マリンプロジェクト

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感動の海中遊泳!気軽に、リーズナブルに、ダイビングのライセンスを取得しましょう!

サワッディーカー!バンコクナビです。海が大好きで、休暇が取れれば必ずといっていいほどどこかのビーチに遊びにいくのに、なかなか1歩が踏み出せず、これまでビーチでのアクティビティはシュノーケル止まりだったナビ。せっかくリーズナブルで気軽にライセンスが取れるタイにいるならと、今回ようやくダイビングの資格を取る決意を固めました。そんなナビが選んだのは、日本人常駐で心強い『マリンプロジェクト』。
場所はトンロー
『マリンプロジェクト』のオフィスは、スクンビット通りの55番路地、通称トンローにあります。行き方は簡単。まず、BTSスカイトレインのトンロー[Thonglor]駅下車後3番出口を出て、トンローに入ってください。そしてトンロー・ソイの5を通り過ぎたところにある、パンチットタワーの左横の細道を入ってください。ビルの後ろにある白い建物が『マリンプロジェクト』のショップです。
ダイビングを始めるには
海の中は、本来ならば人間が生きていけない場所。そこに長時間潜るには、エアータンクをはじめとする専用の器具が必要となり、それらの取り扱いや、海でのルール、また、海洋生物に関しての知識が必要不可欠となります。
そのため、その知識や講習を系統立てたカリキュラムを設定し、クリアすればライセンスを与える権限を持つ団体が世界中にいくつかあります。『マリンプロジェクト』では、国際的にメジャーなライセンス発行元である“PADI”のカリキュラムを採用しています。
『マリンプロジェクト』には、初級者用、上級者用、レスキュー用、インストラクターを目指す人用などレベルと目的に合わせた色々なライセンスを取得できるコースがあり、パタヤでの取得コース以外にも、プーケット支店でのライセンス取得も可能です。以下に初心者用のものをピックアップしてみます。

ビギナー用ダイビングコース

◆ 体験ダイビング
楽をしてダイビングの世界を楽しみたい方や、子どもにおすすめ。事前の講習なしに12メートルの深さまで潜ることができます。器具の装着や海の中での浮力の調節などは、インストラクターが全て行ってくれます。その代わり、ライセンスの発行はされません。

◆ S.D.C.(Sucuba Diver Course)
時間がないけれどライセンスが欲しい人におすすめ。スキューバーダイビングのライセンスである“Cカード(Certification Cardの略)”の、条件付のものが取得できるコース。2日の日程で、学科+プール講習と、海洋ダイビング2本をこなすことになります。この過程を終了すれば、インストラクターとバディを組んで、12メートルの深さまで潜ることができます。

◆ O.W.C(Open Water Diver Course)
スキューバーダイビングのライセンスである“Cカード(Certification Cardの略)”が取得できるコース。3?4日の日程で、学科+プール講習と、海洋ダイビング4本をこなすことになります。この過程を終了すれば、友達と二人でバディを組んで18メートルの深さまで潜ることができます。

Cカードは世界中で通用する認定書。今回ナビは、七つの海を制覇する入り口に立つべく、Open Water Diver Courseにチャレンジします!!

1日目 学科講習

初日の今日は座学の日。100パーセント初心者のナビにダイビングのイロハを教えてくれるのは、インストラクターの小梅先生。まるで青梅のような爽やかな笑顔の持ち主です。
はじめに、『私はインストラクターの指示に従い、安全な潜水を心がけます』という内容の声明書にサインして、免許獲得への道がいざスタート!この時に、ダイビングをする際のリスクになりえる項目を挙げたチェックリストも一緒にチェックします。
リストのうち、特に気をつけなければいけないのは、以下の項目。

1. 妊娠中の方は、ダイビングをすることが出来ません。
2. ダイビング終了後18時間は飛行機に乗ることが出来ません。
3. 飲酒後のダイビングは出来ません(ダイビング前夜の大量の飲酒もお控えください)。
※その他、確認の必要のあるチェックリストを必ずご確認ください。
⇒チェックリストはこちら
では、小梅先生の授業の始まりです。学科は第1章?4章に分かれていて、器具の名称から、水中に潜っていられる時間の計算の仕方まで、段階を踏みながらダイビングに必要な知識を学んでいきます。各章とも、一通りの先生の講義の後でおさらいのビデオを見て、重要項目をプリントに書き込んだあと、確認のためマーク式の小テストをするという流れ。まるで次から次へと打ち寄せる波のように、何度も何度も大事な言葉や知識が頭の中に入り込んでくるやり方なので、習ったことを確実に自分のものにすることができます。
座学とは言っても、説明は実際に器具を触らせてもらいながらなので分かりやすく、くるくると変わる小梅先生の表情と相まって、教えられたことがすいすいと頭の中に入っていきます。特に面白かったのが、『OK』『空気がありません』など、水中で使うサインの勉強。ナビとカメランは、会社に戻ってから二人でこっそりサインを送りあって遊ぶほど気に入りました。
こうして楽しく学習した結果、次の段階であるプール講習に進めるかどうかが決まる最終の試験では、94パーセント正解の高得点を取ることができたナビ、ぱちぱち!

