セラドン ショップ（チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット）

サ ワッディーカップ、バンコクナビです。タイのやきもので有名なものといえば3つほど挙げることができるでしょう。ひとつは歴史の教科書にも出てきたスンコ ロクという13世紀のスコータイ王朝時代でさかんに作られたものです。あとの2つはその歴史をくんで現代に受け継がれているやきものであるベンジャロン焼 きと、今回ご紹介する「Celadon Shop」が扱っているセラドン焼きです。青磁とよばれる薄い緑色が特徴的なやきもので、食器はもちろん置物などの装飾品としても人気があります。このお 店ではいろんな作風のものがあるので見ていて楽しいですよ。ではご案内いたしましょう。

ロケーション

場所はウィークエンドマーケットのあるチャトチャックにあります。MRTならチャトチャック駅、BTSならモーチット駅で下車。週末の混雑はたいへんなもの で、特にBTSをご利用される方は、できればパスをご利用されることをおすすめします。さて、そんなマーケット内で、お店の位置はセクション７にありま す。いくつかある入口から比較的近いといえるでしょうか。おそらくここに来られる方の目的であろう洋服店も去る事ながら、食器や雑貨、室内装飾などを扱っ たのお店もマーケット内では少なくありません。でもそんな中セラドン焼きの専門ショップとなると非常に少ないんです。

かわいいやきものがいっぱい

店内にはセラドン焼きの特徴であるきれいな薄緑色のやきものが所狭しとならんでいます。このセラドン焼きの青磁の色は釉薬とよばれる灰や粘土を含んだ混合水 が窯で高温で焼くことにより酸素の不足した状態を保つ釉薬の鉄分が化学変化を起こし、このような色になるんです。商品には色の美しさが際立つシンプルな食 器やレリーフを施したものや絵を描いたものなど様々で、お国柄ゾウをモチーフにしたものが多く、置物やカップなどバリエーションも豊富で目を楽しませてく れますよ。また、色のバリエーションとしてコバルトブルーのカップがあったり、辰砂とよばれる紫色のカップも見えました。

気さくな女性オーナーがご案内

「Celadon Shop」では女性オーナー”サータエさん”がセラドン焼きを案内してくれますよ。とても気さくで親日的な方です。日本語の単語も少しわかるようですよ。 素敵な笑顔で対応してくれると思いますので是非話しかけてみてくださいね。さて、ここのセラドン焼きは全て本場チェンマイの工房から送られたものばかりで す。ではなぜセラドン焼きの工房がチェンマイにあるかといいますと、それには歴史的な理由があり、スコータイ王朝滅亡時期の国同士の争いの中、当時の陶工 たちが戦火を逃れ、チェンマイを中心としたタイ北部に移動したためなんです。そしてそのまま現代に至るまで北部での作陶活動が続いているんですね。

きっと見つかるお気に入りアイテム		商品は本場チェンマイから直送
オリジナリティある商品が魅力		定番の作風ももちろん充実

いかがでしたか？ウィークエンドマーケットにタイの代表的なやきもののショップがあるのはなんとなく意外な気がしますが、実際行ってみますと、商品は定番の かっちりしたものから現代風のもの、また雑貨感覚のかわいい商品でいっぱいでした。もし買うものに迷ってら女性オーナーや店員さんにきいてみるのもいいで しょう。週末に旅行される方はウィークエンドマーケットで洋服を買おうと計画されている方も多いかと思いますが、是非あわせてセラドン焼きの魅力に直に触 れてみてはいかがでしょうか。