ジュリーク デイ スパ

Jurlique Day Spaเจอร์ลีค เดย์สปา

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オーストラリアの大地で有機栽培されたハーブをじっくり抽出したプロダクツで、スローフードならぬスロースキンケア。

サワッディーカー!バンコクナビです。
大事なお金を払ってトリートメントを受けるのなら、それに見合う効果がほしい。それに必要なのは使われるプロダクツに関する知識と納得、納得に必要なのは根拠、きちんとした根拠のある製品を使うスパなら、安心して身をまかせ、財布の紐もゆるめられるというものです。今回ナビが目をつけたのは、オーストラリア生まれのスキンケアメーカー『ジュリーク』直営のスパ。
タイではセントラルデパートにしかないという希少価値も手伝って、喜び勇んでトリートメントを受けてきました。

■ ジュリークとは?

他ならぬ自分のお肌につけるものなので、まずはじっくり『ジュリーク』とその製品についてお勉強しましょう。

ジュリークのモットー
『ジュリーク』は、オーストラリアで生まれたコスメメーカー。フランス語のような少し変わった響きの名前ですが、それもそのはず、名前の由来は、創始者「ユルゲン」さんと「ウルリク」さんふたりの名前をあわせた独自のもの。いわく、ジュリークは彼女たちの分身なのだとか。
はじめはドイツで化粧品を作っていたふたりが、原料となるハーブの最高のものを求めてたどりついたのが、オーストラリアの地。製品のモットーは、「『ハーブエキス配合』ではなく、ハーブが主体」。動物性のコラーゲンなどは使いません。
なぜなら動物性のものは腐りやすく、どうしても防腐剤などの添加物が必要になってしまうからです。化粧品はお肌にとっての食べ物である、という考えから、スローフードならぬスロースキンケアという言葉を提唱しています。そしてスタッフ教育でも「この化粧品を使うとシワが消えます」というようなセールストークはしないのがモットー。
環境問題にも積極的に取り組んでいて、ボトルも生物分解され土に還るものを使用しています。 商品を発送する際の梱包材もジャガイモから作り、スナックとして食べられるものを利用しているのだそうです。

こだわり1.有機栽培(バイオダイナミック)
バイオダイナミックとは、『ジュリーク』が採用している徹底した無農薬有機農法のこと。ふたりが最高のハーブを育てるために選んだのは、南オーストラリア、アデレードヒル。オーストラリアの中でも紫外線が強く、朝晩の気温差の激しい土地。強い生命力を持った植物の抗酸化力・保湿力・細胞活性作用・浄化作用を利用するためです。ここで、ドイツ人哲学者ルドルフ・シュタイナーの理論に基づく化学薬品を一切使用せず、大地の活力を最大限引きだす栽培作業が行われています。
例えば、植物を害虫から守るために、栽培する植物と植物の間に、ガーリックやヨモギ、ワームウッドといった虫が嫌う忌避植物を植えるコンパニオンプランティングを活用しています。虫がつきやすいバラの脇にはニンニクを植えて、バラは元気に育ち、虫はニンニクの匂いで寄り付かいないという自然の摂理を利用しているのです。そしてカモミールは、精油が飛ぶ前早朝に手摘みするという徹底ぶりです。

こだわり2.抽出法(バイオイントリンジック)
バイオイントリンジックとは、ハーブに蒸気蒸留、抽出、燃焼の3つのアプローチを行い、それぞれの過程でできたエキスを再結合させ、本来のハーブ以上にパワーのある、いわば“スーパーハーブ”を作り上げる方法のことです。
この方法を製品づくりに取り入れることで、エッセンシャルオイルを組み合わせただけの単純な製品にはない強いパワーを持つプロダクツが生まれると言うわけです。この製造プロセスには最低でも28~40日間もの日数が必要とされるため、その良さを知ってはいても、採用はしてはいないというところがほとんどですが、『ジュリーク』はその手間と時間を惜しまず、植物の中に眠るパワーを最大限に引き出したプロダクツなのです。

