【イベントレポ】MTV Asia awards 2006

Se7en、タタ・ヤン、バードが一堂に!バンコクで行われた、アジア最大規模の音楽の祭典!

サワッディーカー!バンコクナビです!
全世界で3億世帯が契約しているという、スーパーミュージックチャンネルMTV。そのMTVの、年に一度の音楽祭『MTV Asia Awards 2006』が、5月6日にバンコクで開かれました。アジア各国の人気歌手が一堂に会したこの祭典。出演者の顔ぶれは、今をときめく韓流スターのSe7en、セクシー歌姫タタ・ヤン、タイのスーパースター・トンチャイ、アジアのヒーロー・ウォンリーホン、元BLUEのサイモン・ウェブにリーライアンと、超豪華!!
そのイベントの模様を、バンコクナビがたっぷりとお送りします。

■ 前日

★ 記者会見
まずは前日にバンコク市内の某高級ホテルで行われた、記者会見の模様をレポート !
司会は、MTVタイランドの人気VJ・アット。甘いマスクから繰り出される、タイ語と英語を織り交ぜた軽快なトークで、みんなの心をぐっとつかみます。

★ Same Same
トップバッターは、“Same Same”。過去に“The MOAFFETTS”という、双子+兄の4兄弟で結成された『美少年』グループのうちの2人で新たに組まれたユニットです。「セイムセイム」とは、言葉を繰り返すのが好きなタイ人の間で「同じだよー(気にすんなよー)」という意味でよく使われる言葉。カオサン通りでは、前に「SAME SAME」、後ろに「BUT DIFFERENT」と書かれた、funnyなTシャツを着た人をよく見かけます。タイに活動の拠点を移したのか?と思えるほど、タイメディアでの露出に力を入れている彼ら。それにしても、彼らの彫りの深い顔立ちは、VJ・アットのそれとベストマッチ。3人並べば、自然とそこには新ユニット“Same Same Same”が出来上がっていました。

★ Simon Webbe
颯爽と登場した長身の彼は、2001年にイギリスでデビューして以来、圧倒的な人気を誇る“BLUE”というバンドのメンバーの一人。彼らが放つ、R&B調の甘く切ないメロディーは世界中を酔わせ、2002年に発売されたセカンド・アルバム『One Love』は、300万枚という驚異的なセールスを記録したんだそう。CD低迷期でのこの数字は凄い!
マンチェスター出身で、マンチェスターユナイテッドサッカーチームのファンだというサイモン・ウエッブ。彼らの音楽と同じく、上品で表情豊かなサイモンの一挙手一投足に、ナビの目は釘付け。まだ26歳とは思えないほどの落ち着いた雰囲気が印象的でした。これは余談ですが、サイモンは卵アレルギー。タイ料理にも卵を使った美味しいものが沢山あるのですが…、残念。

★ Lee Ryan
次に登場したのは、同じくBLUEのメンバーの一人、リーライアン。物憂げで繊細な彼の表情から連想するのは、やはりBLUEの音楽。音楽はその人の人となりを表すんだ、とナビは実感しましたよ。少し照れながら質問に答える様子に、お寿司とレッドブル(タイの栄養ドリンク!)とGucciを愛すという、22歳の男の子の可愛さが垣間見えました。
今後は、更に視野を広げた世界を舞台に活動していきたいのだそう。

★ Tata Young
さぁ、待ちに待ったセクシー番長、タタ・ヤンの登場です。容姿・歌・ダンスと天から3物を与えられ、15歳でタイデビューを果たしてからというもの、瞬く間にアジアのトップスターの座に登り詰めた彼女。この日も、皆の期待を裏切ることなく、胸元が大きく開いた真っ赤なドレスを纏った生タタ・ヤンの美貌に、ナビはもうくらくら。司会のアットも、ものすごーくうれしそう。腰に回した手を、なかなか離しません。「僕は絶対に君を座らせたくない(笑)!」と立ったままで始まるインタビュー。タイ・アメリカンである彼女。気さくでくるくる変わる表情と少しアルトがかった声に、アメリカンイングリッシュがぴたりとはまっていました。「明日のコンサートでは、どんなセクシーな衣装を披露してくれるの?」という記者からの質問に、「それは見てのお楽しみ、うふふ♪」と、とにかくはじめから終わりまでセクシービームを発しまくっていたタタ・ヤンでした。

