タイのホテル辞典『チェックイン/チェックアウト』

チェックインで終わりじゃない!ホテル生活を快適に満喫するための壺をナビが伝授いたします!

サワッディーカー!バンコクナビです。
ホテルの良し悪しは旅を大きく左右するもの。それは皆さんもご存知の通りですが、希望通りのホテルがとれてほっと一安心…、その時点で完了したと思うべからず!
今回バンコクナビがご紹介したいのがその先。ホテル滞在中の過ごし方によっては、まだまだ良くも悪くもなる余地が残されています。ほんのちょっとのことで満喫できたり、不満が残ったり。ホテル滞在を快適なものにするかどうかはみなさん次第、そこで、よりよいホテルライフをエンジョイするための極意をナビが伝授します!

1.チェックイン

ホテルに到着して1番にすることはチェックイン。チェックインの際には、クレジットカードまたは現金でのデポジット(預かり金)を請求される場合があります。

現金払いの際の注意点
現金の場合、必ず『預かり証』を発行してもらいましょう。これがないとチェックアウトの際返金して貰えない場合があります。仮に所定の様式が無いなどと言う場合でも、メモに日付、金額、英語で「Deposit」と書いてもらい、必ずサインをしてもらいましょう。

クレジットカード払いの際の注意点
デポジット分のにはサインする必要はありません。チェックアウトの際に忘れずに返してもらうか、目の前で破棄するかしてもらいましょう。その際、スキミングに会わないために目の前で処理をしてもらいましょう。

名刺を取っておきましょう
フロントにはホテルカードという名刺のようなものが必ずあります。これを2~3枚ゲットしておけば外出時、帰り道が判らなくてもタクシーに提示すればまず大丈夫。無事にホテルに帰って来れます。

予約者以外はNG
予約者以外の方がお部屋に入るのはご法度です。仮に親戚、友人でもフロントまでにしておくか、必ずフロントに申告しましょう。予約者以外が部屋に入室した場合、追加料金を請求される場合があります。たとえダブルを予約してあっても予約時にフルネームの申請が無い場合、認められない場合もあります。

ツアー
ツアーを申し込んだのに迎えが来ない!なんて場合、お部屋を予約した人の名前でツアーも申し込んでありますか?フロントにチェックできるのは宿泊者全員ではなく、申し込んだ人の名前だけの場合もあります。ツアー等申し込む場合は、必ずホテルのお部屋の予約者の名前で申し込みましょう。

2.お部屋のチェック

チェックインが完了し、いざお部屋へ。早速カバンを開けて行動開始!の前にまずお部屋をチェック!
チェック1:お風呂場の水道の水量。十分な水量はありますか?

チェック1:お風呂場の水道の水量。十分な水量はありますか?

チェック2:お湯の温度。満足できる温度のお湯は出ますか?

チェック2:お湯の温度。満足できる温度のお湯は出ますか?

チェック3:トイレの排水。用を足した後、流れないようでは困ります。

チェック3:トイレの排水。用を足した後、流れないようでは困ります。

チェック4:効きますか?エアコンが効きすぎていませんか?

チェック4:効きますか?エアコンが効きすぎていませんか?

チェック5:清掃具合。お部屋はキレイにお掃除されていますか?シーツやタオルも交換されていますか?

チェック5:清掃具合。お部屋はキレイにお掃除されていますか?シーツやタオルも交換されていますか?

チェック6:備品、アメニティは揃っていますか?事前に調べた内容通りのものが揃っていますか?

チェック6:備品、アメニティは揃っていますか?事前に調べた内容通りのものが揃っていますか?

チェック7:窓の外の風景はどうですか?

チェック7:窓の外の風景はどうですか?

チェック8:騒音。表の音だけでなく、近くのお部屋の人は静かですか?

チェック8:騒音。表の音だけでなく、近くのお部屋の人は静かですか?

チェック9:予約したグレードの部屋が用意されていますか?仮にダブルを予約、予約時はオン・リクエストで実際にはツインしか用意できなかった場合でも交渉次第ではツインを繋げてダブルにしてもらうこともあり得ます。

チェック9:予約したグレードの部屋が用意されていますか?仮にダブルを予約、予約時はオン・リクエストで実際にはツインしか用意できなかった場合でも交渉次第ではツインを繋げてダブルにしてもらうこともあり得ます。

3.フロントと交渉

問題がある場合、お部屋の掃除が行き届いてない場合などはすぐにフロントへ。「違うお部屋はありますか?」と聞いてみましょう。空室状況によっては他の部屋を見せてもらい、同じグレード内で部屋を変更することも可能です。ただし短期は損気、こちらが上手に接すれば、思わぬサービスをしてくれる半面、気分を損ねると何を頼んでも「出来ません」の1点張りになることもあり。とにかく不満や疑問があれば臆せずにフロントへコール!