こだわり3.OPC
OPC(Oligomeric Proanthocyanidins)とは、オリゴ糖プロアントシアニジンのこと。緑茶やマツの樹皮、ターメリック(ウコン)、植物の茎、葉、種などの繊維性の部分に豊富に含まれている自然の抗酸化剤で、活性酸素(体の新陳代謝により生じる不必要な副産物)によるダメージから身体を守る働きをする生理活性物質です。

ジュリークの多くの製品にはOPCを豊富に含む植物エキスが配合されていて、肌の酸化や紫外線によるダメージを防ぎ、若々しく健やかな肌に保ってくれます。

■ タイではセントラルだけ

△ セントラル店
『ジュリーク』の製品を取り扱っていて、それを使ったスパもあるのは、タイ国内ではセントラルだけ。こちらが、今回ナビがお邪魔したセントラル店のお店。スカイトレインBTSのチットロム駅から通路でいける立地の良さです。中は、レセプションと製品展示を兼ねたスペースと、トリートメントルーム。『ジュリーク』のケアには、フェイシャルとボディの両方がありますが、ボディのトリートメントが受けられるのはセントラル・チットロム店だけです。

△ ラートプラーオ店
こちらが、セントラルデパート・ラートプラーオ店。地下鉄パホンヨーティン駅3番出口から出て、陸橋を渡ってセントラルデパートに入った2階にお店はあります。

△ バンナー店
セントラルデパート・バンナー店です。スカイトレインBTS[オンヌット]駅下車後タクシーでセントラルデパートに入ってください。お店はデパートの3階にあります。

■ 部屋紹介

トリートメントルーム
セントラル・チットロム店のお部屋を紹介します。トリートメントルームは全4室。それぞれのお部屋は、「ローズ」「ラベンダー」とお花の名前がついていて、部屋の中はそのモチーフの花の絵が飾られています。ベッドは、サーモ機能つきのものだそうです。

バスルーム
清潔なバスルーム。シャワージェルなどバスルームに備え付けてあるのも、もちろん『ジュリーク』のプロダクツです。

■ トリートメント体験

メニュー選び
ナビがトリートメントを体験するときがやってきました。お茶をいただきながら、メニューを選びます。フェイシャルのコースは、【アンチストレス・フェイシャル】や【OPC/アンチオキシデント・リジュべネイティング・フェイシャル】などで、【スキンフィットネス】という、男性用のメニューもありました。そんな中からナビが選んだのは、クレンジングはすべての基本、ということで、【ジュリーク・ディープ・クレンズ・フェイシャル】。セントラル店でしか受けられないというボディトリートメントも、ということで【ジュリーク・OPC・アンチ・オキシデント&デトックスボディマスク】もセレクト。
まずはエッセンシャルオイルの香選びから。ローズ・ゼラニュウム・ラベンダー・ミント・ユーカリの中からナビが選んだのは、レモン&ライム。その後は、「コーヒーは1日何杯」「タバコは1日何本」「日常的に運動はするか」「基礎化粧品のメーカーは」などとカルテに記入していきます。

ジュリーク・OPC・アンチ・オキシデント&デトックスボディマスク

ブラッシング
まずはベッドに横たわって驚きのナビ。ベッドがあったかい…!気持ちいい、なんだか親鳥に温めてもらっている雛のような気分になります。まずはブラッシング。こうすることで、表面の毛穴を開かせるのだそう。その後に、エッセンスを垂らしたお湯でタオルをしぼり、全身に当てていきます。ここで大事なのは、決してこすったりしないこと。エッセンスはそのままよりも温めたお湯に垂らすとより香りるんですね。

ボディクリーム
スクラブ成分の入ったプロダクトを温めて使います。自然のハーブを混ぜ合わせるとこんな色になるんだそうです。匂いがそんなにないのがはじめは不思議でしたが、それは自然のものである証拠、いかに香料に毒されたものに馴染んでいたのかを実感しました。

