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魔法のランプなんか無くてもハッピーに! トンローのとっておき隠れ家Shop & Cafe

サワディカップ。バンコクナビです。
タイの高級住宅街の一角で美人姉妹が経営するランプ屋さんの隠された秘密「誰にも教えたくない店」を紹介しちゃいます。

謎の看板、ランプ屋さん?

トンローのソイ5入り口の看板には「Lampada」って店名と「your privileges here」としか書いていない。
「ランプ屋かな……?」

“あなたの特権がココに・・・”と訳してもなんの事やら。
だからこの近くに住んでる人でも知らない人が多いんです、「ここの特権」。

はい、それでは入ってみましょう!

店内に入ったとたん、吹き抜けの天井の高い位置からぶら下がる凄い数のシャンデリアに圧倒されます。
オーナーが主にアメリカ、イタリア、スペインから輸入したアンティークで落ち着いたデザインのものがほとんどで迫力満点のこのディスプレーの仕方、こんな見せ方今まで見たこと無かったです。

垂れ下がった値札を見てみると・・3万、4万バーツ当たり前。1番高いので13万バーツですって。
「あ、すいません。間違えて入っちゃいました・・・」と、回れ右で帰らないで、ちょっと待って!

小さな卓上のランプや、壁には絵画、アンティークな家具も揃えてます。
「日本の方が安いでしょ?、わざわざタイで買わなくても」と思ったあなた、そこの階段を登ってみてくださいよ!

シャンデリアを上から眺める

階段を登って折り返し、中二階に着くと、そこからシャンデリアを眺められます。
よく映画に登場するような大きなお屋敷では、吹き抜けの広い玄関ホールから階段を登りながらシャンデリアを見下ろす……なんてことも。
シャンデリアは下から見上げるデザインだけじゃなく、上から見たときのデザインも重要なのかもしれませんね。

って、「そんな家に住んでないし、大きいし運べないし、わざわざタイで外国のアンティーク買わないから!」と多くの人が思うように、実際日本人で買っていく人は殆んどいないそうです。

ロフト部分に併設されたカフェ

5年前にシャンデリアのお店をオープンさせる時に、“シャンデリアや高級家具、絵画を買いに来る人は一部の限られた人のみ。”そんな閉ざされた空間に、人の流れを取り入れたくて。そして、1人でも多くの人にシャンデリアを見てもらいたくて中二階のロフトにカフェスペースを作ったんだそうです。

オリエンタルホテルのクッキングスクールを卒業したオーナーの後輩が作る料理はどこか家庭的、タイ料理からパスタジャパニーズカレーまで、いわゆるカフェ飯。誰でも食べ易いインターナショナルなメニューです。

小さなリビングでまったり。

シャンデリアを眺められるテーブルが3席とやわらかな木漏れ日が差し込む、まるで普通の家庭のリビングダイニングのような部屋にゆったり、マッタリできそうなソファーとカウンター席がちょこっとだけ。

オープンキッチンなのかと思ったら、これは演出実際の厨房は奥にあります。
ここにももちろん、シャンデリア。

日本人にオススメのメニューを紹介

ちょっとバアヤ!「日本人の口に合う料理作っていだける?」と、思わずお姫様ごっこしたくなる、丁重なおもてなしのお母さんが運んできたのはこちら。「スパイシーチキンシチュー」(100バーツ)
これをドリンクとデザートのセットにすると、180バーツ。

じっくり煮込まれたチキンの身はほろほろと剥がれてピリカラのトマトソースとよく合う。
上に乗っているのは中国パセリ、セロリのような味でパクチー(香菜)ではないのでタイ料理がダメな人でもこれはまったく問題なし。

サクサクの揚げ春巻き(80バーツ)には、これでもかとキノコが詰まって、じわーっと香りが広がる。春巻きにつけるキラキラ透明な甘いタレは真赤な唐辛子が散りばめられ浮かびまるでバラ風呂みたい。

彩り綺麗、くすぐるパスタ

次に運ばれてきたのはこちら、「チェリートマトのパスタ」(130バーツ)
もう、かわゆい! かわいすぎる! この彩り、画になりすぎる。小さいトマトがプチプチはじけて甘い。
スイートバジルとニンニクの効いた塩味のパスタはさっぱりしてるんだけど外見とは違って、どことなくタイ風味。
パスタにドリンクとデザートがついたセットは220バーツ。パスタはラグーソースかカルボナーラも選べます。

デザートも手作り

市販のプリンじゃなく、よくあるプディングと呼びたくなるような、手作りで甘さ控えた感じではなく、一口食べた時には普通。
まあまあ甘いし、食感もツルんとしていて市販っぽい。なんだ、ガッカリ。
でもでも、この上からかかったカラメル、苦いんです!
ちゃんと本格的に苦いです。これに絡ませて食べると、「これまた、これ。」コーヒーに合います。

美人姉妹オーナーに聞く

タイ人の美人姉妹2人でLampada を経営、小さなお店なので、1番こだわってる点は「おもてなし」だそうだ。従業員のサービスはもちろん、くつろいでもらえるようにとソファーや小物、内装の色にまで気遣いを忘れない。
ランチタイム12時ごろから1時半くらいまでは近所のオフィスで働くタイ人でいっぱいなので、その後がオススメ。
ナビが行った、土曜日の午後2時頃は他にお客さんもなく、まったりと本でも読んで長居したくなる気分にさせるお店なんです。

ランチセットは何時までですか? と聞いたら、
「え? セットはいつでも頼めますけど……」
じゃあ、ディナータイムでもオッケーなんですね!
「うちは夕方6時までなんですよ。」

夜暗くなってから、このシャンデリアの照明を眺めながらもきっといいムードなんだろうな……。と思ったのにどうして?
「基本的にランプ屋ですから」

「す・すげえ! かっこいい!」

いかがでしたか?
ナビがいままで内緒にしてた、とっておきの誰にも教えたくない店。高級住宅街の中でわかりにくい看板と一見ランプ屋さんの店構え、しかも昼だけ限定。
その全てがスペシャルなおもてなしと、昼下がりを快適にまったり過ごすための工夫だとしたら……。
やっぱり内緒にしておくべきだったー?

以上バンコクナビがお届けしました。

記事登録日:2009-03-26

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-03-26

利用日
女性 男性