4.チップ

お部屋まで荷物を運んでもらったり、何か依頼をしてサービスをしてもらったりしたら、スタッフにほんの少しの心づけを渡しましょう。10~20バーツが基本です。外出の際には、枕もとにメイドさんへのチップを置いていきましょう。金額はお部屋があまり汚れていないような状態なら小銭でOK、逆に思いっきり汚してしまった場合などは50~100バーツと奮発するのも良いでしょう。某有名ホテルに泊まった日本人客がチップと共に折り鶴を置いて大変喜ばれた、という話も聞いたことがありますのでご参考までに。要はお掃除をしてくれる人への感謝の気持ちなのです。が、ここで注意!「昨日チップを忘れたから今日は2日分置いておこう」なんていうのは無用です。必ずしも毎日同じ人が掃除しているとは限りません。

5.セーフティBOX(金庫)

ホテル又はお部屋のグレードによってはお部屋に金庫がついています。パスポート、航空券、その日使わない現金などを入れておくためのものですが、使用方法は機種によって違います。たいていは説明書が付いていますので、良く読んで、最初は何も入れないで ロック-オープンしてみてください。閉めた後、ちゃんと閉まっているかどうかの確認も忘れずに。使用方法が判らない場合はフロントへ。目の前で実演してもらうのが一番簡単ですね。

6.水の有料・無料

意外と見落としがちなのが、有料・無料の見分け方。冷蔵庫の中で冷やされているのは十中八九有料のお水、無料の水は大抵お部屋にそのまま置かれています。無料の水を冷蔵庫で冷やしておくのはナイステクニックですが、フタを開けるときにくれぐれも間違えぬように。
また、無料とされている水でも、室外に持ち出した途端に料金が発生してしまうケースもあるので、お部屋で飲むようにしましょう。
常温の無料のお水

常温の無料のお水

冷蔵庫の中の有料のお水

冷蔵庫の中の有料のお水

7.氷

一杯飲みたい時や急な発熱など、氷を必要とする時は結構あります。そんな時はルームサービスかフロントまでリクエストしてください。ただし有料の場合もありますので、確認を忘れずに。

8.オン・リクエスト

無料、有料で借りられるものが沢山あります。ドライヤーや変圧器や歯ブラシは勿論、傘やアイロンなどのあるホテルもあります。また、バスローブやスリッパもリクエストしないといけないところもあります。大切なのはまずは聞いてみること。その際「フリーチャージ?」と、無料か有料か確認してからリクエストしましょう。無料だと思っていたらチェックアウトの際料金を請求された!なんてことの無いように。借りたものは丁寧に扱い、責任を持って返しましょう。

9.フィットネスとプール

ほとんどのホテルにはプールやフィットネスがあります。飛行機に何時間も座っての移動で固まってしまった体をほぐすには運動するのも良い方法です。また、朝から暑いバンコクの街を歩き回った後に入るプールは格別。ですが、ここで注意!日本のような水質検査をしているホテルはあまりありません。自前のゴーグルを使用するか、またはシャワーの流水で体や目もよく洗いましょう。殺菌効果のある目薬を持参するのも良いでしょうね。プールに入る時、お部屋のバスタオルを使うのは要注意です。プールで使ってそのまま置きっぱなしにして、後でタオル代を請求されることもありえます。プールではプール専用のタオルを使いましょう。

10.朝食

たいていのホテルやサービスアパートの場合、朝食は朝6時から10時前後までが多いようです。ですが観光で朝5時半出発、「え~、朝ごはんが食べられない!」なんていう場合、アーリーブレックファストもしくはランチボックスをリクエストしてみましょう。これにも無料、有料がありますので確認を忘れずに。

11.チェックアウト

楽しかったタイ旅行も今日で終わり。いよいよ帰国です。まずはパッキング、忘れ物の無いよう、最終確認も忘れずに。最後にチェックアウトの際の注意点。

注意1.
精算の際は、料金確認を忘れずに。使ってもいない電話、飲んでもいないミニバー、騙すつもりではなくても間違いが多いのがタイの特徴です。使用した覚えの無い請求がある場合、「何の料金ですか?」とはっきり聞きましょう。

注意2.
タイのホテルの場合、チェックアウトを申し入れるとスタッフがお部屋の確認に行く場合があります。そのため待たされることもあり。従ってチェックアウトには10分程度の余裕をみておきましょう。

注意3.
チェックアウトはしたものの、フライトまではまだまだ時間がある場合、大きな荷物は出発まで預かってもらえます。キチンと鍵が掛かっているのを確認して出発のおおまかな時間を言っておきましょう。勿論荷物札を受け取るのも忘れずに。

12.忘れ物

ホテルに忘れものしちゃった~、どうしよう!? まずはホテルを予約した代理店に連絡を入れてみてください。ただし見つかる確立は希少でしょう。見つかった場合でも日本への郵送料などを考えると、「買った方が安かった」なんてこともありえますので送付を希望するのは本当に大切なものの場合だけにしたほうが賢明です。

いかがでしたか?ホテルライフを快適なものにするための、バンコクナビから12のご提案。肝心なのは、「自分は支払ったお金に見合ったサービスを受ける権利のある客である」という意識を持つこと。「しょうがないか~」というあきらめや、「面倒くさい」という妥協は、旅を有意義なものにはしません。不満はその場でスタッフに伝え、気持ちのよいサービスには笑顔でお礼を、不備には正当なクレームを!の精神で、ホテルライフを100パーセント楽しんでください!
以上、バンコクナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-08-16

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