2日目 プール講習

2日目の今日は、小梅先生の運転でマリンプロジェクトの事務所から20分ほどのところにあるプールに場所を移動し、実際に水に潜って勉強します。
タンクを背負った時のずっしりくる感じや、フィンを付けてのよちよち歩きなどが、ナビを海ガメやペンギンなど、海の生き物の仲間になった気分にさせてくれて、その不便さにかえってわくわくのナビ。
空気タンクのセットの仕方や、潜った時に耳に感じる圧力を抜くやり方や、サインの確認、水中でバディの予備のレギュレーターから空気を吸う方法など、頭の中では分かったつもりでいたことも、実際にやってみると難しく、海中ではもっと大変なんだろなぁと、気を引き締めるナビ。
中でも一番難しかったのが、肺に入れる空気の量を調節して浮力を調節するやり方。それにしても、肺を浮き袋代わりに使って浮いたり沈んだりできるなんて、人間の体の仕組みはすごい!と思わずにはいられませんでした。

3日目 海洋実習1 実習集合場所マップ >>

パタヤでは現地集合
プール講習も無事終わり、いよいよパタヤでの海洋実習です。当日は、ダイビングボートが出る新パタヤ港で朝9時に現地集合。
バンコクからパタヤまでは、車で約2時間半の距離。少し余裕を見て、朝5時半にナビがやってきたのは、BTSエカマイ駅を降りてすぐのところにある、エカマイ東バスターミナル。『PATTAYA』と書かれたカウンターででチケットを買い(117バーツ/片道/人)、5時半過ぎ発のバスに乗ったナビ、パタヤのターミナル到着は8時少し前でした。
その後は、同じターミナル内に待機している乗り合いトラックに乗って、集合場所の新パタヤ港へと向かいます(20バーツ/人)。行き先は、タイ語で『ター ルア マイ』。
集合場所の新パタヤ港は、みどり色の屋根が目印です。中庭を挟んだ向かい側にはセブンイレブンがあります。飲み物を買ってしばらくぶらぶらした後、小梅先生や仲間と合流し、みんなで桟橋を通って船へと移動します。いよいよだーと、海風に吹かれてどきどきのナビ。

【1本目】 ラン島桟橋
船に乗り込み、いよいよ出発。本日1本目のポイントは、ラン島の桟橋。ここでまずナビを待ち受けていたのは、ナビ側の時間の関係の都合でプール講習の際やり残していた、『200メートル水泳』と、『10分間の立ち泳ぎ』のテスト。この、波があり塩味がある海での『10分間の立ち泳ぎ』は想像以上に厳しく、映画“タイタニック”の実写版を1人演じたナビ。海の怖さを思い知ったという面では良い経験でしたが、このテストはぜひプール講習の際に終わらせておくことを強くお勧めします。
そして、ナビ人生で初めてのダイビングの瞬間がやってきました。
エントリー(入水)は、遠くを見ながら足を大きく出すのがポイントだそうですが、思い切りが足りず、舞妓さんのようにおずおずと足を踏み出したナビは、大きなしぶきを上げて不恰好に転落。ふぅ。息を整え、気を取り直したところで、早速海の中を散歩…といきたいところですが、まずは、ゴーグルを外したあと付け直したり、サインの確認をしたり、プール講習で習った基本事項を確認します。それが終って、ようやく先生と並んで海の中を漂うことが許されたナビ。ひらひらと泳ぐ魚と同じ目線で海の中を見ていることに気づいて、じわじわと『あぁ、今海の中にいるんだ』という実感が沸いてきました。感動!

