9＆10月のタイ・バンコク 【2015年】

サワッディーカー、バンコクナビです！ 8月中旬に起きた爆発事件の余波もあり、タイ旅行をキャンセルした方も、予定通りタイに来る方もいらっしゃると思います。安全に気を付けながらタイ旅行をしたい方に、9月・10月のタイ・バンコクをご紹介します。9月は、1年で最も降雨量の多い“ザ・雨季”の月。今年は干ばつがひどく雨が非常に少ないのが特徴です。そして、10月は雨季が終わる月。年末に向けて祝祭日やイベントが多くなっていく時期でもあります。それでは、さっそく9月・10月のバンコクを見ていきましょう！

2015年9月・10月のタイの祝祭日

▼9月は祝祭日なし
9月27日（日）中秋節
休日ではありませんが、華僑の多いタイで街中が賑わうお祭り「中秋節」があります。毎年旧暦の8月15日、満月の日に行われますが、今年は9月27日（日）です。8月後半頃から、スーパーに月餅が並んだり中秋節に向けた準備が行われます。

▼10月
10月13日（火）～21日（水）菜食週間（ベジタリアン・フェスティバル）
休日ではありませんが、「齋（ジェー）」と呼ばれる恒例の菜食週間です。毎年旧暦9月1日から9日までの期間は菜食週間で、中華系タイ人をはじめ多くの人々が期間中、肉や魚を食べない菜食生活を送ります。バンコクでは、ヤワラート（中華街）を中心に街中でも黄色い「齋（ジェー）」の旗を掲げ菜食を提供するレストランやお店が多くあります。そして極め付けなのが、プーケットで行われるベジタリアン・フェスティバル。「くし刺し族の大行進」という、口に串 やその他の金属などを刺した血まみれの人達が大行進する、何とも痛そうなイベントが行われます。島をあげてのベジタリアン・フェスティバル、ぜひチェックしてみてくださいね。

10月23日(金) チュラロコーン大王記念日 （ワン・ピヤマハラート）
1968年に王位に就き、奴隷制を廃止し、中央集権化はじめタイの近代化に多くの功績を残したラーマ5世チュラロンコーン大王の逝去日です。ラーマ5世は、今もタイの人々から愛されており、レストランや商店などには、現在のラーマ9世と並んで写真が飾られている光景がよくみられます。チュラロンコーン大王記念日には、旧国会議事堂前のチュラロンコーン大王騎馬像の前で、大王の生誕日のテーマカラーであるピンク色のバラを捧げるイベントが開催されます。

10月27日(火) 出安居（オークパンサー）
休日ではありませんが、雨季に僧侶がお寺に籠る「雨安居」があける陰暦11月の満月の日です。厳しい修行期間が終わり僧侶の外出が許される日でもあり、暦的に雨季が終わる日でもあります。オーク・パンサーの翌朝は、雨安居のあいだ厳しい戒律を守って過ごした僧侶に食事を寄進する行事が全国的に大規模に行われます。（※仏教関連の日のため、スーパーやレストランでは終日アルコール類が提供されない場所が多いので要注意です）。

9月・10月のタイの天気予報

1年で最も雨量の多い9月、そして雨季が終わるのが10月です。「雨季明け」に向けて、徐々に雨の降る回数も減っていくので、10月から年末にかけて、過ごしやすいバンコクが戻って来ます。タイ旅行のベストシーズンも間もなくです。といっても、今年の雨季は、雨が少ない！例年だとほぼ毎日スコールが降り注ぐのですが、今年は週に１回降るかどうかという感じです。9月分の天気予報をご紹介します。
【バンコ ク（タイ中部）】
最高気温： 32 - 34℃　
最低気温： 24 - 26℃
平均湿度： 85 - 90%
平均降水量：210 - 260 mm
降水日数： 18 -21日

【タイ北部（チェンマイなど）】
最高気温： 32 - 34℃
最低気温： 23 - 25℃
平均湿度： 80 - 85 %
平均降水量：170 - 220mm
降水日数： 17 - 20日

【タイ東北部】
最高気温： 31 - 33℃　
最低気温： 24 - 26℃
平均湿度： 80 - 85 %
平均降水量：200 - 250mm
降水日数： 16 - 19日

【タイ東部（チョンブリなど）】
最高気温： 31 - 33℃
最低気温： 24 - 26℃
平均湿度： 85 - 90 %
平均降水量：280 - 350mm
降水日数： 18 - 21日

【タイ南部、東海岸】
最高気温： 32 - 34℃　
最低気温： 24 - 26℃
平均湿度： 80 - 85%
平均降水量： 110 - 150 mm
降水日数： 15 - 18日

【南部、西海岸（プーケットなど）】
最高気温： 31 - 33℃　
最低気温： 23 - 25℃
平均湿度： 85 - 90%
平均降水量： 300 - 400 mm
降水日数： 20 - 23日

9月・10月の旅行の際の注意点

8月中旬に起きた爆発事件の余波がまだ残っているバンコク。楽しい旅行をするためにも、常に安全情報を確認するようにしましょう。爆発事件の背景や犯行の狙いはまだ分かっていませんが、人が多く集まるような場所は出来るだけ避けるのが賢明です。何か起きても、その現場に面白半分で近づくのは危険を伴う可能性もあるので、やめましょう。それでは、安全に関する情報が入手できるサイトや方法をいくつかご紹介します。

①在タイ日本大使館
安全に関する注意・勧告を出しているので、確実な情報が手に入ります。何か心配なことがあれば連絡してみましょう。
02-207-8500、02-697-3000

②日本語総合情報サイトnewsclip.be
タイのローカルなニュースをはじめ、日本語で情報を提供しています。日本の大手メディアがニュースにしないような小さいことも扱っているので、情報収集に使えます。

③バンコク・ポスト
タイの英字新聞のホームページやTwitterでもニュース速報を確認することが出来ます。全て英語ですが、①と②の方法よりも情報が上がるのが早いので速報を知りたい時に使えます。また、タイでSIMカードを入手して携帯電話を利用する旅行者の方には、ニュース速報をSMSで配信してくれるサービスもあります。デモ騒ぎの時は、どこでデモをしているのか、どこで衝突が起きているのか速報してくれたのでとっても役に立ちました。

いかがでしたか？安全に気を付けて遊べば、楽しめるタイ・バンコク。早く状況が落ち着いて、楽しいイベント情報やオススメ・スポットをご紹介できますように。皆さんも、気を付けるところは冷静に気を付けて、安全にタイ旅行を楽しんで下さいね！以上、バンコクナビでした。