★ Hoobastank
お次は、心地よいメロディラインに定評のある、フーバスタンク。アメリカはロサンゼルス出身の彼ら。バンド名は、当初『HoobUstank』と綴ってたんだけど、「フーブスタンク」と発音を間違えるファンが続出して、今のスペルに変えたんだって。なんとPuffyやLovePsychedelicoが好きだという、親日派の彼ら。それもそのはず、ボーカルのダグラスは、日本人とスコットランド人のハーフ。2002年のサマーソニックフェスティバルでの来日経験もあり。ベースのマークーは、現メンバーではありませんが、今回は特別に参加し、ファンにはうれしい、4人での登場。おどけるダグラスと、シャイなメンバーのバランスが絶妙で、良いバンドだなぁと、つくづく思いました。

★ Jolin Tsai
台湾の歌姫、蔡依林(ツァイイリン)。VJアットの紹介文句「スモールイズビューティフル」の言葉通り、華奢で可憐で、まるで一輪差しのお花のようなツァイイリン。顔の面積の半分を占めているかと思われる程、大きな目を持つ彼女の目ぢからは半端ではなく、小さい体に反比例する圧倒的な存在感を放っています。タイ式の合掌スタイルで挨拶する姿に、「かわいいー!」と歓声があがっていました。
鈴の音のような声で話したり、ドレスのすそを持ち上げたりして、お人形のような可愛さをふりまくツァイイリン。しかし!その清楚な外見を裏切って、ソファやポールなどの小道具を使う、大胆でセクシーなダンスパフォーマンスを得意とする彼女。「明日はどんなダンスを見せてくれるんですか?衣装は?」という質問に、微笑みながら「ちょっとセクシーなホットパンツを穿いて、ちょっとしたスポーツのようなことをします」と答えた彼女。その内容が“ちょっとした”ものではないことは確実!

★ Wang Leehom
眩しい後光を背負って登場したのは、アジアのヒーロー、ワン・リーホン。漢字名は、王力宏。ヒロシか…。それはさて置き、30歳を目前にしながらも少年らしさを失わない整った顔立ちのワン・リーホンには、上品さとやんちゃさが入り混じった、独特の雰囲気があります。歩き方や話し方など身のこなしもスマートで、まさにスーパースターの風格。タイスタイルのワーイ(合掌)もめちゃくちゃさまになっていて素敵!
日本人にとっては、ブルボン・チュエルのCMで彼を知っている方も多いのでは?CMに使われたのは、『Dream Again』という曲。ちなみに2003年には、映画『MOON CHILD』で日本映画デビューも果たしています。
とにかくワン・リーホンは笑顔が絶品。屈託なくにっこり笑った顔もいいけど、時々いたずらっぽっく笑う彼に、ナビのハートはときめきまくり。彼が笑う度に、会場中の空気が『きゅうぅぅぅうん』と揺れるのを感じました。
出身はNYということで、英語も中国語もぺらぺら。重音のきいたゴールデンボイスは、いつまでも聞いていたい耳触りの良さ。コンサート当日は、司会役を努めるとあって、気合十分のワン・リーホンでした。

★ KORN
世界で一番“ぶっ壊れている”バンド、それがKORN。グランジに続くオルタナティブロックの先駆者としての、カリスマ的人気を誇ります。
1997年に発売されたセカンドアルバム『LIFE IS PEACHY』が全米初登場3位を獲得して以来、ほぼ10年に渡り“ヘヴィロック”の王者であり続ける彼らは、「ちょいワル」どころか、「めちゃワル」オヤジ。他の出演者が、礼儀正しくタイ式の挨拶である合掌をするのをあざ笑うかのように、ニタリと笑って中指を立てる彼ら。“F〇CK”ポーズが、これほど似合うのは彼らを置いて他にあるまい、と深くうなずくナビ。だって歯が赤いんですよ!?何で!?でも怖くて訊けなかった…。

