キンナリー タイレストラン&バー

Kinnaree Thai Restaurant & Barกินรี ร้านอาหารไทย & บาร์

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BTSナナ駅から徒歩5分、伝説のキンナリーを“感じる”タイレストラン。第六感まで使って時間と空間を味わって下さい。

サワッディーカー!バンコクナビです。
バンコク中に存在するタイレストラン。タイでは、屋台とレストランの差は歴然としています。せっかくレストランでお食事するならぜひお洒落して出かけたいものですが、“スタイリッシュ”さを謳う、テンションの高いお店はもう飽きた!そんなあなたに、ナビが今回おすすめするのが、スクンビット・ナナエリアにあるタイ料理レストラン&バー『キンナリー』です。伝統と居心地のよさを追求したら新しい形になってしまった、という、フランス逆輸入オープンのこのお店にあふれるタイの真髄をご堪能あれ。
● 場所はスクンビット
『キンナリー』は、スクンビットのナナエリアにあります。BTSナナ駅4番出口を出て、Uターンしてすぐのところにあるスクンビット通り8番路地に入って下さい。路地の入り口には『キンナリー』の看板があります。路地の中を150メートルほど歩くと、左手に『キンナリー』の門が見えてくるので、車寄せを通って中に入って下さい。
● 『空気もおいしい』レストラン
オーナーは、もともとフランスでタイ料理店をオープンさせたタイ人女性。内装から食器、食事中に見える窓の外の景色にいたるまで、食事の時間・空間をトータルで捉えるスタイルがフランスで好評を得、6か月前、満を持して逆輸入の形でここバンコクにもお店を構えるにいたりました。お店の雰囲気にも料理の味にもこだわる、辛口パリジェンヌの眼と舌をうならせてきた実力、とくと見せていただきましょう。
『キンナリー』は、1軒屋プラスまず前庭の造り。まず敷地に入って印象的なのが、その緑の多さ。車がひっきりなしに行き交うスクンビット通りから150メートル路地に入っただけとは思えません。『空気もおいしい』スクンビット界隈のレストラン、これはかなりレアです。

第6感でキンナリーを“感じる”空間

座席は、店内に60席、テラス席が80席の計140席。
お店の名前『キンナリー』とは、タイの古典に出てくる、腰から上が人間、腰から下は鳥という伝説の生き物。タイの伝統を現す呼び名であると同時に、『食べる=キン』という日常的によく使うタイ語を含んでいます。それが、クラッシックな空間を演出しながらも、あくまでも料理が基本であるというお店のコンセプトにぴったりだということで、命名されることとなりました。
蓮の葉や花がそこここにあしらわれた店内は、まさに天国にいるような夢心地な気分にさせてくれます。特に、蓮の形をしたお皿は、フランスでもタイでも『買い取りたい』というお客さんが後を絶たないのだとか。
店内をぐるりと見渡したナビ、ある重要なことに気がつきました。そう、主役のはずのキンナリーがいないのです…。お店の中にも外にもキンナリーの絵や彫刻は置かれていません。そう、それこそが『キンナリー』が『キンナリー』であるゆえん。
はいキンナリーのおなりーと、どーんとキンナリーの像が置いてあるのではなく、キンナリーの居場所を造ることによって『その存在を感じてください』とは、何とも粋なはからい。そして実は、キンナリーの“しっぽ”がシンボルマークとして玄関に飾られています。またお店のあるところでこの“しっぽ”を見ることができるのですが、どこにいるのかは後のお楽しみ。
“5感を使って”味わう、とは、料理の素晴らしさの比喩としてよく使われる言葉ですが、ここ『キンナリー』では、第6感までフル活用して、見えないものの存在をも感じることができるのです。

● お手洗い
お手洗いの入り口にも中にも、生花がふんだんに生けられていて、なんだかキンナリーの通り道を彷彿とさせます。手を洗っている時に、鏡にふっとキンナリーの姿が映ったりしてもおかしくはありません。
● 緑のバー
『キンナリー』の前庭には、独立したバーの小屋があります。また来年の1月には、お店の2階にバーがオープンし、バー・スペースがより充実することとなります。カクテルは175バーツ~、ココナッツやライチを使ったノンアルコールカクテルは135バーツ。

メニュー紹介

『キンナリー』のメニューはどれも、伝統的なタイ料理に一ひねり加えたもの。しかしそれは盛り付けであったりソースの隠し味であったり、決して奇をてらったものではありません。化学調味料を一切使用していない旨をメニューに明記してあるのも、プライドの表れです。
チキンのカシューナッツ炒めやソムタムなど王道のタイ料理メニューが4種プラスライスのランチセット(デザートのフルーツ付き:280バーツ)もおすすめ。