昼食
ダイビングに使われている船は数あれど、マリンプロジェクトが使っている船は、貴重なキッチン付き仕様。コックの経験もある船頭さんが腕をふるってくれます。鶏の唐揚げや卵焼きなど、ごくシンプルなメニューですが、おなかが空いていることプラス、初ダイブの興奮、地平線に囲まれた景色などが相まって、特別な味に感じられました。
昼食の合間に、小梅先生にダイビングの魅力を訊いてみたナビ。小梅先生は、「うーん…」としばらく考えを巡らせた後、「一言では言えないけど、色んな魚や人と会えるところかなぁ」と素敵な言葉で答えてくれましたが、ナビにとっては「うーん…」の時の、海を写したような深い目の表情がより多くを物語っていました。…なんて、格好良過ぎですか、小梅先生!?

【2本目】 サック島
昼食のあと、本日2本目のポイントであるサック島へ移動。
まだまだ自分で浮力をコントロールしきれないナビですが、常に先生が側についてフォローしてくれるので、浮き上がってしまったり、沈んで底のウニに刺されたりすることなく、海中遊泳を楽しむことができました。
船に戻った後、潜ったポイント、エントリータイム、水深、水温、透明度、出会った魚の種類など、今日のダイビングのデータをノートに記録します。これが自分のダイビングの経験値を証明するものになるということなので、丁寧に記入しましょう。

ホテル
2本のダイブを終え、港から10分のところにある[GULF SIAM HOTEL]へ。
「プール付きなので、泳ぎ足りなければどうぞ!」という小梅先生のジョークをかわしつつチェックイン。小梅先生もここに宿泊するので、何かあった時にもすぐに連絡が取れて心強い限りです。自分で思っていたより疲れていたらしく、ベッドに横になると、船の揺れの余韻を感じることもなく寝入ってしまいました。また明日!

4日目 海洋実習2 

爽やかに目覚めた翌日は、8時30分にホテルのロビーで小梅先生と合流。先生の運転する車で、一緒に港へ向かいます。

【3本目】 サック島
今日1本目のダイビングは、サック島。ナビにとってはこれが3本目のダイブ。そろそろエントリーもさまになって…ますか??魚と一緒にゆらゆらと漂っていると、水中では、地上より時間がゆっくり流れているような気分になります。この異次元感こそがダイビングの醍醐味!と、奥深いダイビングの魅力のしっぽをつかんだような気がしました。

【4本目】 ラン島桟橋
昼食後、最後のダイブは、ラン島桟橋。
これまでは、海水の中で今まで習ったことを『こなす』ので精一杯でしたが、最後のダイブでは、ようやく魚を見る余裕も出てきて、水の中で、「ここに魚がいるよ」と教えてくれた先生にピースサインを送るなど、ダイビングを『楽しむ』ことができるようになってきました。浮上のサインを見たときには、もうちょっと潜っていたいなーと思ったほど。
ダイビング終了後は、例によってダイビングの内容の詳細をノートに記入します。魚の名前だけではなく、模様の特徴や、更にパタヤにしかいない生き物のことまで踏み込んで教えてくれる小梅先生は、ダイビングの楽しさを最大限に引き出すプロだ!とナビは思いました。

船は、ついに新パタヤ港へ到着。後ろ髪を引かれながらも、「また来るよー」という言葉を残して船を降りるナビ。帰りも、パタヤのバスターミナルでバンコク・エカマイ行きのチケットを買いました(113バーツ/人)。
4日間の日程を終え、無事、小梅先生から“Cカード”認定のお墨付きをもらったナビ。ライセンスカードが出来るのは1か月後ということです。ダイビングで魚と一緒に泳いだ体験はナビに、シュノーケルでは味わえなかった、海の偉大さと素晴らしさを教えてくれました。さぁ、『海へのパスポート』、“Cカード”を手にしたら、どこの海で潜ろうかなぁ!

首を長くしてカードの到着を待っていたナビのもとに、ダイバーズナンバーと誕生日、講習を受けた日、インストラクターの名前が記載されたCカードが送られてきました。送付にかかる時間は、タイ在住の場合約3週間、日本へ送る場合は約1か月です。もちろん日本への発送料も料金に含まれています。
Cカードの到着前にダイビングをしたい場合は、発効日から30日間有効の、仮の証明書を発行してもらうこともできます。これは、Eメールで送られてきたものをプリントアウトするかたちになります。
これからこのカードが、ダイビングをする際の必需品となります。ナビ、うれしくてカードを片手にパチリ。七つの海を制覇するぞ!と意気込みはばっちりです。

記事登録日:2006-10-06

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関連タグ: ダイビング スクーバ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-06

利用日
女性 男性