【速報】連続爆弾事件後のバンコク

12月31日夕刻から元旦未明にかけて起こった連続爆弾事件。その詳細とその後のバンコクの様子を写真でお伝えします。

サワディーピーマイカー!バンコクナビです。
本来ですと、2007年最初の記事はバンコク市内各地の年末カウントダウンの様子をお伝えする予定でしたが、この話題からお伝えしなければならなくなったことは、非常に残念でなりません。
2006年12月31日夕刻から、2007年元日未明にかけてバンコク8ヶ所で連続爆弾事件が起こりました。去年9月に軍事クーデターが起こり政情不安が心配されていましたが、その後はほとんど影響を受けることなく落ち着きを取り戻していただけに、重ね重ねも残念です。犯人・組織が特定できたとの報道はまだされておりませんが、様々な憶測が飛び交っている状況です。
現在各報道機関、及び在タイ日本大使館からの連続爆弾事件に関する詳細は以下の通りです。

12月31日(日)夕刻~

○戦勝記念塔近くのバス停付近に置かれたゴミ箱が爆発。
○クロントゥーイの市場内のゴミ箱が爆発。
○スクンビット62番路地近くの派出所付近が爆発。
○サパーンクワーイ交差点の派出所付近が爆発。
○シーコンスクエアー内の駐車場で爆発物が発見されるが不発。
○ノンタブリー県内にある派出所付近から爆発。

1月1日(月)未明

○ゲイソンプラザ付近にある電話ボックスから爆発
○プラトゥナーム交差点付近にあるレストランで爆発
これら一連の連続爆弾事件により、負傷者30名以上死亡者3名との報道がなされています。

1月2日(火)朝のバンコクの様子
連続爆弾事件後、現在のところ平穏を取り戻したかのように見えるバンコク市内。本日1月2日のバンコク市内の様子をご紹介します。

◆戦勝記念塔付近

爆弾事件の現場でもある戦勝記念塔付近です。学校・職場とも正月休みが多いので人通りは普段より多くありませんが、交通量はかなりあります。また、バス待ちの人ごみが見られた他、屋台も通常通りオープンしています。事件現場のバス停付近では爆発によると思われる被害跡もありました。

◆サイアム付近

サイアム付近は正月休みの影響で自動車量は多くありません。サイアムパラゴンデパートは通常通り営業しており、オープン待ちの人々がいました。また、サイアムスクエアーも普段通りの様子で観光客の姿が見られました。

◆チットロム付近

セントラルワールドプラザ・伊勢丹・ゲイソン・アマリンなどのデパートが密集しているこの辺りも爆弾被害にあったエリアのひとつ。ゲイソンデパート前の公衆電話は爆発時の生々しい様子が残っていました。
しかし、特に交通が規制されていることもなく屋台も通常営業です。またすぐ側のエラワン祠ではお参りの人々で賑わっていました。

◆プラトゥナーム付近

プラトゥナーム交差点近くの運河沿いにあるレストランも今回の被害場所のひとつです。
運河ボートは通常運航されており、利用客は多数います。

◆シーロム・スラウォン通り付近

ナビオフィス近くのシーロム通りです。シーロムエリアはオフィス街ですので、今日の交通量はあまり多くありません。スーパー、デパート等は通常営業です。オフィス前のカフェでは、コーヒーブレイクを楽しむ観光客の姿が見られました。

◆交通機関

1月2日12時現在、運行を停止している交通機関はありません。BTS・地下鉄・バス・空港とも平常通りです。

いかがだったでしょうか。
タイ政府からは国民に向けて、特に用事がない人以外は外出を控えるように注意は出ていますが、現在のところ戒厳令・外出禁止令・交通規制等の発表はされておりません。バンコク市内では、ごみ箱の撤去や主要場所の警備体制の強化などの対策がとられているようです。
昨日爆弾事件があったとは思えないほど、観光客の姿も多く見られ落ち着いた様子ですが、残念ながら未だ100%安全とは言い切れない状況のようです。年が明けてイベント等が開催されることもあるかもしれませんが、バンコク観光中は人が多く集まるイベント・集会等には近づかない、夜間の不必要な外出を控える等、各個人の慎重な判断も必要です。
以上バンコクナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-01-02

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