◎ ライフ・オブ・キンナリー
キンナリーの名前が入ったこのカクテル、ウォッカベースに、ラムやパイナップルジュースが入ってトロピカルムード満点、爽やかな甘さを、さらにライムでぎゅっと引き締めています。バナナやチェリーやパンダンリーフの葉でつくった鳥も愛嬌抜群。そしてこのカクテルで注目すべきは、添えられた長――――いストロー!1メートルはあるかと思われます。これは、自分が飲んだらすぐに友達にもすすめられるというユーモアあふれるストロー、フランス製です。それにしても長いなぁ。思わずストローの彼方を見やるナビ。これなら天まで届いてキンナリーも飲めそうですね。この超ロングストローが付いてくるのはライフ・オブ・キンナリーのみなので、試してみたい人はぜひ注文してください。

◎ ゴールデンキンナリー 160バーツ
次に運ばれてきたのは、オードブルの盛り合わせ。パイナップルの牛肉巻き、エビの春巻き包み、トートマンプラー(タイ風さつま揚げ)、サテ(チキンの串焼き)に、それぞれ専用のたれを付けていただきます。パイナップルの甘酸っぱさとハーブの入った辛めのソースが良く合うこと!それにからまるお肉のやわらかさは言うまでもありません。エビやさつま揚げなど、揚げものにはプラムやハニーで甘みととろみをつけたソース。サテと呼ばれるチキンには、香ばしいピーナッツだれが相性抜群です。
添えられたバナナの花のサラダもさっぱりしゃきしゃき、コクのあるピーナッツソースの香ばしさがきいていました。

◎ ゲン・ガリー・グン 350バーツ
鮮やかなイエローカレーの上で優雅に鎮座するエビ。中央に添えられた白きくらげは、思ったより固くなく、スプーンがすっとはいります。イエローカレーがきくらげのギザギザに余すところなく入り込み、海老の濃厚な風味を引き立てています。後味はきくらげの淡白さがちょうどよく生きてさっぱり。いくらでも食べられそうです。
さて、海老だけではなく、運ばれてきたお皿のトップに注目してください。そう、他でもないお皿の上で、キンナリーのしっぽを垣間見ることができるのです。

◎ ラープ・ペット 220バーツ
ラープとは、豚肉や鶏肉をチリや香草で和えた、タイ東北部の代表的料理。アヒルの肉を使っているのが『キンナリー』オリジナル。固くなりがちなアヒル肉の歯ごたえだけをうまく引き出していて、噛めば噛むほど味に深みが出てきます。スティック野菜の付け合せに、パパイヤサラダのソムタム、カオニャオ(もち米)が付いています。

◎ ロータス・キンナリー 580バーツ
ラム肉のカレー、海老のパンダンリーフ包み揚げ、ローストダックのタマリンドソース、なまずのフライのチリペッパーソースが一同に会した、ゴージャスな1品。とろとろになる1歩手前までやわらかく煮込まれたラムは絶品。パンダンリーフの葉をほどいたときに立ちのぼる香りに胃も心も幸せを感じます。どんなグルメをもうならせることができる、『キンナリー』渾身の1品だと感じました。

◎ パッタイ・キンナリー 140バーツ
タイ風焼きそば、パッタイです。竹のようなお皿に入って出てきました。レストランの上品なパッタイは具が細かく切られすぎていることが多いのですが、『キンナリー』のパッタイは、豆腐がごろごろ、海老もぷりぷり、もやしはしゃきしゃき、そして麺はもちもちという、パッタイの醍醐味である食感の違いを楽しむことができます。味も甘すぎずOK。

◎ プラガポーン・ヌン・マナーオ 380バーツ
白身魚のライム蒸しです。片身をレモングラスを芯に立体的に丸めたり、刻んだ唐辛子を魚の目に見立てて載せたり、遊び心あふれる盛り付けです。身を丸めたりしても崩れないのは、身が引き締まっていて鮮度が良い証拠。口の中に入れてはじめて、爽やかなライムの風味と相まりながらほろりとくずれます。

◎ グン・ホーム・サバイ 140バーツ
海老のすり身とハーブを春巻きの皮ではさんで揚げた料理。甘酸っぱいプラムソースをつけて食べます。こんがりと揚がった皮にえびの旨みが120パーセント閉じ込められています。

◎ トートマングン 140バーツ
えびのすり身にパン粉をつけて揚げた、タイの有名料理。さくさくの衣の次に歯に当たる、ふわふわの海老のすり身の風味。一口噛めば、海老と一緒に混ぜたコーンの香ばしさがふっと鼻に抜けます。こちらもプラムソースで。

いかがでしたか?
伝説の生き物“キンナリー”の不在によってその存在をアピールするという、情緒あふれるレストラン『キンナリー』。見えないところに“美”を見出すという感覚、余韻や余白を味わう繊細な美意識は、日本人のものと共通するところがあるなぁと深く頷きながら『キンナリー』を後にするナビでした。

記事登録日:2006-10-26

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-26

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