バンコク一円に非常事態令が発令

4月7日18時から行われた定例の政見放送でアピシット首相は、バンコク一円に非常事態令を発令しました。これは、現在の反独裁民主主義同盟(UDD)による都内でのデモ行動が長期化するのを避け、早期に問題の解決するための措置で、今日まで発令されていた国家治安法では対応できなくなったためとのことです。
一方でUDD側は政府との全面的な対立を視野に入れた行動を示唆しており、現政権と議会の解散を目標に今後も活動を続ける旨の発言をしています。

今回の非常事態令の対象地域はバンコク都、ノンタブリー県全域とサムットプラーガーン、パトゥムターニー、アユタヤ県の一部の郡となります。

政府の発表によると、今後は「国際的な基準に基づいた」段階的な措置を取るとのことで、即時の武力衝突ではなく対話による妥協点を模索しながらのにらみ合いと小競り合いがしばらく続くというのが一般的な見方のようです。

今後の動きに充分ご注意ください。
関連タグ:UDD赤服治安状況

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記事登録日:2010-04-08

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