9/10首相府前座り込みデモの様子

サマック首相失脚後のデモの様子を写真でご紹介!

こんにちはバンコクナビです。
8/26から長らく続いていた反政府PADの座り込みデモ。長期戦突入か?と思われた9/9、なんと料理番組に出演し副収入を得ていたとして、裁判により首相の座を下ろされたサマック首相。料理番組出演って・・・なんとも情けない失脚の理由。その後デモはどうなったのでしょう。9/10午前11~13時ごろまでのバンコク首相府近辺を写真でご紹介します。

■ デモ最前線?特設ステージ周辺

特設ステージでは連日演説や決起の話などが行われていましたが、サマック失脚後も続行の様子。なんでも選挙によりサマックが再当選する可能性が高いとして、タクシン元首相の側近らがすべて辞めない限りはデモを続けると宣言したそうです。
日中は暑いので特に夜間の活動が活発ですが、撮影に行ったのがお昼だったからかおじいちゃんおばあちゃんやその孫など、比較的お年寄りや小さな子が目立ちました。サマック首相が失脚しひとまず一仕事終えた感があるのか、和やかムードです。

■ 決意の稲?

ところどころ稲が植わっているのを発見。これには2つ意味があるそうです。北部からの米農家が多く参加しているということと、米が実るまで時間が経ったとしても、政権が新しくならない限りここに居座る!というものだそうです。それにしてもこんなところで育つのでしょうか。

■学生たちは動いてアピール

さすが暑くても元気な若者たちは座り込みではなく、行進して海外メディアなどにもアピール。首相府からUN支部まで歩いていますが、今日は暑い…若者らしく力強く行進!ではなく普通のスピードで歩いていました。

■子供たち

お孫さんと参加している人たちや、便乗露天の子供たちも多くいました。思い思いに遊んだり、自転車に乗ったり。

■無料の食事に長蛇の列

デモに参加する人には無料の食事が配られます。同じ釜の飯を食べて、一致団結?
今日のご飯はカノムチン(そうめんのような麺)にカレーをかけたもの。お味は?との質問に「おいしい!」と言い切る人が。でも中には関係のない野次馬さんたちも並んでいるような…(笑。

■無料の路上床屋

さらにデモ参加者には床屋サービスも。座り込み開始からまだ一ヶ月もたってないと思うのですが、・・・目や肩にかかる髪が気になる人もいるのでしょう。赤毛の女性、色々細かく指示している様子。あの~、これ一応無料サービスなのでそんなに文句つけないでくださいね(笑。

■無料水

無料の食事があればもちろん無料の水も。ボトルを冷やしてありました。

■便乗商売!大繁盛

デモが始まり周辺屋台の売り上げが3倍になったというニュースを聞きましたが、今日行ってみるとさらに増えていました。おもしろいものをご紹介いたします。
◆デモグッズ
手の形をしたデモグッズ。演説の掛け声にあわせて鳴らします。おみやげに買っている人もちらほら。

◆おなじみ王様ポロシャツ
すでにおなじみとなった王室ロゴのはいった黄色いシャツ。デモに参加する人のほとんどがこのポロシャツを着ています。
◆簡易イス
ある意味重要な簡易イス。休憩スペースなどで使います。隣の屋台のほうがいくらか安かったような・・・。
◆タクシンスリッパとマット
反タクシン派が集まっていることもあり、こんなものまで・・・。足を不浄とするタイで「踏みつける」という行為はかなり過激です。
◆やっぱり登場!路上マッサージ店
長く家を離れ、疲れが溜まってくる人たちのために出ましたマッサージ店。1時間150バーツです。
◆記念品まで
PADと書かれた記念品までありました。本当になんでも商売になりますね(笑。

■生活の場と化してきた首相府一帯

デモ参加者の村のようになってきた一帯。夜は白熱しているそうですが、昼間は暑さもあり、のんびりと体力回復されている人が多くみられました。

■笑ってパシャッ!野次馬も

クーデターの時も兵隊や戦車を見に野次馬がたくさん見学に訪れた首相府。今回もタイ人の野次馬さんたちが写真撮影をしていました。

■タクシーで約20分離れたカオサン通りでは・・・

帰りにカオサンによってみました。外国人観光客への打撃は?昼間のカオサン通りは夜よりも賑わっていないので、通常通りという感じです。ご飯時には道沿いのレストランは外国人で賑わっていました。エクステ屋台も健在です。

タイに住んでいるとなかなか情報が入ってこないため、日本からの電話でデモがあったことを知った、という在タイ日本人も多くいました。大丈夫なのか、外を出歩かないほうがいいのではないか、と言われましたが、住んでいる方は至って普通に生活しています。今ではこの辺りが観光スポットとなり、観光客も訪れているという情報もありましたが、渡航される方はこれからも情報を収集し、不必要に近づくことは避けてください。
以上バンコクナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-09-11

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