★ Kangta and Vanness Wu
向かって左のヴァネス・ウーは、タイの女の子の間で絶大な人気を誇る、台湾のアイドルグループ“F4”のメンバー。彼が登場した瞬間、会場の空気がほわ~んと甘くなり、お花畑状態に。プレス女性陣の間から、仕事を忘れたため息が漏れます。
ヴァネスと組むのは、韓国のアイドルユニットH.O.T.での活動を経てソロ活動を始めたカンタ。ぱっちり二重のカンタと、切れ長の目のヴァネス・ウー。全ての女子がどっちかの顔を好きであろうという、最強コンビ。ちなみにナビは、可愛いカンタが好み♪
「ちょっとセクシーに踊ってみてくださいっっっ!」という記者(多分すごいファン)の切なるお願いに、腰を左右に振って変な踊りを披露したカンタ(本人はいたって真剣)に、「お前…(そりゃないぜー!)」と、呆れつつ優しく笑うヴァネス・ウー。そのほのぼのとした様子は、あ、この二人は仲良いんだろうな、と思わせるものでした。

★ TERIYAKI BOYZ
テリヤキ?と首を傾げるなかれ。日本代表の彼ら、すごい人たちなんです。リーダーのNIGOはあの、日本が世界に誇るカジュアルブランド“A BATHING APE”を手がけるファッション界のカリスマ。他のメンバーも、「リップスライム」のRYO-Z、ILMARI、「m?flo」のVERBAL、「風の人」のWISEと、豪華な顔ぶれ。“照り焼き”の“照り”が眩しい!
今回のMTV出演を機に、アジア全域で発売されるデビューアルバムのタイトルは、お茶目な彼らを象徴するかのような『BEEF or CHICKEN』。
今後の展望についての質問にNIGOは、「ファッションだけではなく、音楽でも世界を目指す」という、何とも頼もしい答えを返していました。併せて飛び出した、「世界平和ですよ」という言葉に嘘はなく、握手を求めるナビにも快く応えてくれた、気のいい彼らでした。

★ The Veronicas
オーストラリア出身の、双子のロックデュオ、ベロニカ。VDアットはまたまた役得、両手に花です。キレのあるサウンドと、パンキッシュでちょっと生意気なファッションが人気の彼女たち。でもちょっとメイクが濃すぎじゃない?それじゃぁ「小悪魔」を通り越してますよー!とちょっと意地悪な感想を持ったナビ。でも、彼女たちはとても性格がよく、記者たちの握手やサインのお願いに笑顔で応えていたということを、忘れず付け足しておきましょう。

★ Se7en
お待たせしました! 今最も旬なコリアンアーティストと言えば彼、Se7en。韓国の大手エンターテイメント企業YG企画の秘蔵っ子として、4年に及ぶボイストレーニングとダンスレッスンを経た後、2003年満にを持してデビュー。以来GOGO発進、光の速さでスターダムにのし上がったSe7en。すらりとした180センチの長身に乗っかる、あどけなさの残る甘いマスク。そして肌の綺麗な事!羨ましい!
この日の朝に、バンコクに到着したというSe7en。寝不足で目が腫れていたのか、サングラスをかけていた彼ですが、クールな目もとから発射される、流し目ビームの威力は凄まじく、サングラスかけてるぐらいで丁度いいんじゃないかと思えたほど。そして二の腕に入れた、ト音記号のタトゥーに質問が飛ぶと、「とにかく音楽が僕の全て」と。
続けて、「セブンはラッキーセブンのセブン。いい音楽を通してみんなに幸せを届けたい」と真摯に語る姿に、『惚れ直した!』という、会場中の乙女の心の声が聞こえました。
そんなSe7enの抗いがたい魅力には、男である司会者のアットも思わず赤面。入退場のセキュリティが最も厳しく、蟻が入る余地もなし、と思われましたが、そこはナビ、「これって痴漢行為だよなー」と思いつつも、隙をみてしっかり二の腕のタトゥーにタッチしたのでした。

