

そして同じくらい圧巻なのが葡萄の畑です。
説明によると、全部で12種類の葡萄が植えられており、そのうち11種類は食用とのこと。日本の誇る「巨峰」もあるようで、時期がよければ葡萄狩りも楽しめるようです。
そして、残りの1種類がワイン用の葡萄で、このワインヤードの真の主役。
この葡萄でワインを生産するのが最終目的(?)とのとで、現在はいわば開発中。カリフォルニア、ナパ・バレーから技術者を招聘し、葡萄の安定生産を目指しているそうです。

手作り感たっぷりの施設。

お洒落な洋風の建物もとりあえず、そこに建っているだけで、現在は特に機能していません。建物の前にピザの屋台が出てることには出ていますが、開店休業状態。
そんな中、人が集まっているのは葡萄畑に隣接して設置されている体育祭や町内会のイベントなんかでよく見かけるテント張りの仮施設。こちらがオフィスでもあるというから、色んな意味でビックリです。
ちょうど、この日はタイ人のスタッフが葡萄の剪定をしており、なんとなく雰囲気だけはバッチリで、いい写真が撮れました。

テントの中は…

仮オフィスとなっているのテントのメインはというと、お約束とも言うべきお土産屋さん。
日本のどこかの「道の駅」のような光景が広がっています。
葡萄のジュースや、軽食、アイス、オーガニック野菜の販売などが行われています。
売れ筋はやっぱり、葡萄のジュース……を水で薄めたもの。果汁20%とまた微妙な表示ですが、キンキンに冷えたジュースは、それはもう美味しいのなんのと言ったら、まさに「生き返るよう」です。

一応、アトラクションもご紹介。

スタッフがいてそれなりに運営はされていますが、完璧なのは庭園だけで、あとはほとんど未完成の状態。それでも、健気に(?)、乗り物系のアトラクションも準備されています。
園内を回る馬車は4人乗りで、大人100バーツ(15歳未満50バーツ、2歳以下無料)。
遊覧バスは30人乗りで大人100バーツ(15歳未満60バーツ、2歳以下無料)、20人を越えたら運行。その他ATV(4輪バギー)が20分で300バーツ~、自転車は30分50バーツ~など。
ナビは約一時間強の滞在でしたが、それらの乗り物が動き出すことはついぞありませんでした。どうも、訪れる人のやる気は太陽にスッカリ奪われてしまったようです。

訪れるならゼッタイに12~1月!

タイ政府の推進する「アグリ・ツーリズム」の一環でもあるこの施設。タイで最初のワインの生産を目的とした葡萄園なのですが、現在はまだまだ未完成。ワイン畑としてはかなり機能していますが「観光農場」として、整備が整うにはまだまだ時間が掛かりそうです。
そこで、ナビが考える「シルバーレイク・ワインヤード」のベスト・シーズンはズバリ! タイの冬。気温も20℃台中盤まで下がり、過ごしやすくなるタイの冬の時期に、お弁当でも提げて、ブラッと訪れるのには持って来いです。
逆を言えばその他のシーズンは、暑くてとてもとても……。冒頭の怪情報を身を持って味わうことになります。
それでも、キレイな景色とバンコクでは味わえない美味しい空気は一見の価値アリ。ただし「一見」以上でも以下でもない、まさに等身大の観光スポット。
将来的には「シルバーレイク・ワイナリー」として丘の斜面に広がるテラス席で葡萄の収穫や、村娘のワイン作りを眺めながら、自慢のハウスワインを頂き、極上イタリアンを味わえるようになるかもしれません。
今後の充実を気長に待ちたいナビでした。

以上バンコクナビがお伝えしました。

記事登録日:2009-05-12

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-05-12

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