ボディラップ
次にボディクリームを重ね塗りして、ラップで巻いて20分間待ちます。ナビの体が蒸しケーキになっているその間に、ヘッドマッサージをしてくれます。あったかいベッドで蒸されて、中はサウナ状態。開いた毛穴から浸透するのはハーブ成分、入れ替わりであせがどくどく出てきます。その後はシャワーで軽く流します。

ローション
ローションをひたひたと塗ってもらって終了。シャワーを浴びる必要はなしです。しっとりつやつやのお肌を実感。こんなにもちもちとした自分の肌にあったのは何年ぶりでしょう。自分の肌に、久しぶり!もうどこにも行かないでね、という声をかけたくなるナビでした。

ジュリーク・ディープ・クレンズ・フェイシャル

メイクを落とす
次はフェイシャル。まずはOPCの入ったクレンジングでメイクを落とします。日焼け止めなどがついているからと、デコルテや首まで丁寧にやってくれるのが嬉しい。

拭き取ります
エッセンスオイルを垂らしたお湯に浸したタオルで、丁寧に拭き取ってくれます。その後は蒸しタオルを顔の上においてマッサージ。香りは脳に直接届くといいますが、それを実感します。

ディープクレンジング
スチームで蒸したあと、『ジュリーク』の一番人気プロダクツであるディープグレンジング。アーモンドとオートミールを使っているというこれは、つぶつぶがきもちいい。なんだかこのまま食べられそうです。主成分オートミールには天然の美白成分が含まれているといわれます。
またバラエキス、スギナエキス、ゴマ油など肌の浄化に役立つ植物成分によって、肌の深部から汚れをおとしていきます。スチームの力を借りて、しっとり肌になったナビ。

整えます
ローズウォーター・ハーバルミスト・フェイスオイルでパッティング、お肌の調子を整えます。これも、プロダクトを惜しみなく使って、デコルテからやってくれるのがうれしい。

泥パック
次は泥パックです。刷毛を使って、これまたデコルテから丁寧に塗り込めていってくれます。待つことしばし、15分。ふき取ってもらうと、泥の中から現れたのは、つるつるのお肌。

仕上げ
アイジェル・リカバリージェル・ネックセーラムを塗って終了。例えていえば、ナビの顔の上でスポーツをするならロッククライミングだったのが、カーリングのできそうな、つるるんたまご肌になりました!という感じです。

■ プロダクツ

『ジュリーク』では、肌タイプを[ノーマルorコンビネーションスキン][ドライスキン][オイリースキン][センシティブスキン][ウルトラセンシティブスキン]の5タイプに分けて、それぞれの肌にあったケアの仕方とそれに必要なプロダクトをアドバイスしてくれます。【フェイスウォッシュ・クレンジングローション&ローズウォーター】のセットは5,580バーツ、【リカバリージェル&アイジェル】のセットは13,670バーツ、一番人気の【フェイスウォッシュクリーム】は1,500バーツです。

【行き方】 - 『ジュリーク』セントラル・チットロム店への行き方は、スカイトレインBTSチットロム駅5番出口を出て、スカイウォークを通ってセントラルの中に入ってください。お店は、2階にあります。
いかがでしたか?
美は一日にして成らず、それは当たり前ですが、雰囲気や宣伝にだまされるのではなく、根拠のあるコンセプトを信じてそのプロダクトを使い続けることが、ビューティー界の王道であり近道であると感じたナビでした。
以上、バンコクナビがお送りしました。

記事登録日:2007-03-21

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主なメニュー

メニュー 所要時間 価格
ジュリーク アイトリートメント 30分 1,400 (バーツ)
ジュリーク アンチ ストリート フェイシャル 30分 1,800 (バーツ)
ジュリーク ディープ クレンズ フェイシャル 60分 2,800 (バーツ)
ジュリーク アロマセラピー フェイシャル 60分 2,800 (バーツ)
ジュリーク ブライトニング フェイシャル 60分 2,800 (バーツ)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-03-21

利用日
女性 男性