■ 当日

コンサートの会場となるのは、バンコクが誇るハイソ系デパート“サイアムパラゴン”。開演に先駆け、デパート前のイベントスペースとプレスルームで行われた授賞式典の様子をレポートします。スターたちが歩く赤じゅうたんの前は、早くからファンで一杯。
赤じゅうたんの上を優雅に歩く、スターたち。タイ国内外のスターやMTVの人気VJたちが次から次へとやってきては、去っていきます。きらびやかなオーラをまとった彼らは、まさに“スター”。目がちかちかして、何度も瞬きをしてしまいました。
栄えある、MTV Asia Awards 2006の各賞と授賞者は、以下の通りです。
みんな、それぞれの方法で、喜びを表していました。
Favorite Artist Korea <br>
Se7en

Favorite Artist Korea
Se7en

Favorite Artist Thailand 
<br>タタ・ヤン

Favorite Artist Thailand
タタ・ヤン

Favorite Artist Taiwan 
<br>ウォン・リーホン

Favorite Artist Taiwan
ウォン・リーホン

Favorite Artist Hongkong 
<br>ツインズ

Favorite Artist Hongkong
ツインズ

The Inspiration Awards 
<br>バード(トンチャイ)

The Inspiration Awards
バード(トンチャイ)

The Style Awards 
<br>ツァイリン

The Style Awards
ツァイリン

cial Achievement In Popular Music <br>
Deatiny’s Child

cial Achievement In Popular Music
Deatiny’s Child

Favorite Breakthrough Artist 
<br>サイモン・ウェブ

Favorite Breakthrough Artist
サイモン・ウェブ

Favorete Video <br>
KORN

Favorete Video
KORN

Breakthrough Collaboration Japan <br>
TERIYAKI BOYZ

Breakthrough Collaboration Japan
TERIYAKI BOYZ

■ コンサート

※コンサートの模様は、MTV提供の画像でお伝えします。

午後8時、1時間遅れでコンサートがスタート。司会は、ウォン・リーホンと、元デスティニーチャイルドのメンバーのケリー。2人の軽快なトークに乗って、11時まで3時間に渡って、ビッグなアーティストの迫力あるステージが繰り広げられました。途中、「ねぇ、あなたってとっても素敵♪」と、ケリーがウォンに言い寄る場面も。
今回のハイライトの一つが、タタ・ヤンとリー・ライアンがデュエットした、『Endless love』.。本気でタタヤンに恋しちゃったんじゃないの?というほど熱いまなざしでタタを見つめるリー。
ダニエルパウターの『Bad Day』の弾き語りが始まると、会場はしーんと静まりかえり、心に染み入るメロディに耳を傾けていました。
やっぱり全然“ちょっと”なんかじゃなかった!めちゃくちゃセクシーな純白の衣装を纏ったツァイイリンが、ステージ上を所狭しと駆け回ります。リボンやボールを使った新体操のパフォーマンスに、観客は沸きに沸きました。
いよいよSe7enの時間が!鍛え抜かれたしなやかな体から生まれる力強いダンスには、圧倒的な迫力があって、見る人の目を捉えて離しません!やっぱり観客の歓声が一番大きかったのがSe7enでした。
他の出演者のステージも、どれも見ごたえがあって、とにかく1瞬たりとも飽きさせない!という、MTVのチャンネルそのままのイベントでした。
いかがでしたか? MTV Asia Award 2006。ナビの興奮と感動が伝わったでしょうか? バンコク中が、スーパースターの魅力に酔いしれた2日間でした。
『来年もまた行きたーい!!』

■ サインのプレゼント

ここで、ナビ会員の皆さんに、プレゼントのお知らせ。
ナビが命がけで入手した、タタ・ヤン、ウォン・リーホン、リーライアン、テリヤキボーイズのサインに、生写真をつけて一挙大放出!!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-05-15

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